原題:[ロ加][ロ里]辣椒
監督&アクション指導 : ブラッキー・ホー
脚本: ジェームズ・ユエン
撮影:アンドリュー・ラウ
出演者: チャウ・シンチー(ペッパー) ジャッキー・チュン(カリー)
ブラッキー・ホー(殺し屋) エリック・ツャン
アン・ブリッジウォー
1991年、香港
>辛さ百倍、ホットな刺激!発汗必至のポリス・アクション!アジアのコメディ・キング、チャウ・シンチー×ジャッキー・チュンのハチャメチャでスパイシーな刑事ドラマ!
キャッチコピーはまあ、こんな感じであります。
この映画はその昔、私は見たくて見たくて、でも、今頃DVDになるなんて!
シンチー人気に便乗ですか。
大喜びで見ましたが、これがハチャメチャだけじゃなく、結構真面目なんですね。
それもその筈、監督が元スタントマンのブラッキー・ホー。
びっくりです。
若い星仔とジャッキーが猛烈なアクションと銃撃戦をこなしてます。
本物なんだなあ、これが。
星仔とジャッキーは当然、若いです。^^
まだ二人ともどこか少年っぽくて、今の目のシラ~~~としたチャウ・シンチーとは一味違って可愛い。
シンチーってハンサムなのに、頭と身体のバランスが少し妙で、(笑)笑えちゃうキャラクターなんですかね。
しかも、これまた、若い(髪の毛ふさふさ)!エリック・ツァンが二人に張り倒される怪しい小悪党役で出てます。
ボコボコにやられてます。
今や香港映画界の重鎮なのに、ええんかいな。
3人とも、今や超大物。
警官時代から大の仲良し!二匹の子犬?みたいなカリーとペッパーはアパートで同居するほどの親友。
意地悪で、いい加減で、自信過剰なペッパーは美人ニュース記者と、カリーが付き合い始めたことが面白くない。
カリーをアパートから追い出し、(カリーの家なんだけどね~;)淋しい一人住まい。
一人ではご飯も炊けない。爆
人のいいカリーがペッパーをかばって意識不明の重態になったかと、(同僚の罠)枕元で謝って泣くシンチー(真面目に演技してますよ)が見物。
「なぜ、俺をかばって死ぬ?俺を一生後悔させたいのか」は~、涙。
目覚めたジャッキーがシンチーを抱いて笑う場面がほのぼので、ジャッキーって素顔もきっといい人なんだろうなあと思う。
実際、香港芸能界でも彼と仲のいい人、多いみたいです。
顔もこの頃はぽっちゃりしてて、なかなかのハンサム仔です。
憧れの人に自分はふさわしくないと、彼女にお金を渡して恋人の後を追わせる『欲望の翼』の切ない役が1番素に近いのかもしれません。
この人の俳優としての才能は天性のものなんでしょうね。
普通~の、人のいい顔がいざとなると、ガラッとシリアスに変わるのにはいつも感心します。
あの鬼気迫る演技は獲得した賞にも頷けます。
もっと、映画に出てほしい人ですね~♪
謎の殺し屋、ダイハード男は目玉のブラッキー・コー!
二人と殺し屋の対決もコメディ映画にしては迫力がありますよ~。
あのシンチーの胸のペンダントはなんかネタがあるんでしょうね。
チラと後ろに同じペンダントをした人のポスターが見えるので、誰かを真似てるんでしょうけど。
このペンダントが役に立つような立たないような。爆
ブラッキーとの死闘は手に汗握ってください。
最後の成龍の映画ばりの撮影風景がまた楽しい~♪
大笑いするシンチーなんて、そう見られませんよ!
そう言えば、『カンフーハッスル』まだ見てないな。汗汗;
訃報の噂は聞いていたのだけど、ブラッキー・コーの記事です。
■台湾出身の著名俳優で、長城・黄河飛び越えカースタントでもおなじみの、“小黑”こと柯受良(ブラッキー・コー)が、2003年12月9日午前11時45分、上海市第六人民医院で急死しました。51歳でした。
死亡原因は、飲酒による喘息の発作説が出ていますが、詳細は不明のままです。
まだまだ、働き盛り・・残念です。
心からご冥福をお祈りしいたします。