あいりのCinema cafe

只今gooブログにお引っ越し(工事中)

大阪物語

2004-09-28 10:51:54 | 邦画 (69)
やっぱり映画の事を語りたいということで、『大阪物語』です。あはは

『ジョゼと虎と魚たち』を見てから、池脇千鶴さんが気になって、ビデオで見ました。
監督は市川準さん。
1999年の作品なんで、池脇さんはまだ少女、今の個性の強さはなかったです。
映画は沢田研二と田中裕子が夫婦漫才やっていたり、こてこての大阪映画です。
吉本芸人総出演。

池脇少女の父親、沢田研二は女癖は悪いわ、賭け事には手を出すわ、借金作るのが趣味みたいなどうしようもないろくでなし。
こんな男に惚れると女は不幸せです。
この辺り、古い映画だけど、『夫婦善哉』を思わせます。
「おばはん、頼りにしてまっせ。」森重久弥の名台詞ですね。
大店の生活力のない、性根の座らないお人よしの放蕩息子、良い味出てました。

えっと、『大阪物語』はまずまずの出来ってとこでしょうか。
沢田研二がちょっと破滅型の人間としてはインパクトが弱かったので減点です。笑

話は変わりまして、『悲しみよこんにちは』『ある微笑』のフランソワーズ・サガンが亡くなりましたね。

学生の頃、サガンを読むことが理知的でカッコ良いような気がして読みました。
映画『悲しみよこんにちは』は見たのかな。あまり覚えていない。
ただ、ジーン・セバーグのセシルカットとハイネックの黒のドレスがすんごく粋で憧れましたわ★

フランソワーズ・サガン・・・ご冥福を祈ります。



何で今更『無法松の一生』?笑

2004-09-23 13:33:45 | 邦画 (69)
『無法松の一生』?題名すら知らない人が多いでしょうね。
何で今更『無法松の一生』って気もするのですが、やっぱり書かなきゃ死ねない(笑)ってことで感想を書いてみまっす。

監督 稲垣 浩
出演 富島松五郎/三船敏郎 吉岡小太郎/芥川比呂志
結城重蔵/笠智衆 夫人よし子/ 高峰秀子

この映画は子供の頃に見た覚えがあります。
松五郎が子供の時、一人で父親を訪ね、帰る道すがら聳える木々を見上げて不安に駆られる場面がおぼろげながら記憶に残っていました。
少し前に、テレビで偶然にこの映画を見ることができたんです。

確かに古い映画だけど、日本人の心がそこにはあるように思いました。
暴れん坊、松五郎は教養はないが、曲がったことの大嫌いな車引きです。
恩を受けた軍人、吉岡が亡くなってからは夫人と一人息子、ぼんを影に日向に助け、尽くします。
人力車の大きな車輪がくるくる回るのが、松五郎の人生を現すようで印象的です。
やがて、そんな松五郎を成長した”ぼん”は疎んじます。
車夫は時代遅れですか。
年取った松五郎がふと明かした真心に、夫人は狼狽します。
主にあたる夫人に想いをかけるなどと、深く謝罪する松五郎。
(松五郎だって木石ではないのですよ、奥様)

この映画の一番の見所は松五郎が帰省した”ぼん”に見せる「小倉太鼓」です。
「ぼん、見とれよ!」一世一代、松五郎の小倉太鼓の乱れ打ち!素晴らしい。ブラボー!
松五郎の魂の音が胸に響きます。
お年寄り、多分、左朴全が家から飛んで出てきます。
「おお、あの太鼓を打つ者はもう、小倉にゃおらんと思うたがなあ・・」憎い演出です。

酔いどれた松五郎が行く先はやっぱり、ぼんの通った小学校でした。
その昔、日本人が持っていたであろう節操ある美しい心根。
思わず目頭が熱くなります。           
古い映画ですが、人物が魅力的に描かれているから見入ってしまう。
三船敏郎、もうこういう俳優は出てこないのでしょうか。

いつか機会があれば見て下さい。  完(笑)



娘がね~、誕生日プレゼントを

2004-09-18 01:02:49 | 日記・エッセイ・コラム
P1010573アタシの誕生日はもう過ぎたんだけど、娘がプレゼントだってDVDを買ってきてくれた。
家電センターに寄ったら、店じまいでDVDが半額だったらしいよ。

アタシが欲しい『恋する惑星』はなかったけど、『月とキャベツ』があったんだって。
何度見てもなぜか飽きない映画なのね。
娘がDVD買ってくれるなんてえ、ちょっと驚き、やっぱり嬉しいものです。ウフフ
あと、もう一枚欲しいDVDがあるんだけど、自分で買うかなあっと♪


本仮屋ユイカさんって~?

2004-09-16 09:04:26 | 芸能ネタ
今朝の新聞で拾ったニュースから。
来年3月から始まるNHKの連続テレビ小説「ファイト」に本仮屋ユイカさん(17歳)がヒロインに決まった。

『スウィングガール』で無口でおとなしいけど、重要な役、関口を演じた人ですねえ。
メガネをかけてたので17歳には見えなかった。びっくり!
『世界の中心で、愛をさけぶ』にも出ていたらしいけど、気がつかなかったなあ。
最近の邦画頑張ってますねえ。大きなハズレがないもの。
特に、女優の活躍が目立つのはなぜ?

私が今、注目しているのは池脇千鶴、長澤まさみ、上野樹里さん。
邦画、面白くなってきたゾ!