なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

白番善戦及ばず

2010-09-30 02:12:39 | Weblog
 結果から言うとタイトルの通りなんですが、どうも引っかかるものもある。
  マア、勝負事で負けた時と言うものは、多少なりともそういう感じではあると思う。
 例えば甲子園で負けた時に「精一杯戦っての結果だから、負けて悔いなし」と言う言い方はよく聞きます。
 確かに、結果が出てしまってから、結果をなんとかすることは出来ないわけで、気持ちを切り替えると言う意味では「悔いなし」と言い切って置いて、一つの節目とするのでしょう。
 表現は悪いけれど、それは敗戦処理のテクニックの内かとも思える。
  勿論いつまでも後悔の念を抱くのはどうかとも思うけれど、しかし、悔いのない敗戦と言うものも無いと言えるのか疑問でもある。
 高々私クラスのネット碁の勝敗に関してでも、負ければ悔いは残るものです。
 
 今日の相手は東北地方の方で向こう先でコミ4目半出し、、、私の白番。
  中盤で、やや形勢悪しと感じていたので、コウ含みで目いっぱいに寄せたつもりだが、結果は黒3目半勝ち。
 と言う事は形勢が悪いと感じた時は概ね盤面で10目くらい足りなかったのかもしれません。
 黒氏は形勢良しと見て多少ゆるくして、安全第一で受けたのかも・・・
  もしそうだったら、最後まで打った私が不明だったか。
 つまり、どう頑張っても追いつけないのなら、そこが投げ時?
 いや、そこまで出来たら、そもそも中盤で非勢になっていないだろうな・・・
  ともかく、頑張ったけれど結果に結びつかず、これで9月のトータルは2つ勝ち越し。
 相撲で言えば8勝6敗くらいの感じです。
 これは次がターニングポイントで大事ですネ、9-6となるか8-7となるかでかなり違う。
 敗戦は引きずってはいけないし、そうかと言って敗因を無視できないので、自分なりに微妙なケアが必要でしょうね。

 ところで水曜日の公園
  早朝、カワセミとは3回出会いましたが、朝6時前から9時近くの3時間ですから、多少努力賞気味です。
 述べ5羽を見ましたが、実質は多分3羽来ていたように思います。
  実は初めの2回は飛ぶ所しか見られずシャッターチャンス無し・・・仮にチャレンジしても先ず私の腕とカメラの性能では写りません。
 3回目がビッグチャンスでした。
  池の中の岩に止まった所を写すことが出来まして、その後カワセミは松の茂みの中に入ってしまいました。
 普段なら木の中のカワセミは外からは見えないので撮影出来ないのですが、今日は運がいい事に、カワセミが止まった枝が私の隠れている藪から見える角度でした。
  地面すれすれに姿勢を低くして撮影。
 問題は木の中ですから光の量と、約20メートルの距離。
  私のカメラのズーム能力ではせめて10メートル以内が良いのですが、贅沢は言えません。
 下手な鉄砲なので、ここで約70枚撮影・・・実際はこのうち半分はボツ。

 さて午前中が大戦果でしたので、午後柳の下の2匹目のドジョウ狙いで・・・しかし。
 公園に響くエンジン音。
  これは芝刈りのバギーと手での草刈機の音で、更に刈った草を集める人、トラックで集める作業。
 草を刈った時の匂いは大好きではあるけれど、これはではカワセミは近づかない。
 おまけに大音量の野外音楽堂・・・(音楽は結構だが、なんでジャズにせよロックにせよ大音量なんだ)。
  仕方がないのでカワセミ狙いは中止して記念館の日本庭園に行ってみました。
 そこの池の傍でゴイサギの幼鳥発見。
  夜行性の鳥だけに午後は眠っている。
 羽の間に顔を隠して・・・なんだか和服の袂で顔を隠している感じ、、、私は初めて見ました(ノラ猫が来たら気がつくのだろうな・・・でも相当近くから写真を撮っても動かなかったので、何やら危うい)。
 

山菜ゼリー蕎麦、(一人)大笑いの巻

2010-09-29 00:17:07 | Weblog
 (先ずは前振りが長くて失礼)
 出勤して先ず最初にしなくてはいけない事・・・それは、出勤簿に判を押す事を忘れても(これは後日押せば済む)、弁当の注文を忘れてはいけない。
 仮に予定が変更されて、出掛けることになったら取り消すか、誰かに譲渡すれば済むことです。
 しかし、お昼時間になって注文忘れに気がつくような場合は、少し力が抜ける。
  いや抜けるだけならまだ良いが、注文し忘れているのに、注文済みだと思い込んでいる場合は最悪の事態・・・つまり他人のお弁当を食べてしまうことになる(物忘れの関係で、その危険性大)。
 マア一応は弁当代の弁償で勘弁することになるけれど、そういうミスはまさに穴があったら入りたい心境の筈です。
 ですから、何が無くても先ず弁当の注文。
  ただ私は好き嫌いがあるので(鶏肉に嫌われていて、煮魚及びサバが苦手)、メニューを確認しないと注文できない。
 ここまでが前振り・・・

 今朝のメニューを見るといつも頼むA社の弁当は「マツタケご飯特別メニュー」となっている・・・これは季節柄良いですネ。
 しかし、しかし・・・おかずを見て愕然、どうも唐揚げの他にも鶏の料理がついているらしい。
 尚且つ、特別メニュー=特別価格と言う事で今日は1000円!!。
  事務所の配達お弁当としては、チョット困る。
 私が貧乏でケチなだけかもしれないけれど・・・外食とは違うので、A社はパス。
  A社がダメな時はB社となるが、どういうわけか間の悪い時はあるもので、B社の今日のメニューはメインが鶏の唐揚げ、、、。
 残るはヤヤ高級?のC社か、近所のお蕎麦屋さんに出前を頼むかですが、もう面倒なので近所のコンビニに決定。
 多少栄養のバランスが悪くても一食くらいなら良いでしょうし、注文弁当より多少は高くつきますが、たまには良いでしょう。
 
 そこで昼休みはコンビニにマイチャリで。
  幸い雨も気にならないくらいになっていました。
 さて、コンビニの棚で、いろいろ迷ったけれど、山菜のおそばに決定。
  この時、例によって思い込みがあったのです。
 私は冷たいおそばが好きなので、冬でもたいていは冷たい方だし、年越し蕎麦も冷たい方が良い、、、ので、山菜蕎麦も冷たい蕎麦での山菜蕎麦だと思い込んでいた。
  山菜の他にワカメが添えられていたけれど、自宅で作って食べる時もワカメをつけたりするから何の疑問も無かった、、、それが、、、。
 レジでお金を払う時に店員のお姉さん(本当はオバサン)が「温めますか?」と言うではありませんが、私は冷たい蕎麦だと思い込んでいるので、内心『何を馬鹿な事を』と思いましたね。
 こういうのを『蛇足的、過剰サービス』だと思ったのでした。

 事務所に帰っておそばを食べる段になって、パックを開けて驚いた。
  麺のつゆの袋が無い!
   カップの底を見ると麺つゆがないのではなくて、茶色のゼリーがカップの底にある。
 きっと、温めるとゼリー状のつゆが、液状に変化するに違いない・・・と言う事は、これは初めからホット用のお蕎麦だったのだ。
  だからコンビニのお姉さんは「温めますか?」だったのだ。
  でもそうすると、コンビニで蕎麦を食べてしまわないといけないのではないだろうか?

 ともかく、そこで私はどうしたか?
  麺も、山菜も、ワカメも、更に添付の唐がらも全てゼリー状の麺つゆに混ぜてかき混ぜて、ゼリー山菜蕎麦にして、強引に冷たい麺として食べた。
  これが新しい試みの蕎麦だと思う事にして、、、
 本当はこの段階で、給湯室のレンジでチンしても間にあったでしょうが、冷たい麺として買ったのですから、初志貫徹、強情に冷たい麺として食べた。
 生まれて初めてのゼリー麺。
  何だかばかばかしくて他人には見せられないけれど、一人で内心大笑い。

 味ですか?
  仮に麺をもう一度水洗いすれば、食感はマズマズのような気がします。
 アサツキなどの薬味も合いそうだから、ネギ・ゼリーとかトマトや生野菜をたくさん入れたベジ・ゼリー蕎麦も良いかも。
  もしかしたら来年の夏あたり「ゼリー麺」がヒットするかも。
 それとかコーヒーゼリースパゲッティなども・・・そんなわけ無いか。

一日かかっても

2010-09-28 00:04:17 | Weblog
 今日は職場でカワセミがバッチリ写っている写真を見せて貰いました。
  写した人の近所の公園だとか・・・まあこれが川筋の公園なので何処に来るのかによって写真になるかどうかと言う運が左右するのだとか。
 しかし、カワセミの密度は当地より濃いらしい・・・
  しかもカメラのハード面での差は大きそうだし、技術と言うソフト面でも遅れている事がはっきりして居る。
 では、諦めるか?・・・そういう性格ではない。
  なんとか光線の条件、止まる岩との距離、いろんなポーズを撮影するなどで、なんとかカバーして行きたいと新たなファイトを燃やしています。

 マア、ファイトを燃やしたと言っても、現実にはジッと藪の中で待つ事で達成するしかないので、この辺りは粘りで頑張り、運が良い事を願うのみです。

 さて、日曜日に公園の大きな方の池にカモが2羽来ていましたので、写真をたくさん撮りました。
 この池には鯉、フナ、亀などが居るので餌をやりに来る人がいます。
  この場合野生動物に過度の手を加えないと言う事にはならないでしょうね・・・鯉、鮒、亀ですから。
 但しパンの耳などを細かくして投げると、鯉、鮒は勿論寄ってきますが、カモも食べるのです。
 これは積極的に「ギブミィ」と言うほどでは無いですが、近くに飛んできたパンの耳は食べている。
 程度問題だとは思いますがこれは好い事だとは思いませんが、完全に悪い事だろうか。

 アオサギの場合自分で小魚を捕まえますが、同時に海で釣りをした帰りのオジサンたちが海の魚を投げ与えている。
 多分池の魚を捕まえるより、貰う魚の方が多いでしょうね。
  だから頻繁に池に飛来するのは、かなりオジサンたちをあてにしている様子。
  
 ゴイサギの幼鳥の場合は、池の傍をぬき足差し足でスローモーっションで動いたっり、ジッとストップモーションで魚を待ち、小魚を捕まえている。
 名づけて「コソ泥スタイル」ですが、捕まえる一瞬だけは速い。
  ゴイサギは夜行性と訊きますが幼鳥は早朝も池に来ています。
 但し彼は人見知り?きついらしく、決して人のくれるものをあてにしていないようです。

 ところで写真に撮ったカモ・・・2羽だけですが・・・もう少し寒くなると、別のカモもたくさん来るらしいし、海のカモメもこの池にやって来るのだそうです。
 ノラ猫が多いので心配ですが、池の中に居れば安全と言う事でしょうか。

 話がカモに戻りますが・・・マア、カモには違いない筈。
  嘴のかたちからしてアヒルすいるなので、シギとかカモメの中までは無いでしょう。
 では何カモなのか?
  一口で、大雑把にカモなんですが、カモにもいろいろあるわけで、毎年TVニュースにもなるカルガモいれば中の良い夫婦の象徴のオシドリもいる・・・
 パソコン上にネットの野鳥図鑑とマイピクチャーの写真と並べて見ても・・・はっきりしない。
 この辺が野鳥の先生も先輩もいない哀しさ。
  ともかく並べて比較。
 これが同じ種の中での個体差なのか、あるいは種独自の差なのかがはっきりしないので、この辺りが推測で行くしかない。
 それで推測
  初め一般的に多く居そうなカルガモかと思いましたが、仮にそうだとすると雛が居ない?、それに嘴の先が黄色くない。
 切手の図柄のようなマガモでも無さそう・・・
  どうやらオカヨシガモのような気がするのだが、まだはっきりりしません。
 雌雄で多少羽の感じが違うし、嘴の縁の色が少し違うような気もするし・・・しかし10キロも離れていない谷津干潟には居るカモだからここに来ても不思議はないし。
 しかし一日調べても未だ結論は出ません。
  「先達はあらまほしき・・・」やっぱり基本はどこかでしっかりやらなきゃいけないと言う事で、これは囲碁も同じですネ。

話のネタ2題

2010-09-27 00:02:17 | Weblog
 当地は幸い台風の直撃はなく、当方海上を通過して行く時の雨・風・波の影響が有った程度で済んだようです。
 但し個人的被害有り・・・被害額概ね500円也でした。
  と言うのは、土曜日に循環器クリニックで戴いている薬が無くなるので、診察を受けに行きました。
 雨が大したことがなければ自転車で行くつもりで家を出たのですが、イザ自転車に跨ってみて無理な事が分かりました。
 雨もさることながら風が未だ強い・・・従って土曜日につき午後の診察は無いので午前しか無いので、ウォーキングでクリニックに行くことに変更。
 それでこの時に使用した傘の骨が1本折れかかった・・・これは以前ににわか雨を避けるために購入した安い傘ではあるけれど、それでも重宝に予備傘として使用していたので残念。
 
 台風は土曜日の午前中には影響が小さくなりましたが、風は強めでした。
  そういう事の影響か、土曜日の午後は殆ど鳥に出会う事が出来ませんで、公園・海岸でスズメ1羽、カモメ数羽としか出会えず、シャッターチャンス0.
 尤も、汚れた空気と雲が吹き払われてスカイツリーはよく見えたので、夕暮れの空を背景にし、前にここの突堤の上に並ぶ人影を影絵的に入れて写真を撮りました。
 空気は奇麗になっていましたが、東京湾の南方向はイマイチ視界が悪くて富士山は見えず、海ホタルがかろうじて、、、風の塔人工島は見えず、、、で残念でした。

 さて、土曜日は悪天候だったので、鳥だって腹をすかせて、日曜日には来るだろうと期待して出かけたのですが、これが思惑違いと言うか、大外れ。
  日曜日も鳥が少ないのに加え、家族連れなどのピクニックが公園の芝に溢れていました。
 鳥の写真はカモのつがいが池に来ていた事・・・コレのみ。
  写真を撮って家でネット図鑑で調べたところ「カルガモ」のような気がしますが、、、もしそうだとすると、最近TVで見たカルガモの親について歩く子ガモのシーズンとどこか矛盾するような気がするので、もう少ししらべて見ることにする。

 ところで話のネタ。
  話と言うより落語か、漫才、コントネタだと思う。

 若い男2人と女の子の3人連れ・・・カップル+男の友達一人でしょう。
  それが私がカワセミを期待して待っている池の近くに来て、池の周りの岩に飛び乗ったり、池の中を覗きながら大声で話しながら池の縁を回る・・・それぞれの目的でこの公園に来ていると割り切って我慢するしかない。
 しかし、その後の彼らの会話と行動に愕然。

 池の真ん中の岩の上に亀が甲羅干しで乗っているのを見つけるや
 「でっけえ!」「俺、あの亀、捕まえてェー」と大騒ぎ。
 成人式はとうに過ぎているだろう人達とも思えない雰囲気でしたが、、、若者の一人がズボンを膝の上までまくって池の中に入ったのです。
 そして彼女らしい女の子もズボンをまくって池の中に入って二人で、亀の居た岩に。
 更に池の縁に逃げた亀を追い詰めて、、、。

 これって文部省唱歌「故郷」の世界だろうか、『ウサギ追いし・・・小鮒釣りし・・・』
  しかし考えてみると大人も子供も池の中を覗いて、小魚、淡水エビなどが見えると喜ぶのです・・・子供の多くは小魚を捕まえようとしますネ。
 池の縁に「魚の捕獲、植物採集は条例で禁止されています・・・」なんて言う看板を見る人はいない、この二カ月で私がこれを読んでいる人を目撃したのは一人だけです。
  園内放送で必ず、この事と野良猫に餌をやらないで欲しいと放送しているのに・・・これもそう考えない人には全く無視されている。

 話のネタ2
  夕食は息子と例の食堂で食べました。
 久し振りに韓国食堂ののおばちゃんの料理を食べに行きました。
  先客がいまして、、、家族連れらしい4人、、、この方々は静か。
 問題はもう一組のジイサマ2人組
  二人はビールを飲みながら韓国料理を食べている様子で、だいぶ出来上がっているように見える。
 いや少なくとも一人は出来上がっている・・・大声で自分たちの世界。
  私が息子に「他のお客に迷惑なので、もう少し静かに話して下さいって言ってもいいか?」と言うと、息子は「放っておけよ」と言う返事。
 私個人としては、こういう状況って我慢できない性格なんですが、、、結局彼らの話を聞きたくもないのに聞かされることになりました。
 彼らは近くの、高校野球では所謂名門高校の私設応援団か、後援会の人達らしい。
  話は応援の時に被るネーム入りの野球帽の事らしい。
 「これはネ、目立ちたくて俺だけが被っているわけではない。最初にSのジイサンの分もつくって渡してある」
 「Sのジイサン、かぶっているのを見たことが無いぞ」
 「聞いてみれば分かる。作る時ちゃんとサイズを計って作った。フリーサイズのボウシでは無い」
 「では、携帯で確認するから番号を教えてくれ」
 「おいおい、そんな事でいちいち携帯をかけるなよ」・・・
 こういうレベルの話が延々小一時間・・・部外者の私が話の内容を憶えてしまうくらい。  主に「Sのジイサン」「帽子」についてのふたつのネタで話が続く。(これはこれで凄いかも)
 酔っていて物分かりが悪いジイサンと説明が下手なジイサマ
  まるで落語かコント。

 マア悪い事ばかりでは無くて、国体ヨット競技で海一杯に広がったヨットを見ることが出来ました。

 
 

森林浴と海風浴

2010-09-26 00:04:51 | Weblog
 森林浴・メソンチッドと言う言葉をよく耳にします。
  昔から山とか森に行って良い空気を胸一杯に数と気持ちが良いと言う事は、感覚としては感じていたことですが、科学的に実証されて森林浴が一気に表舞台に。
 松とかヒノキとかに含まれる細菌を退ける成分が効果があるのだとか。
  ロシアの科学者が木を傷つけた時に周辺の細菌が減ることに着目して研究した結果、木の傷口からそういう効果がある物質が出ていることが分かったのだとか。
 これは免疫効果を高める働きがあるそうで、大変結構なことです。
  そこでいつも行く公園には松が多い・・・森林とは言えないまでも林のように木が茂っている部分が多い。
 私がいつもカワセミを待っている池の周辺は松の木がたくさん生えていて、私は松葉の当たるくらいのところでヤブぬ中に座っている・・・これって森林浴効果は無いのだろうか?
  どこかでコゲラが木をつつく音がしないだろうかと耳を澄ましながら林の中を歩き回るとか、松林の中の亭で持参のサンドイッチなど食べる事も森林浴になっていると好いのだけれど。
 結果的に松の臭い、草の臭いに包まれながら鳥を待っているのだけれど、これで健康に良いとしたら都合が良すぎるのでしょうか。

 ついでにもっと都合が良い事を考える。
  平日の夕方などは晴れていさえすれば堤防沿いの道、砂浜の上の道を自転車で走ります。
 もし森林浴的に海の方の空気も健康に有益ならばラッキーだと思い、ネットで調べてみると「有った!」。
 海風浴と言うらしい。
  海の風の中には適度の湿り気と潮の働きがあって新陳代謝・肺機能を高める効果がなどがあるとか・・・成程、海をながめながら座っている人は単に抒情的気分に浸っているだけでは無かったのだ。
 サイクリング、ウォーキング、ジョギングの加えて、犬の散歩、途中の休憩施設のベンチに座りに来る人・・・などなど多い筈だ。
 もしかすると、私も知らず知らずに体に良い事をしていたのかもしれない。
  知らず知らずでやると言うのが良い。
  これが目的としていたら、自分で白けてしまいそうです。

 この公園での私の活動する場所は、池の周り、林の中、砂浜、海岸通り・・・皆森林浴か海風浴効果が期待できる場所。
 尤も、最近体調が良いと言う自覚は無い・・・
  急速に悪くならないのが「良い」証拠かもしれませんね。

晴耕雨読

2010-09-25 01:27:44 | Weblog
 本来なら晴耕雨読で、リタイア後の生活の理想像、あるいは半隠遁生活のイメージですが、私の場合 は完全リタイアではないし、年令は合格?しているが耕す土地が無いので、晴耕の部分が無理。
 ベランダ農園では余りにもアッサリと毎日の作業が終わってしまいます。
  先日出かけた先で、道端の農地で「貸農園」がありました。
 一定の農地を年会費で貸す・・・苗などの提供とか農業指導付きで、野菜の成長などを見てくれるらしい・・・。
 成程これなら晴耕雨読らしきものは出来そうです・・・が。
  問題はある。
 私にとって最も大きな問題は、例え僅かな面積であっても、マイ農地を管理する体力があるかどうか。
 ウォーキングはすすめられていますが、これも程度の条件付きで、ジョギングは先ず厳禁。
  従って今のチャリンコ生活が最大限の運動なわけで、これで農作業は難しい。
 そんなわけで、体力の限界と、生来の怠け性で晴耕雨読は失格。

 代わりに晴耕雨読の耕を公に替え、読を碁に替えて晴公雨碁にすると、怪しげな4文字熟語が出来ます。
 晴れていれば朝6時頃から2,3時間は公園で鳥を追いかけ、昼食後あるいは夕暮れ近くに浜の方とか、公園の別のゾーンを回って歩く。
 図鑑的には珍しくもないものでも、殆どの鳥は私にとっては珍しいので写真を撮って、図鑑と比べて楽しんでいる。
 あるいは目にした光景、鳥のしぐさを1コマ漫画としてとらえ、そこに吹き出しをつけて台詞を考えるか、連想できる5・7・5を添付する。
 これが結構面白い。
  他人に見せてみたいが、「成程」と言われるか、「何コレ」になるかは後者50%を越えそうなので、出来たものを見せる勇気がないが、今のところ自分一人で楽しんでいる。

 朝早い時は、食事の後に薬を服用しなくてはいけないので・・・前提として朝食を撮らなくてはいけないわけで、変な時間に家で朝食を食べていられ無いので、出がけに少し寄り道をしてサンドイッチ・お握り・牛乳などを仕入れて行く。
 いつ来るか分からない鳥を待ちながら食べるのですが、これも結構な野外活動?の楽しみ。
  マア公園に住んでいる人と間違われないでしょうが、来ている物は出来るだけ地味な服装で、汚れてもいいように古いものを着ているし・・・。
 食事?は近くにノラ猫が居てはいけません。
  彼らはねだりに来ます、これが食後の薬でも食べ物だと思ってねだります。
 無視すれば良いのですが、困ったことに彼らが近くに居ると、鳥が警戒して現れない。
  時には猫が野鳥を狙って忍び寄って行く場面を見ると、こういう場面も自然の成り行きの中で有り得る事と見るべきか、猫を追い払うべきか迷ったりします。

 ともあれ晴公園は結構忙しい・・・夜明け方に家を出たまま・・・何かあったら携帯が鳴るだろうと思っている。
 そうそう、必携品がある。
  ミオコールスプレー、もう一つは低血糖対策の顆粒果糖・・・これは常にポシェットに入れて有る。

 さて雨碁、あるいは晴れていれば夜碁・深夜碁は専らネット碁。
  これまでは趣味と言えば碁だけだったのに、最近は公園が加わったので総体的に比重が相当低くなりました。
 読書の場合は趣味とは言いたくないですよね、、、読むことが趣味ではなくて一定方向の知識を得るためか、何らかのドラマを楽しむために読んでいるのであって、手段が趣味と言うのは少しおかしい。
 もしかしたら読書趣味と言える人もいるかもしれないが、私としては読書マシーンでは無いので、例えば映画鑑賞趣味みたいなものと並列に読書趣味とは考えにくい。

 脱線しましたが。
  囲碁の方もコレ一本の趣味ではないので、対局数は減りましたが良い点も有る。
 一番は肩の力が抜けた事だと思います。
  マア、ザルの素人が肩の力などとおかしなことではありますが、例え生活と関係無くてもコレ一つと言うのと、いくつかの中の一つと言うのでは気持ちの負担が違うようです。
 この辺りが、もう少し自分の頭と心の中を見てみないとはっきりしたことは分かりませんが、今のところそういう感じです。

ダメな日・ダメな時

2010-09-24 00:00:08 | Weblog
 囲碁は勝負事ですから、お芝居的に言うと「自分に負けるではないゾ!」と言う事が、一番初めに来ます。
 真剣勝負で凄腕の相手に善戦及ばず切られてしまう場合も、自分のミスで躓いて負けるのも同じ負けで有り、素人の場合はこの自分から繰り出すミスで勝負が決まることが多い・・・殆どだと言えるような気がします。
 勝った時は実力で、負ける時は自分のミス・・・そんなに都合の良い事は言いません。
  お互いミスをした方が負ける。
 但しミスにも大まかに言うと2つあって、一つは自分の致命的な形を提供する場合、もう一つは相手のミスを咎めないミス。
 相手のミスを咎めそこなうと、相手は命拾いどころか法外な利益を得たりする。
  相手の利益がこちらの損害になる場合は、損益は2倍効果。

 対局中に良くある事・・・
  ある局面で打ってみたい手がある場合、その変化が読み切れないあるいは途中相手が反撃を繰り出した場合の結論が難しい・・・そんな時堅実な人で有れば・いや普通の人ならかもしれないけれどそういう危ない手は見送るに違いない。
 私もそうは思うのだが、自分の「そう打ちたい気持ち」に負ける事が多い。
  そういう時、思わぬ結論になる事も多いが、不明な部分を追及されず、大まかな読み通りに進行すれば、結果はオーライ。
 但し、そこでもし相手が反撃をしてきた場合・・・と言う想定の場面に差し掛かり、悪い予想通りに反撃される場合は、概ね作戦自体失敗に終わることが多い。
 つまり、先戦全体の中に「不明な危ない点」を含みながら実施する場合い結末でしょう。
  
 問題の場面で相手の手が止まった場合=概ね作戦失敗。
  ところが相手の手は止まったが、再度こちらの読み通り=期待通りに流れて行く場合がある。
 この場合は局後並べ直して再検証ですネ。
  私の読み切れていない部分があって、当方は見切り発車で進行しているのが、相手はきちんと読んだ末の結論の場合がある。
 この場合は勝負の結果はともかく、この局面での読みでは負けたことになるかも知れません。

 さて囲碁で数々の失敗を重ねていますが、最近始めたバード写真でも失敗の連続。
  今朝の大失敗は・・・朝起きて6時にはいつもの池に行きました。
 天気予報では雨だし、やがて台風の影響があるかもしれない事は分かっていましたが、窓を開けると直ぐに降りだしそうもないし、仮に降ってきたら家までダッシュで5分問う事で、今日も出発。
 但し飲み物ペットボトルを忘れる、バード待ちの時の折りたたみ椅子を、どうせ短時間だろうと持って行かなかったのも失敗。
 何と言っても恥ずかしい・・・自分しか知りませんが・・・手始めにアオサギが来ていたので取り敢えず今日の記録的に撮影、続いてゴイサギの幼鳥が来ていたので撮影。
 「ゴイサギ君(男の子かな?)大きくなったね」「夜行性だと聞いていたけれど、子供は昼間出歩くのかな?」などと、脚本的に台詞をつけて遊んでいまして、次いで池に来ると真ん中の岩にハクセキレイが止まっていて結構可愛かったので撮影。
 さて、「本命のカワセミの到着待ち」と思ったら、カメラに「メモリー不足」の表示。
  そう言えばここ数日メモリーカードも、写真機本体の記録も削除してない・・・いつもならメモリーカードの内容をパソコンに移した後、本体のメモリーを空にして置くのに・・・
 
 そう言えば昨日は午後一で出かけて直ぐに「バッテリー不足」と言う初歩的な躓き。
  今朝はもう少し高度?なミス。
 近くの松の枝の中にカワセミが入って、木の下の流れの中を見張っている状態で・・・
  これって時代劇の剣を構えて向かい合っているみたいな場面です。
 本当に松の木の茂みの中に居るのか?
  もしかして木の裏側から抜けて行っていないだろうか?
 などと疑心暗鬼と戦いながら時間が経過して行くのです。
  カワセミの場合、5分くらいジッと木の下の流れの中に小魚、蟹などが居ないか、そして周囲に危険は無いか観察している事がある。
 今朝はこれが10分近く続いた。
  上手く行くと川の中に飛び込んだ瞬間を見ることが出来るし、もしかしたら獲物を嘴に咥えて近くの岩に止まるかもしれない・・・と言う期待と、既にここには居ないという不安。
 今朝はカワセミが突然枝の茂みから出て下の川に向かって舞降りて来た!・・・が、スピードが遅い、これはシャッターチャンスではあるが、私はここで大失敗。
  カワセミは水面のすぐ上でホバーリング状態だった。
 ソレなのに、私のカメラのシャッタースピードが合わなかったので、せっかく撮れた写真も・・・小さな流れの上に水玉が浮かんでいるイメージ。
 そのぼんやりしたボールはカワセミなのに。

 鳥の写真でも大失敗続きです。
 上手いのは待つ事だけで、これは実生活とは正反対・・・囲碁の場合、相手が考慮中で有れば待つことしか無いわけですから、多少は似てますネ。

公園事件簿

2010-09-23 00:01:27 | Weblog
 今TVでアガサクリスティー特集をやっていますので、若干もじって公園事件簿。
  尤も事件と言えるかどうか・・・今後事件に発展した場合、ああそう言えばアレが前兆だったと言えるかもしれない、主に私個人の感想による事件の卵です。
 
 初めは公園の一番南側部分のサッカーグランドのネットに1メートル四方の穴が開いているのを発見。
 この公園にはサッカーグランドが2面ありまして、どちらも芝のグランドで一つはマアマア良いグランド・・・芝の刈り方がチョット長めのように見えますが、これは多分競技する上でのジャストの長さと言うより、むしろ芝養生優先のように感じます。
  もう一つが一番奥のグランドで、これは年中グランドキーパーを見かけますから、より手をかけている思えます。
 と言うのもこのグランドは、日韓ワールドカップの時にアイルランド代表チームが練習に使ったグランドです。
 従って、その時のグランドのレベルを維持しているのでしょう。
  さてこのグランドは高いネットで囲われていて練習ボールが外に出ないようになっていますが、更にその外側に3メートルくらいの高さでネットを張り巡らしてあって浜の方から人が出入り出来ないようにしてあります。
 今回はそのネットの一部が、奇麗に1メートル四方の四角に切り取られている。
  何のために?
 サッカーをやりに来た人が最短距離で浜の方に出たくて個人的通路を作ったとは思えない。
 ここに迷い込んだ人が、海に出るのに遠回りをするのが面倒だったか、あるいは特定の人には何らかの必要性があったのか?

 ドラえもんのどこでもドアを勝手に作って貰っては困る筈です・・・マア、本当に必要な仕切りネットがどうかは分かりませんが、でも自分の都合で切り取ったであろう行為には腹が立つ。
  ネットを切り取っても、完璧に元通りに戻せるはずがないし、切り取るような人がそういう気持ちがある筈がないでしょう・・・
 そこでアガサの事件簿的に考えると、
  ここにショートカットの通路を作って置いて、事件の時のアリバイ操作をする!?
   この場合は切り取って置いて、事件後何食わぬ顔で元に戻す?。
 本当はこういう事を見ると相当に腹が立つ性格。
  突如、正義感が湧きだす。

 二番目は時事問題?絡み。
  池のほとりで藪の中に身をひそめ、音を立てずにカワセミの到来を待っていたと思って下さい。
 この時に左程離れていない芝生の上で3人の中国人が、大きな音を立てて体を叩きながら何やら準備運動をし、更に大声で発声練習・・・『何と言う事だ!』
  こういうのって個人の自由かもしれないから、こういう状況が過ぎるのを待つしかない。
 しかし傍若無人の彼らはさぞ気持ちよさそうに、大きな声で歌を歌いながら池を回る・・・
 オペラ調の声の張り上げ方で、曲は京劇のような時に歌われるようなメロディーだと思う。
 もし、私が「他の人もいるのですから、歌いたいのなら控えめに歌って下さい」と言ったとします。
 この場合受け入れられるか、拒絶あるいは反発されるかは五分五分のような気がします。
  もしかしたら、中国人に対する圧迫だと思われるかもしれないし、上海万博に絡む件の市民レベルでの報復だととられる可能性が無いわけではないでしょう・・・。
  漁船問題は私の想像では、現在水害問題とか貧富の格差、地方と中央の都市の問題などで政府が相当政治的に非難される、あるいは国民不満が溜まって来ているのだと思う。
 こういう時、一番安易な方法は外国との紛争により、不満のはけ口をそこに向けてしますズルイやり方。
 そうでなければ、合意に反した開発行為をしたり、突然漁船が海上保安庁の船にぶつかって来るなどと言う事は理解しにくい。
 想像ではあるが、紛争の種を作っているように見える。
  
 さて、歌の主たちは気持ちよさそうに歌いながら池を巡って帰って行きました。
  この間20から30分・・・バードウォッチング中断。
 この公園の近くに県の住宅があり中国人が大勢住んでいますが、彼らに漁船問題について意見を聞いてみたい気分ですが・・・実際にソレをやったら外国人いじめでしょうか?

 もうすぐ千葉県で国体が始まります。
  9月25日開会式で競技は県下各地で行われますが、この公園も競技会場です。
 種目はヨットとウィンドサーフィン。
  選手用に各都道府県の数だけテントが用意され、体育館並みの大きさのテントも出来ています。
 浜の方には鉄パイプでサーフボード置き場なども用意され、既にボードも保管されているので24時間ガードマンが警備している。
 さて心配は、台風の接近。
  テントは大丈夫か?
 早い県ではユニフォームなどを一杯テントの中に並べてあったりしましたから、ここが被害にあったら大変です。
 大きなテントは相当な圧力を受けるでしょうし・・・
 浜のボード保管棚は海が荒れたら波を被るかもしれない・・・

 ところで26日にヨット競技開始予定。
  この日の朝200艇以上のヨットがハーバーを出て一斉に沖に向かうのだそうです。
 こういう光景は見たことが無いので、イメージ出来ませんが楽しみではある。
  ヨットハーバーの向かい側の岸壁の道路に陣取って見物する予定。

見逃し三振気分

2010-09-22 02:19:39 | Weblog
 今度の三連休は天気が良かったので、毎日2回づつ公園に行ってました。
  メインは鳥の写真で・・・と言ってもカラス・スズメ・ハトなら問題ないですが、その他の鳥は大まかには分かっても、ズバリ名前を言えないものが多い。
 ですから、自分で見て写真に撮った鳥の画像とネットの鳥類図鑑を見比べて「○○らしい」と言う勉強から始めている段階。
 毎日通っていると不思議なもので、見えていなくても声で特定の鳥が近くに居る事が分かったり、飛び方の特徴が分かってきたりします・・・マアほんのさわり程度ですが。
 それでも「カワウ」と「ウミウ」の区別がつかないので、目の前で羽を広げている鳥に「君はどっち?」と訊きたい気分。
 同様に「カモメ」「ウミネコ」も見た感じで良く分かっていません。
  写真を調べて見て、両方いるように見えるのですが、全く自信が無い。
 
 知識としてはそんな初歩以前の段階ですが、それでもとった写真に吹き出しを入れて台詞をつけたり、575を考えると面白いものがあるので、結構公園・野鳥写真に嵌っています。
 台詞・575とは余り関係無いですが「カワセミ」にも夢中。
  実は3連休の日に2回の公園の内大半はカワセミ待ち。
 写真も鳥も駆け出しの素人なので、大失敗も多い。
  この3連休は毎日失敗していました。
 ① 黒っぽい羽のスズメくらいの鳥が池の中の石に向こうむきに止まってまして、『何だろうな?』と思ったのですが、その鳥が飛び去る時に羽が日に輝いて青く光り胸が黄色・・・カワセミだったと言う事に気がつく。
 カワセミの羽ってコバルトブルーではなくて、光の反射であのように見える事を知りました。
 ② 朝6時から公園に行っていたのに、浜の方を回って池に行ったころには、既にカワセミは来て、帰った後・・・この日は午後も粘ったが会えず。
 ③ ②の翌日朝6時にカワセミを見れたが、写真の準備を出来ず。 
   その後8時にカワセミが来て、その時は写真を撮れたが、私のカメラの能力ではちょっと距離があり過ぎ、家に帰ってからトリミングしたり画像修正したけれど不満が残り、写真としてはボツ。
   その日の午後、ワンチャンス・・・何と私の目の前・5メートルくらいの石に止まってくれましたが、藪に隠れている身なのでカメラのピントが合わせられず。
  カワセミにピントを合わせたいのだけれど、アシの葉が邪魔をしてカメラのピントが定まらない。
 仕方がなく藪から立ちあがったら、やはりカワセミが気にして飛び去ってしまいました。
  カワセミの食餌活動を邪魔してしまい反省・・・それにこの日は夕方5時まで粘るも成果なし。

 マア、それでも5メートルの距離で見れたのが収穫と言えば収穫でしょうか。
  それと1日に3回も見れて、2回は池の中に飛び込むところも。

 カワセミを待っている時間は不思議な時間です。
  注意力が散漫になってはいけないし、逆に緊張しすぎても持たない。
  折りたたみの椅子を持って行っていますが、自分の姿勢が悪い事に気がついて直したり・・・そうですネ、椅子に座っているので辺ですが、気分としては半眼で座禅状態と言いますか。
 起きても居ない、寝ても居ない・・・
  自分が岩になってそこに居るような気分・・・もしかしたらそういう雰囲気があったから5メートルまで来たのかな?・・・そんな分け無いか。

出席点

2010-09-21 00:12:49 | Weblog
 学生時代に講義出席数不足についてはかなりの不満を持っていました。
  要するに、出席の有無と関係なく年度末試験の成績さえよければ良ければそれで十分ではないかという考えです。
 必ず出席してコツコツノートを取っていさえすれば、多少の点数不足は何とかして貰える・・・って変ですよね。
 それにテスト自体、論文形式の場合、不合格の60点未満と、ギリギリ合格の60点の差は担当教授の匙加減で何とでもなるのかも。
 そこでものを言うのが出席点。
サボる・代返専門としては、大変不利。
 開き直って言うと、年度末に集中的に勉強しても門前払いをされるような感じ・・・(マア日頃サボっている事への逆恨み)。
  
 私の場合は出来るだけサボって、年度末の試験に一発勝負タイプと言う事に。
  それも、友人のノートを借り、先輩のアドバイスで、教授の出題傾向とポイントを得るためのキーを折り込む作戦なので、出席点優先の教授は全く歯が立ちませんでした。
 その分と言ったら可笑しいですが、同期の友人もいましたが、先輩連中に可愛がって貰っていたので、そういう過去問とか教授の傾向については強かったみたい。
 
 さて、それから40年も経つとだいぶ考え方も事情も変化してきます。
  例えば碁会所で、常連の中でも相当強い人はその碁会所の看板みたいなものですから大事なメンバーですが、その人たちの交友関係で同じような棋力の人が遊びに来てくれると嬉しいものです。
 しかし、一部の強い人達のためだけの場所では無いので、棋力にかかわらず毎日のように顔を出してくれるメンバーも当然大事。
 おそらくこの辺のバランスが碁会所経営の難しいところかもしれませんネ。
  「毎日顔を出して楽しむ場所」である事と同時に「棋力向上を重視する人も満足できる」、これに更に「初心者も集まる」「初級者の勉強」となると、スーパー碁会所です。
 たまに行くコミュニティセンターの囲碁クラブは微妙な感じです。
  元々、公的機関の一室を借りて、道具も不要になった人の碁盤・碁石の提供を受けて、自発的な「会」として活動しているけれど、これは部屋を貸している行政が自発的な団体に貸しているという形を取るために「会」になっているだけのようです。
 要するに、その部屋で碁を打ちたければ誰でも利用できる・・・これは大変便利ではあるけれど、利用者個人個人に部屋を貸しているのではなくて一括して「会」に貸している形をとっているにすぎないので、会の運営に何かの方向性みたいなものはない。
 そういう意味では、何時でも顔を出せば観戦出来るし、「一局どう」と声はかかるけれど、「ただ打つだけ」みたいで、どこか物足りないものです。
 そういう意味では、ネット碁の方が緊張感はある。
  また、リアルの大会の方がローカルの囲碁会であっても緊張感はあるでしょう。

 ところで、いつもの公園。
 利用者は浜の散策・ジョギング・ウォーキング・サイクリング(ウィンドボードやヨットは入れないで)、浜のバーベキュー、芝生の上でのランチなどなどを、老若の夫婦、孫や子供つれ、友人のグループなど本当に様々な人が様々な利用の仕方をしている。
  私の場合は自転車で園内の端から端、円形に回ったり、いろんなポイントを見て回ったり。
 それと写真を撮って歩いている。
  自転車を置いて浜に降りたり、花の美術館の庭で休んだり、池の奥まった藪の陰でカワセミを待ったり・・・。
 ともかくこの3連休で一日2回、一回に2,3時間は公園で過ごしている。
  ですから公園出席印みたいなスタンプがあったら、年間365個以上のスタンプになると思います。
 
 そう言えば公園日付スタンプみたいなものと、公園手帳みたいなものがあったら楽しいです。
  関東地方の公園ラリースタンプとか言うものはあった様な気がしますが、一つの公園でのスタンプは無い・・・きっと昔のラジオ体操出席スタンプのような感じでしょう。
  マア必要性から言えば無くても誰も困りませんが、でも公園についての説明、利用法、緊急案内の他にスタンプ欄と日記・記録・メモ、それにもし所持者が何かあったら緊急連絡先を書いたページ・・・こういう手帳があっても良さそうなんですが・・・。

下駄の音

2010-09-20 00:16:35 | Weblog
 日曜日はいつもの公園は朝一で行きましたが、どうもコース取りを間違ったみたいです。
 カモメ類は少なく、ウのつがいらしき二羽が海面を飛んで行った以外は、あまり鳥に出会いませんでした。
 勿論カラス・ハト・スズメは相変わらずですが、ミツユビシギらしき一羽が飛び去るのと、海の上を飛び回るツバメも少なかった。
 仕方がないので花の美術館近くの池に場所を移動。
 そこでどうやら、ゴイサギの幼鳥らしい鳥と出会ったのと、オナガを撮れたのでヤレヤレ(パソコンでの確認はこれからですが)。
 池の奥の部分で私にとって写真と鳥の先生(未だこれが2回目の出会いですが、私が勝手に彼を先生と決めています)の話で「今朝は7時頃に一度来ただけ・・・」
 何が来たって?・・・カワセミです。
 つまり私が他を回っている間に宝石鳥はこちらに来ていた!。
  それで結局朝9時に現場を離れるまで出会いナシ。
 
 午後は悲惨と言うべきか。
 午後1時ごろから張り込みを初めて3時半くらいまで頑張りましたが・・・イエ池の縁近くの茂みに折りたたみ椅子に座り、持参のNHK囲碁講座10月号を読んでいただけとも言えますが。
 何が悲惨?・・・お目当ての待ち人に出会えなかったのではありません。
  実は池周辺は午後は家族連れなどで大賑わいで、パラソルとか簡易テントを芝の上に置いたり、野外用の折りたたみテーブルなどに持参の食べ物を並べて楽しむ人の多い事。
 更に子供のグループが魚を追いかけて池の周りを大声で走り回る。
  これではバード写真どころではありません。
 一見、元気な子供たちではありますが、私の立場とは受け入れがたい行動。
  しかしそれぞれに自分のやりたい事をやっているだけなので、そこが困る。
  尤も公園では[動植物の採集は禁止」なんですが、彼らは帰る時に放して帰れば問題ないと思っている様子・・・実際は放せば良いと言う事では無いと思いますが、私にとっては彼らの足音、大声での話しぶりなどが問題・・・。
 そこを忍耐みたいな感じで張り込みを続行。
 しかもカワセミが一度やって来た。
  但し、何処にも止まらずに飛び去ったので、シャッターチャンス無し。

 公園チャリはそういう事で走行距離は少なかったので、午後は結果的に体力温存。
 ですから帰ってからネットで対局、、、これが9月6局目で、結果は幸い。
  5勝1敗昔お世話になったK・Hの爺ちゃんを思い出しました。
 囲碁仲間でしたが、本業は執筆業と食堂関連の仕事。
  出会った頃は高齢でしたので商売は息子さんたちに任せ、自分は執筆業をマイペースでやっていました。
 午前中は書き物、午後は碁会所、夜は早く寝る・・・
  碁会所の近所に住んでいたので、いたってラフな格好でやって来ます。
 超へビィスモーカーでしたがP缶を碁会所に預けてあるので手ぶらでやって来ます・・・彼の履物はいつも下駄。
  碁会所はビルの2階なので、階段をカッタカッタと下駄の音が響いたものです。
 直球勝負的な気風(ともかくまともに勝負に行く気風なので、中押し勝ちあるいは投げっぷり好く負けることが殆どで、数える碁など滅多にない)、中押し勝ちの時の鼻歌が出そうな感じと相まって、爺ちゃんの下駄を引っかけ「カッタカッタト下駄の音」

 数は少ないけれど、今月・今のところ「カッタカッタと下駄の音」になっています。
  勿論、必ず反動がある。
  

囲碁・バード写真の融合?

2010-09-19 03:33:43 | Weblog
 土曜日まででネット碁の成績は4勝1敗。
  勝率にしたら8割ですから、我ながら大したものですが、5戦ですから統計的にはサンプルとするには母数が小さすぎます。
 それにその結果としての点数表示が、自分でこのくらいと想定している点数に+1点ですから、まさに標準点です。
 月半ばになって5戦というのは今までになく少ない。
  それは、暇さえあれば公園を自転車で走り回ってデジカメで写真を取っているので、物理的に碁を打つ時間は少なくなる。
 仕事のある週日は仕事から帰ってから約1時間から1時間半・・・家に帰ると完全に日が暮れています。
 土日の場合は朝起きてから直ぐに家を出て2,3時間+午後あるいは夕方にもう一度2時間程度。
 平日の水曜日で病院などの用事が無い日は土日に準じ、用事がある日でも夕方2時間は公園徘徊を繰り返している。
 日が暮れてから公園に行くことはないので、そういう意味ではトータル5戦は少なすぎるのですが、ここに体力の壁があったのです。
 勤務日に帰ってから公園に行くとなると概ね20キロくらいは自転車をこいでいる。
  土日で2回行く日は、だいたい12,3キロくらいと推定します。
 つまり体力の問題なのです。
  お天気さえよければこれですから、例えば夕飯を食べたあと1時間くらい居間でTVを見た後、自分の部屋に引き揚げて・・・いつの間にか寝てしまう事が多い。
 気がつくと深夜1時、2時パソコンはつけっぱなしで、目が醒める。
  慌てて、超静かに入浴なんて言う事も珍しくない。

 公園の写真は、例えて言えば「デジカメ1コマ漫画」の感覚で、コメントとか写ったものに台詞をつけるとか、あるいは575パロディーをつけて遊ぶ・・・一人遊びですが。
 そういう場面を探して歩くか、あるいは公園内の鳥の写真を撮っている。
  今、カワセミに嵌っています。
 一口に鳥と言っても、例えば海でウを見て写真を撮っても、カワウなのかウミウなのか分からない、先日来チドリだと思い込んでいた鳥はここの鳥に詳しい人のブログではミツユビシギとなっている。
 つまり勝手にやっていることなのでこの辺の常識的知識がない。
  その点、カワセミなら間違えることはないから安心で、問題は上手く行き合えるかどうか。
 現在のところ3戦1勝みたいなもので、費やした待ち時間は15時間は越えていて、撮った写真は6枚ですが実質2枚はボツなので4枚。
 さて、張り込み操作の刑事みたいな遊びです。
  そこで今度張り込みに行く時はNHK囲碁講座とか詰め碁問題集を持って行く予定。
 詰め碁など最適かも知れません。
  問題をじっくり見て、前方のカワセミが止まるであろう岩とか松の枝を見ながら考える。
 考える事と、見る事を組み合わせる事で張り込みを続けられると言う算段ですが、さて目論見通りに行くかどうか。

 ところで土曜日に物陰でカワセミ張り込み中に、ナント若いお兄さんがひょいと池の中の岩に飛び移って、しゃがみ込んで池を眺め始めた。
 その岩はカワセミが好んで止まる岩のすぐ隣なのです。
 長時間続きそうな気配なので、我慢しきれず・・・
 「あのー、何かの調査の方ですか?」と訊いてみた。
 「イエ、池をながめていだけです」という返事。
 私のカワセミの張り込みが先だと言っても、私に優先権があるわけではないので、そこは「いつもカワセミが止まる言わなんですので、お願いします」とお願いするしかない。
 直ぐに応じてくれたので事な気を得ました。
 
 土日の場合は、子供連れ、アベックなどの人達が、割合会話のボリュームとか物音など遠慮なしに通過して行きます。
 場合によっては池の水をかき回すとか、中に入りかねない。
  あるいはカワセミが好む水の落ち込み付近で、体操を始める人・・・
 いずれにしてもここは市民のための公園なので、私が文句を言う権利はない。
  そういう事も含めて運が大きく作用しているのです。
 そうは言っても張り込みですから「果報は寝て待て」と言うわけにはいかないので、起きて詰め碁をやりながらじっと待つことになります。

続・青潮

2010-09-18 02:25:48 | Weblog
 金曜日の夕方、勤めから帰ってから公園の浜に行ってみました。
  既に日は傾いていましたが、丁度夕陽が雲の中に落ちて行く輝きと、夕陽とは少し違う方向にスカイツリーが立っている姿が見れました。
 絵になるような気もしましたが、カメラで撮るには少し幅が必要・・・ワイドにするか、横につなぎ合わせるか・・・なので今日は摂らないで見るだけ。
 とはいえ2枚だけ夕暮れの中のスカイツリー遠望を取りました。
  これは「今日のスカイツリー」みたいな、公園に行った記録みたいなものです。
 浜に来ていた人も夕陽が朱色に空を染めて沈んで行く光景に見入る人は多い、、、いや殆どの人がそうです。
 若い人のグループなども「奇麗ネ」などと言いながら眺めている所を見ると、老若男女を越えて共通の感じる部分はあるのだと感じました。
 外国人のウォーキングやサイクリングとも擦れ違いますが、皆「夕陽」を見ています。
  これは日本人的な感想とは違うかも知れませんが、少なくとも奇麗だとは思っているのでしょうね。

 ところで、今日はカモメ殆ど見かけませんでした。
  ヨットハーバーの入口の水銀灯の傘の上に一羽、一番遠い川に近い浜で一羽、、、だけでした。
 海は凪いでいて穏やかな波ですが、鳥が居ない。(ハト・カラス・スズメはいたでしょうが・・・)
 海面すれすれを飛ぶシギかチドリを一羽見かけましたが、それで全てでしたから、時間的な原因かもしれませんが、なんとなく不気味。
 浜に降りてみると、波打ち際に近づくにつれ、臭いがして来ました。
  私の鼻で感じるのですから、他の人には相当な臭いでしょう。
 砂浜には、、、満潮の波が寄せたライン辺りには、マテ貝の殻と小さな蟹の死骸が並んでいる。
  この臭いのようです。
 いや、波打ち際の波の中を見ると、マテガイの中身、つまり貝の身が漂っているように見えるから、これも悪臭の原因かもしれません。
 水曜日に青潮で弱った小魚をカモメが捕まえていた様子を見ましたが、もう小魚は見えないと言う事は棲息不可能な小魚は既にいなくなっていると言う事でしょう。
 だからカモメもこういう浜に近づいてこない、、、らしい。
  
 青潮が無くなるか、潮の具合・風向きなどが変わるか、一度台風などで海の中をかき混ぜて貰わないと奇麗にならないような気がします。
 無惨という印象。
  凪いでいる風景だけに、穏やかな浜の夕暮れに見えるだけに・・・。

青潮の海

2010-09-17 00:00:51 | Weblog
 火曜日の夕方公園を自転車で走り,浜に降りてみた。
  既に少し暗くなる時刻では有ったけれど、驚いた事に2,3羽のカモメにしか出会えなかった。
 カラスとハト・スズメそれにノラ猫は相変わらずですから、生き物が居なくなったんでは無いですが、ともかくチドリにも出会えなかったのはよくあることですが、カモメに出会えない事は滅多に有る事では無い(2、3羽などというのは、普段の数からすると殆ど0みたいなものです)。
 丁度天気の変わり目みたいな日だし、風が浜から沖に向かって吹いているので、カモメ・チドリにとっての食べ物が波打ち際に少ないのかも知れないと勝手に想像したのですが・・・。
 本当かどうかは定かではありませんが、付近に猛禽が徘徊している様子も無いし、『そんなものか』と勝手に納得していました。
 ところが一夜明けて水曜日の早朝に公園の人工の浜に行って驚きました。
  突堤付近の狭い海面がカモメで埋め尽くされているのです。
 よく吉野のサクラを一目千本と言いますが、一眼千羽状態・・・マア500羽はくだらない。
 この時間に浜に来るのは初めてですから、毎朝こういう風に集まってから分かれて行くのか、あるいは今日が特別なのかは判断できませんが、ともかく初めて見る方としては驚きます。
 これで嘴が尖っていて、鳥の目つきが鋭かったらヒッチコックの世界でしょうね。
  チドリは発見できず。

 別の浜に行くと、、、ここで更に驚いた事が起きていた。
  寄せる波・・・波の中に小魚が混じっている・・・イワシかボラの稚魚か7,8センチの小魚と10センチ以上は有りそうなハゼ、これらが波に交じって打ち寄せられ引波の中でもがいて漂っている。
  だからカモメにとっては楽に小魚ゲット。
 そうそう体の幅が30cmは有る赤エイが波打ち際から1メートルくらいのところを泳いでいました。
 この海面にカモメが密集!
  これが、午後になると7,8センチの蟹が大量に浜に打ち寄せられた。
 打ち寄せられた蟹で未だ動いているものを拾ってビニール袋に入れて居る人が居たり、柄付きの網で海の中の魚を掬う人。
 
 東京湾では夏から秋にかけて発生することがあるらしい。
  夏に大量発生したプランクトンが原因で貧酸素水塊が出来る・・・これが青潮の正体らしい。
 要するに水中の生物が酸素が無い状態・・・想像すると恐ろしい感じ。
  だから「死んで打ち上げられたものは拾わない方がいいよ」って・・・そういう問題か?。
 結構「ラッキー」という感じで濡れ手に粟みたいな人が多かったけれど、私はどうもそういう気になれませんし・・・もともとこの浜の貝や魚を食べる勇気は無い。

 ところで、今日はついに遭遇しました。
  朝5時から8時、午後は1時から4時に公園に行ってその半分以上例の池で待ち伏せ。
 本日カワセミに遭遇、それも2回来た。
  但し10から15メートルは離れていたので、写真としてはイマイチ以下でした。
   私のカメラの性能・ハードでは5メートルくらいには近づきたいし・・・
  シャッターチャンスを確実に生かせるようにしたいし、、、まだまだカワセミ待ち伏せは続きそう。
 (藪の中に座って待てる場所をセットし、視界の邪魔になりそうな葦の先を少し整理。そしてスーパーの野外活動用品売り場で簡単なX脚の椅子を購入(300円)・・・これで次の土日がお天気が良くて運が良ければ青い羽の写真が撮れるかも知れません)

日本も昔は・・・

2010-09-16 01:48:21 | Weblog
 今外国漁船の問題がニュースで報道されています。
  中国・台湾と国境問題、他にも韓国との島の領有問題も有ります、、、マア政治的な事はここで話題にしませんが、感想を一つだけ言うと。
 私が生まれた時には戦争は終わっていましたが、父母の世代では満州の問題から国際連盟を脱退して戦争に突き進んで行った事件の数々がリアルで起きた時代。
 何だか此の頃は日本が逆に仕掛けられているような感じです。

 発展途上国の子供の服を見ると、子供のころを思い出すことが有ります。
  『昔は自分たちもアアだった』とか『○十年前の姿を見ているようだ』だとか。
 そうそう、服と言えば普段に着る「普段着」と出かける時に着る服は違いました。
  今でもそういう傾向は有るかもしれませんが、それはフォーマルかどうかということで、服が新しいかどうかが基準では無いでしょう。
 昔ならまず「よそいき着」であって、それが古くなると普段着に格下げになたものです。
  寝巻などはその良い例で、毎年夏に母が浴衣を縫ってくれて、それがその年の他所行き浴衣になり、去年の物は近所で着るか寝巻に格下げとなる。
 更にその先もあって、さらに使いこんだものは洗濯も繰り返されているので、生地が柔らかいと言う事でオシメに縫い直される。
 合理的と言えば合理的。
  そういう事はスーパーで売られている雑巾を見ると思いだす事も有る。
 これが文房具売り場にあったりするとなおさらです。
  雑巾にするタオルは使いこんだ古いものが具合が良い。
 それを粗く縫ったものが搾った具合も使い勝手も良いのですが、仮に新品のタオルを使ってミシンで縫った雑巾は好いとは言えない。
 新学期が始まる時には全員一枚新しい雑巾を持って登校するために、母は子供の人数分雑巾を用意したものです。
 それが、準備の手間を省いて、悪く言うとスーパーで買えば済むと言う事になっている。
   逆に家で作った雑巾の方がカッコ悪いか・・・
 もし全員がそういう雑巾を持って来るのならば、極端に言えば学校で必要分買う方が安く上がる。
  さあそれが合理的というかどうかという事は有りますが。

 そうそう今面白がって遊んでいる写真もそうですネ。
  昔、子供時代ですが家族揃って出かける時は、父は今の500ミリの牛乳パックより大きい2眼レフのカメラを持って行ったものです。
 当時はそれが最先端だったのでしょうか・・・
  今ではああいうカメラは見ない。
 その父の世代、、、父が子供時代にはカメラそのものが超贅沢品だったそうで、家族写真を撮るなら写真館に行って撮って貰う時代。
 その写真館だって何処にでも有るわけでは無かったでしょう。
  
 既に亡くなった叔父がいますが、この人は母の従兄弟で、奥さんは父の妹ですからその家の従兄弟たちは相当近い血縁になります。
 住んでいる所も近所ですので従兄弟たちともつき合いも多かったですが、その叔父の話で。
 この人がその時代で言うと超道楽息子。
  いや彼の父親が大甘オヤジだったのでしょう。
 この叔父がその時代の最先端のカメラが大好きで、父親にカメラを買って貰って写真を撮って歩いていたそうです。
 あの時代ですからこういうものを買ってやれると言う事は、普通は大金持ちの家のボンボンとか、相当生活に余裕がある家の子供なので、世間の評価は大甘オヤジにバカ息子という事でしょうね。
 それが「好きこそものの上手なれ」では有りませんが写真館を開業して、商売になってしまったのですから面白い。
 当時のことですから撮影した写真の現像まで自分でやるのですから、そういう事になりやすいのでしょうが。
 今では街の個人営業の写真屋さんは大変だと思いますが当時はちゃんと商売になっていたようで、いくつかの学校の卒業アルバムを負かされるとか、公式行事に参加するような事で商売を広げて行ったようです。

 好きな事をやって、それが商売になる生き方も有るし、私みたいに何をやっても道楽の域を越えないものも有るから。
 個人的には、好き事は道楽に留めて置く方が面白いと思っています。