東京国立博物館 常設展(絵画)
第二室 国宝 普賢菩薩像 2007/7/3から7/29
院政期の仏画の到達点。ゆっくりと眺めると白像の頭上に三人の小さな人物が乗っています。誰なのでしょうか?こんなことに気がつくことができるのもやはり国宝室のありがたみ。画像を拡大すれば見えると思いますが、実物を見るには博物館へ。
第三室 仏教美術、宮廷の美術、禅と水墨画 2007/7/3から8/5
千手観音二十八部衆像 1幅 鎌倉時代・13世紀 広田松繁氏寄贈 A-11755; 壷中居の創業者の広田松繁氏は、殆どの所蔵品を東京国立博物館に寄贈した。その広田松繁氏が自分の最期に仏前を飾るためにと手元においた仏画。広田松繁氏の死後に寄贈された。金色の千手観音と二十八部衆像を描いた画面が賑やか。
地蔵菩薩像 1幅 鎌倉時代・14世紀 A-4
九相詩絵巻 1巻 鎌倉時代・13世紀 個人蔵;リアリズム。びっくり。
山王霊験記絵巻断簡 1幅 伝六角寂済筆 室町時代・15世紀 A-33
山王霊験記絵巻断簡 1幅 伝六角寂済筆 室町時代・15世紀 A-242;日枝山王神社の 霊験譚。
重文 一休和尚像 1幅 没倫紹等賛 室町時代・15世紀 岡崎正也氏寄贈 A-10137 ;画像;「一休宗純(1394-1481)の肖像画である。多くの一休像の中で,最も生なましい印象を与える作品であり,日本の肖像画中,屈指の出来映えを誇る。画面上方の一休自作の賛を書いたのは弟子の墨斎。」はじめて拝見しました。すごい肖像画です。
重美 鷹山水図屏風 6曲1双 雪村周継筆 室町時代・16世紀 松永安左エ門氏寄贈 A-10572;
第7室 屏風と襖絵 ―安土桃山・江戸 2007/6/5から7/16
雨宿り図屏風 6曲1隻 英一蝶筆 江戸時代・18世紀 A-11719; 驟雨に遭って、大きな屋敷の門に雨宿りする人々を描く。みな門の下に身を寄せ合っているさま、中には子供が門にぶら下がっていたり。英一蝶が筆が冴える。サントリー美術館が所蔵している高嵩谷のオリジナル。サントリー美術館ではあまりジックリと拝見しなかったが、サントリー美術館の解説によると「高嵩谷(1730~1804)は、英一蝶の門人左脇嵩之に学び、一蝶の孫弟子に当る。本図は一蝶の「雨宿図屏風」に倣ったものであるが、一蝶の軽妙な画風に対し謹直で重厚な仕上がりとなっている。」
重文 南蛮人渡来図屏風 6曲1双 筆者不詳 安土桃山時代・16世紀 個人蔵;
第8室 書画の展開 ―安土桃山・江戸 2007/6/5から7/16
重文 伝名和長年像 1幅 長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀 A-10472 ;画像;長谷川等伯ととは。絹本着色だと色彩が鮮やかに残るようです。
新緑杜鵑図 1幅 与謝蕪村筆 江戸時代・18世紀 神奈川・平木浮世絵財団蔵
彦山真景図 1幅 谷文晁筆 江戸時代・文化12年(1815) A-210;大分と福岡にまたがる修験道の霊山として名高い英彦山(ひこさん)を描く。
伊勢物語絵巻 巻第一 1巻 絵・住吉如慶筆 詞・愛宕通福筆 江戸時代・17世紀 A-12341 6巻のうち;最後は第六段 芥川
第10室 浮世絵 2007/7/3から7/29
漆絵が二点。
三幅対右奥村一流むすめ風 1枚 奥村政信筆 江戸時代・18世紀 A-10569-887 細判 漆絵
盆燈篭下の髪梳き美人 1枚 奥村利信筆 江戸時代・18世紀 A-10569-923 細判 漆絵
春信が4点。
重美 見立竹林七賢 1枚 鈴木春信筆 江戸時代・18世紀 A-10569-442 横大判 紅摺絵;竹林七賢を竹林七妍(妍を競う)に。「賢人もしゃれの浮世が君の春」。
蛍狩 1枚 鈴木春信筆 江戸時代・18世紀 A-10569-1314 中判 錦絵
笠森お仙と団扇売 1枚 鈴木春信筆 江戸時代・18世紀 A-10569-142 中判 錦絵
海女 1枚 鈴木春信筆 江戸時代・18世紀 A-10569-383 柱絵判 錦絵
重美 書 1枚 歌川豊春筆 江戸時代・18世紀 A-10569-829 大倍判 錦絵
歌麿が4点。
風流花之香遊 1枚 喜多川歌麿筆 江戸時代・18世紀 A-10569-612 大判 錦絵
重美 四季遊花之色香 上 1枚 喜多川歌麿筆 江戸時代・18世紀 A-10569-615 大判 錦絵;男性の絽の着物から女性の顔が透ける。退色が少ない作品。
鮑取り 3枚 喜多川歌麿筆 江戸時代・19世紀 A-10569-576~578 大判 錦絵 3枚続;禁制後の作品ですね。色っぽい。
遊女道中図扇面 1本 喜多川歌麿筆 江戸時代・19世紀 A-52-86
北斎、広重
冨嶽三十六景・山下白雨 1枚 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀 A-11177-3 横大判 錦絵
名所江戸百景・深川萬年橋 1枚 歌川広重筆 江戸時代・安政4年(1857) A-10569-7341 大判 錦絵 119枚のうち
冨嶽三十六景・常州牛堀 1枚 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀 A-11177-5 横大判 錦絵
冨嶽三十六景・遠江山中 1枚 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀 A-11177-6 横大判 錦絵
東海道五拾三次之内・藤沢 1枚 歌川広重筆 江戸時代・19世紀 個人蔵 横大判 錦絵 55枚のうち
東海道五拾三次之内・平塚 1枚 歌川広重筆 江戸時代・19世紀 個人蔵 横大判 錦絵 55枚のうち
特別2室 特集陳列「平成18年度新収品」
相州名勝図帖 谷文晁筆 江戸時代・寛政9年(1797) A-12360
般若心経 1巻 亮運筆 江戸時代・明和5年(1768) 眞鍋孝志氏寄贈 B-3324;見返しに墨で描かれた鳥の細密な筆使い。
源氏物語絵巻 1巻 住吉具慶筆 江戸時代・17~18世紀 千野浩一氏寄贈 A-12358
第18室 2007/6/12から2007/7/21(?)
無我 1幅 横山大観筆 明治30年(1897) A-166; 面白い斑点の服装です。
住吉詣 1幅 小林古径筆 大正2年(1913) A-10545;ブルーと赤の対比が美しい。
紙すき場 1幅 速水御舟筆 大正3年(1914) A-10529;カラフルな紙すき場
鵜 6曲1双 下村観山筆 明治45年(1912) A-10514;菱田春草の死の翌年の追悼展に出品。観山の哀悼の辞。
第二室 国宝 普賢菩薩像 2007/7/3から7/29
院政期の仏画の到達点。ゆっくりと眺めると白像の頭上に三人の小さな人物が乗っています。誰なのでしょうか?こんなことに気がつくことができるのもやはり国宝室のありがたみ。画像を拡大すれば見えると思いますが、実物を見るには博物館へ。
第三室 仏教美術、宮廷の美術、禅と水墨画 2007/7/3から8/5
第7室 屏風と襖絵 ―安土桃山・江戸 2007/6/5から7/16
第8室 書画の展開 ―安土桃山・江戸 2007/6/5から7/16
第10室 浮世絵 2007/7/3から7/29
漆絵が二点。
春信が4点。
歌麿が4点。
北斎、広重
特別2室 特集陳列「平成18年度新収品」
第18室 2007/6/12から2007/7/21(?)