あいりのCinema cafe

只今gooブログにお引っ越し(工事中)

ウエスト・サイド物語

2003-09-09 12:31:00 | アメリカ映画 (40)
監督: ロバート・ワイズ
音楽: レナード・バーンスタイン
出演: ナタリー・ウッド/リチャード・ベイマー
    ラス・タンブリン/ジョージ・チャキリス
    リタ・モレノ        1961年
現代の『ロミオとジュリエット』のお話です。
トニー(リチャード・ベィマー) マリア(ナタリー・ウッド)

ニューヨークの下町に移民の人々の若者のグループがありました。
ジェット団とシャーク団。
若者たちのダンスパーティーでマリアとトニーは出会い、ひと目で恋に落ちます。
互いに相手が対立するグループの一人だということを知らずに。。。
そして、最後には悲劇が起こります。

それまで、見たことのなかった群舞が斬新で衝撃的でした。
ミュージカルという言葉はこの映画あたりから使われたのじゃないかしら。
学生の頃名画座で見たけれど、今見ても新鮮かもしれない。。
数々の名曲、ダンスシーンが生まれました。

悲劇の後のナタリー・ウッドの痛ましい姿。。。
感情表現の豊かな素晴らしい女優ですね。
他に「雨のニューオリンズ」が忘れられない。

トニーが夜の街角を彷徨いながらマリアを想い歌う場面はなんて素敵なんだろう★
大好きなシーンです。

westside.jpg





家族日誌

2003-09-07 12:57:00 | ヨーロッパ映画/イギリス・フランス (2
マルチェロ・マストロヤンニとジャック・ペランの兄弟愛の物語です。

兄とまだ赤ん坊だった弟は両親をなくし、別々に養子に出されます。
やがて二人は出会います。
新聞記者の兄と、学生でどこか寂しげな弟の再会の幸せもつかの間でした。
養子先の没落で弟は世間に放り出されます。
生活力のない弟は悲しいけど、兄のお荷物でしかない。

そして、間もなく弟は不治の病に侵されます。
病床の弟が欲しがるジャムを求めて街中を探し回る兄の姿が切ないです。
最後に『故郷を見て死にたい』と言う弟のために、兄は転院の手配をします。

弟の最後を見ることを望まない兄は腕にすがる弟を無情にも、一人で病院の車に乗せ送り出します。
そして、兄は懸命に病院に連絡を取りますが、答えは悲しい知らせでした。
次第に衰弱して天使のようになっていくジャック・ペランが透き通るように綺麗でした。

彼は沢山の映画に出演。中でもクラウデァ・カルデナーレとの『カバンを持った女』 が良かった。
『ニューシネマ・パラダイス』で中年の彼を見つけ感慨深いものがありました。
眼が変わっていなかった。。。






ファンタジア

2003-09-05 00:26:00 | アメリカ映画 (40)
クラシック曲のイメージをアニメーションで表現したディズニーの名作です。

音楽とアニメーションとの出会い。
クラシックが見事に映像化され素晴らしかった。
暗い森を行く灯りを持ったフード姿の人々の行列が幻想的です。
カバのバレリーナも可愛い。

ミッキーが魔法使いの弟子になって、失敗する話には『ボレロ』
が流れます。
魔法使い姿で、慌てるミッキーが愉快です。
延々と水を汲むモップのお化けの行進が『ボレロ』の曲と共に迫力満点。
愉快です♪
有名な場面となりましたね。
mickey1.gif





七人の侍

2003-09-04 09:56:00 | 邦画 (69)
13.gif
監督・脚本: 黒澤明 脚本: 橋本忍/小国英雄
出演: 三船敏郎/志村喬/稲葉義男/宮口精二
    千秋実/加東大介/木村功/津島恵子
                 1954年
あまりにも有名な傑作の『七人の侍』
もはや語り尽くされていますね。
わたしはまだ若い頃、深夜にTVで観たのですが、次第に引き込まれ3時間半がアッという間だった。
西部劇?イヤ、それを超えてる?
七人の侍がそれぞれ、個性的その道の猛者である。
志村喬がしがないいでたちだが、人品骨柄立派な侍だ。

個人的に好きなのは宮口精二の剣一筋に生きる寡黙な剣士です。
馬に乗って攻め込む敵たちを一人剣を構えて迎え撃つ戦いぶりにゾクゾクしました。
沢山の印象的な台詞がありました。
村人が野武士の襲撃に困り果て、ナケナシの米で用心棒を雇う。
農民たちもなかなか抜け目がなくて笑わせる。
途上人物全てが生き生き丁寧に描かれている。
志村喬 「このメシ無駄には食わぬぞ!」
人間の善と悪、プライド、欲望、愛、憎しみ、それらと人間模様が巧みに描かれ、尚且つ実に面白い。

そして、最後の志村喬の台詞「今度も負け戦じゃのう、勝ったのは農民たちだ」




シンドバット7回目の航海

2003-09-02 14:33:00 | アメリカ映画 (40)
4010.jpg

シンドバットシリーズの中の一本。
子供の頃に見たのだけど、今見てもとても面白い。
ランプの精が子供の「アラジンの魔法のランプ」や、呪いで小指くらいの身体に変えられたお姫様が出てきます。

一つ目の怪物や、骸骨の戦士、魔法使いが賑やかに出てきます。
昔のCGが玩具っぽくて、ほのぼのしていて良いんですよね。

動きが滑らかじゃないところが可愛いかったり。
着想がなかなか豊かで感心します。