なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

暇人の作業

2008-11-27 15:53:23 | Weblog
 最近小さな発見と言うか、ミニミニではあるが一つの悟りを得ました(!?)。
  打ちこめる楽しみを見つけることは、大げさに言えば人生で一つの財産みたいなものでしょうが、そういう意味では私も小さな幸せのタネを抱えているはずです。
 それに加えて「碁を打つ楽しみがある」と言うこと以上に「面白がるタネを持っていること」だと感じたのです。
  碁に関するいろんな事で、(自分にとって)面白いことを見つけること、面白がることができることでしょう。
  碁に限らず日常生活の中でも、ほんの些細なことでも、面白い種を見つけて(人に言えば笑われそうなので言わないことが多いのですが)ミニ感動をする・・・これで体の各所に悪いところがなければ長生きの秘訣だと胸を張れる所ですが、現状ではそこまでは威張れません。
 それでも、お酒も煙草も吸わずパソコン1台与えられて結構満足していますから安上がりの亭主です。(その分稼ぎが悪いのだから相殺)

 さて24日は千葉国際駅伝がありました。
  TV中継を最初から最後まで見ましたが、雨の中選手の皆さんご苦労様でした。
 尤も、家のすぐ横を通って行くのに、炬燵で丸くなってTV中継を見ながらパソコンでネット囲碁観戦でした。
 ところで3区で1回だけ中継で紅葉したナンキンハゼが映りましたが、選手が走る車線の反対側の歩道がナンキンハゼで、あいにくの天気で引いた映像の画面が暗かったので綺麗に映らなくて残念でした。
 あの街路樹の紅葉は明るい日差しの中で、葉の隙間から日差しがチラチラ漏れるような感じの時が綺麗に見えるのに残念・・・また来年に期待。

 さてネット碁の方ですが、休日ですのでさすがに大勢の人が接続していました。
 接続リストを見てふと思い立ってメモをとりました・・・このとき接続している人で私と点数が近い人を20人ほど選んで、名前と点数を記録。
 それを数年前に、私が入会した時にいただいた名簿の点数と比較すると
 10点以上点数がアップした人が5人と9点アップの人が一人5点以上ダウンしている人が5人、プラマイ4点以内の人が6人、新入会員のため名簿に載っていない人が3人でした。
 上がった人は、登録時の点数が控え目だったのか、入会後に棋力アップした結果なのか・・・これはかなり興味があるのですがネットだけに直接訊くわけにもいかないので、興味があるけれど謎のままでしょうね。
 新入会員が20人中3人と言うのは少し寂しい気がしますが、たまたまなのか、あるいは囲碁人口からみたらこんなものか、それもまた興味があります。
  但しネットの事務局では経営の秘密があるかも知れませんから明らかにはしてくれないでしょうね。
 さて点数が全体的にインフレになっている印象がありますが、実際はどうなんでしょう?
  毎日碁に接していれば少しは強くなるのが普通としたなら、点数が上がっていても不思議ではないのですが、点数制度では新入会員を別にすれば皆の持っている点数の総和を分け合って(分捕り合戦)いる形でもあるので、一部が上がって見えるならばどこかに下がって見える部分もあるのでしょう・・・
 私が入会した頃は確か、自己申告は4段までで、5段以上を申告する場合はアマの全国大会の記録とか県予選の実績が必要だったと思うのですが、どうもそのあたりがこの頃緩和されているように見える・・・現実はどうなのか事務局が発表しないとわかりません。
  ただ、390点以上の高段者は負ければ1点下がるけれど、2勝しないと1点上がらない・・・仮に400点に達すると記念品を戴く代わりに390点から再出発・・・そんな事でインフレを防げているのだろうか?。

 町の一部碁会所などでよく見るのですが、段級位を甘めに認定する方がお客が喜ぶのでそのグループでの段級みたいなものができてしまったりします。
 一方、余りにインフレな認定ですと、自分の属するグループでの段があまりにも権威がないので別のグループの人の前では自分の段級を言えなかったり・・・。
  囲碁を楽しめるのならどっちでもいいような気もするし、ある程度は統一されたスタンダードでなくてはいけないような。
  ことの始まりは日本棋院が免状を商品として商売を始めたところでしょう。

 いろんな事に疑問を持って、些細なことに感動したり面白がったり、体は動かさないのですが気持の動きは忙しいものです。