
監督/脚本 クァク・ジェヨン1959年生まれ
出演 チョン・ヒジョン(ギョンジン)
チャン・ヒョク(ミョンウ) ○○・○○○(?)
『いま、会いに~』の感動も冷めやらぬまま、『僕の彼女を紹介します』を見てまいりました。(”ゞ
もう『いま、会いに』見てしまったら他の映画に感動できないかもと妙な不安を抱き、またまた別離のお話なのかなと思いながらも見に行ってしまった;
このクァク監督さんの映画『猟奇的な彼女』『ラブストーリー』、私は大変気に入ってます。
45才、成るほど才能溢れる働き盛りなんですね。
『猟奇的』でも最後にしてやられましたが、(ある意味『ラブストーリー』も)今回も見事にやられました~~~~!でも、幸せ★デヘ
劇場は平日というのになかなか人が入っていました。
ワーナー系で題名のせいか若い人、高校生も多かったです。
凄く真面目なコメディでした。(笑)
ギョンジンは強くて無謀なほどに正義感溢れる婦人警官です。
或る日、ちょっと気弱だが、誠実な高校教師のミョンウに出会い、二人の心が通じるのに時間はかからなかった。いよいよどっかで見たような二人。。
でも、思いがけない悲劇が二人に降りかかります。
チャン・ヒョクは韓国のスター『MUSA』のチョン・ウソンに少し似ていて『火山高』に出演してました。
チャン・ヒジョンは後半、特にカッコ良いです。もう男前?です。
そりゃあそうです。捨て身なんだから、鬼人さながら銃弾も彼女を避けて飛びます;汗
チャン・ヒジョンはこんなに表現力のあった人なの?
中国のチャン・ツィイー思い出しました。違う?(笑)
途中、お話が二転三転するので少し長く感じた人もいるかも知れないけど。
グルグル回るカメラワークはめまいしたし。。
結末に触れずに感想を書くのは私にはできないので、対話形式で綴ってみまっす。
劇場で、
A子「あなた、最後の場面で声上げそうになったでしょ。」
B子「あんまり思いがけなかったんだもん、涙」
A子「これって、この映画全体が、○○の○○だったってこと???」
B子「そうかもしれない。やっぱり”終わりは始まり”なのよね。」
A子「う~~ん、ある意味では幸せな結末は最高のクリスマスプレゼントだったかも。」
この映画で私の中の韓国映画の位置は確立したもよう。(大袈裟ですな;)
「あなたも涙の河で溺れてみませんか?」(笑)これは「たそがれ」さんの文を拝借しました。

ところで、映画に挿入されている音楽どれも良いのですが、どこかで聞いたと思ったら。
あの1968年の『ロミオとジュリエット』の曲がアレンジ?されて流れていました。
あの哀愁を帯びたニノ・ロータの名曲です。
二人は自分たちを『ロミオとジュリエット』になぞらえています。
余談ですが、これに出演したオリビア・ハッセー(当時16才くらい)は後に日本の布施明と結婚し離婚しました。知っててもなんも得にならないトリビアでしたん♪
最後の場面で、”風”が囁きます。
・・『僕の彼女を紹介します』・・
以下、思いっ切りネタバレです。
そう言えば、『猟奇的』の彼女がテコンドーの練習をしている場面が一瞬あって当時、ハテナの声が多かったのだけど、偶然かな?
クァク監督、あなたは確信犯ですか?
『ラブストーリー』の中でも愛しい人は風となってやってきてましたね~♪
この台詞は心に沁みました。
一緒に行きたいと涙を流すギョンジンにミョンウは言います。
君の人生ははまだ残ってるんだよ。
【僕に似た魂を持った男がきっと現れるから】号泣
その男性こそがあのキョヌだったのです!!!
プラットホームの彼女の側に立っていたキョヌ!
彼女の柔らかい微笑みが輝いて美しかった。
そして、全てはまたここから始まるのです。