なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

何かがあったかも

2008-11-11 17:55:30 | Weblog
 私が置かせる碁を打つ時は一応は「精一杯打ちます」みたいな真面目な顔をして澄まして碁盤の前に座っていますが、内心はドキドキで「私みたいなザルが置かせる方で良いのだろうか」と戸惑っていることが多い。
 それが初対面の対局で、単にカードに書かれた点数の差によるハンデにしか過ぎない時など、その傾向は強い。
 置かせておいて酷い碁を打てば、軽蔑されるような気がして・・・
  マア、打っているうちに置き石などを忘れてしまうことも多いのですが、黒も白もさして悪手が無くて差が詰らないとき、はっと「置き碁だった」と気がついたりして。
 そういうことは、置き碁と言っても2子くらいの時が多いです。
  場合によっては向こう先でも打てるのに2子の場合、相手がじっくり打てばなかなか差が詰らないことが多い。
 こういう時はいかに相手を不安な状態に誘うかと言うようなことがテクニックでしょうか?、じっとしていられないような疑心暗鬼とか・・・そういうこと考えながら打つのですから・・・
 でもザルが大サービスで石を置かせているのですから、このくらいは密かな楽しみとさせて頂きたいというような気分ではある。

 そうそう置き碁では盤外の楽しみもあったりします。
 例えばAさんと置き碁を打っている時に、Aさんの好敵手のBさんが現れたりしまして、観戦したりする時。
 Bさんにしてみれば日頃の碁仇が上手にどんな碁を打つのか興味があるわけです。
 それが、消極的な手を打ったり、見落としをしたり・・・いわゆる傍目八目状態になることがあります・・・いやたいていなります。
 上手とは言っても、つぶせるチャンスを生かせず、相手の言いなりなったり、逆に無謀な反抗をしたり。
 時としてAさんBさんの連合軍になったりします。
  まあ指導碁みたいな肩肘張ったものでもないし、相談碁でも好いか?などと・・・負けて元々、場合によっては二人まとめて負かせるかも知れんないなどと不遜な考えが頭を持ち上げます。

 ところで昨日Mさんの2子局を観戦した話をしましたが似たような気分なのに気がついて笑ってしまいました。
 ネットですから口出しなど物理的に無理ですが・・・
 ところで今日ネットに入場するとまたMさんが2子置いて打っている。
  これまでMさんが置いて打つのを見たことが無いのですが・・・皆無ではないでしょうが・・・続けて2子局と言うのは珍しい。
 彼は私より古い会員で対局数も多いから、確か800局くらい打っているはず、わたしにしたって1400局は打っていますが、両者とも勝率にしたら限りなく5割に近い。
 つまり何千局も打って数局の勝ち越し・・・
 ところが相手の人の勝率は9勝0敗。
  新入会員でまだ勝ち負けが落ち着くところの点数に行っていない。
 ですからこの先勝ち続ける可能性はある・・・そういう人と対局するMさんも勇気があります。
 そして初黒星を相手にプレゼントしたのだから大したものです。
  さあ問題は相手の人、ここらでちょっと一服だったのか、あるいはちょうど落着き頃だったのか、今後の動きに注目。

 さてMさんはと言うと、これまでは同じくらいの相手と次々対局、場合によっては同じ人と連戦も辞せずでしたが、どうやら2子で上手に教わるようになったようだ。
 なんだかこれまでと少しムードが変わったかも知れないから、もしかしたら今後要注意かも。