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なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

以心伝心

2010-08-30 00:01:34 | Weblog
 言葉にしなくても、その場の状況と表情から何を考えているのか手に取るように分かる時も有るものです。
 長年連れ添った女房殿などは、黙っていても新聞とかお茶、あるいは季節のお菓子などが出てくるとかするらしい・・・「らしい」と言う事で我が家の事ではありません。
 家の場合は「必要ならちゃんと口で言って下さい」で一方的にケリ。
  但し言葉にして言ったとして、それが妥当かどうかの審査を経て決定する筈ですから、最悪の進行を考えたら『自分でやった方が無難』だし『あてにしない方が宜しい』ようです。

 さて今日は女房殿が妹と二人で他県に住む母のところに遊びに行きまして・・・日帰りで往復できる距離ですのでいつもは娘たちが交代で遊びに行っているのですが、今日は二人一緒。
 日帰りですから、夕飯は女房殿が戻ってから作ってくれるとして、昼ご飯が問題。
  息子に向かって「どうする、弁当でも買ってくる?」と、話しかけたところ、愚息はチラッと私を見て『ニヤ』・・・これが返事・・・と言う事は概ね答えが分かってしまった。

 普段特に仲が良いとも言えない父子だと思うが、こういう時は「以心伝心」なのです。
  先ず、女房殿(息子にとって母親)の前で言葉で返事をしなかったのは、、、、彼の意図は先ずは自炊あるいは経済的・お安くて便利なお弁当ではない事を物語っている。
 何かと「もったいない」と言われるので、彼の意図はアンチ「もったいない』。
 マアだからと言ってオヤジの財布の事情で、豪華なグルメと言う事でも無いが、、、。
  と言う事は、、、。

 女房殿を駅に送っ帰り道、息子の「昼ご飯だけどな、韓国かインドか?」と話しかけると、「どうして分かった?」と言う返事。
 「あのニヤの答えは明白」と言う事で大笑い。
 どちらにしても安くておいしいBC級のグルメ、一人1000円で楽勝にお釣りが来る。
  韓国のおばちゃんがやっている食堂、あるいはインド人のカレー+ナン。
   共通点は安くて、上手くて、辛い。
 そして爆発的な人気ではないから店が大混雑はしないけれど、確実にファンがいる。
  どちらの店でも私たち親子はお馴染みさんになっているが、だいぶ久し振り。
 結局インドに決定。
  息子はダル(豆)カレー、私はいつもはマトンだが今日はキーマ。
   カレーも美味しいが何と言ってもナンが美味しい。
 セットのランチメニューでお腹いっぱい。
  ナンは食べ残しても持ち帰り出来るが、カレーは出来ない決まりなので、「お腹一臂」と言いながら完食・・・貧乏性なんですネ。

 御蔭で夕飯は半分も食べられず、自分では気がつかなかったけれど、胃も確実に老化している事を自覚しました。
 「美味しいものを少しだけ戴く」・・・年相応に賢いような上品な嗜みのような・・・しかしチト寂しい。
 何と言っても子供時代。昭和20年代の世の中は「ともかくお腹いっぱい食べる事」だったですよネ。