あいりのCinema cafe

只今gooブログにお引っ越し(工事中)

サッド・ムービー Sad Movie

2006-08-31 06:52:25 | 日記・エッセイ・コラム

愛はどうして終わる瞬間に一番輝くんだろう。

韓国映画も以前ほどは見に行かなくなったけど、これは楽しみにしている。

チョン・ウソン、チャ・テヒョン共演だもん。

公式ページに「さよなら伝言板」がある。
http://www.blogaxe.jp/sayonara/main/list.jsp

いろんな人との別れがあるんだなと思う。

大切な家族。なぜか気まづくなった大好きだった友達。

<私の場合>

小学校に転校してきたJ君。
よく日に焼けて、笑うと歯が真っ白で。
私たちの家は近く、気が合ってよく一緒に遊んだ。

一緒に遊ばなくなって、
中学2年生の時、誘われて一緒に出かけた。

なんだかな~、これって違うと思った。
間もなく、自分でもなぜそうしたのかわからないけど、”さようなら”を言った。

そして、卒業するまで頑固にもJ君を無視し続けた。

同窓会に彼は来ない。
誰もJ君の居所を知らないという。

会ってあの頃のことを笑いとばしたかったのに。
元気でいるかな。

きっと優しいパパになってるだろう。

もう、忘れてると思うけど、

ごめんね。


ハチミツとクローバー

2006-08-24 06:27:02 | 邦画 (69)

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監督:高田雅博
出演:櫻井翔(竹本) 伊勢谷友介(森田)蒼井優 (はぐみ)
       加瀬亮(真山)関めぐみ(あゆ)堺雅人(花本先生)
       西田尚美 堀部圭亮 中村獅童 

2006年、日本

ちょっと久しぶりに劇場で映画鑑賞。神戸シネリーブルにて。
やっぱりいいものです。
映画が始まる前の少しわくわくする時間が好き。

人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった 。

>>ある日、純情な青年竹本は、一心不乱にダイナミックな絵を描くはぐと出会う。
はぐは花本の姪で、人を惹きつける不思議な魅力を持つ天才少女だった。

レディスディではありましたが、立ち見まで出ていましたよ。
まあ、青春なんて忘れて久しい私がこの映画を見に行くのは恥ずかしいものがありましたけど、一人で来ている男性の姿も見えて少し安心。笑

大きな期待はせずに、楽しみました♪
映画は期待以下でも以上でもありませんでした。
これ、ほめてるんですよ。

恋は人を思いやる心を育む。私はそう思います。

原作のファンの方には森田の描き方など、色々と不満があるでしょうね。

美大ですよ。美大!芸術を目指す若者たちの世界。舞台としては青春にふさわしい。笑
ただ、折角の漫画の実写化なのだから、
映像はもっとうんと!美しくあってほしかったような気はします。
どことなく、背景が現代的でなく、レトロなのがお話に合っていていい感じですが。

さて!人が恋に落ちる瞬間なんて、映画だから見れるんですね。
ここは感動しちゃいますよ。お~~お!こんな風ですか~。

みんな一緒にいても、もうその人一人しか目に入ってないのがおかしくて、そういうものでしょうね。

真面目で人のいい青年、ぽっちゃり竹本クンを演じたのは”嵐”のメンバーの一人ですか。
凄い演技力ですね。普通の青年が恋をして変わっていく様子に目を奪われましたね。

蒼井優ちゃんは天才肌なだけに繊細な少女役。
フォークロアですか、少し前、70年代風の装いが似合って、妖精みたいというか。可愛い。

伊勢谷友介は純情青年の役柄を期待するも、イケメンの自信満々のこれまた天才。
自己陶酔はまだまだ足らないと思うけれど、これ以上だと嫌味かな。アハ

「松子」での龍役は凄味があったとです。

やっぱ、死ぬのヤダ。には笑いましたが。

加瀬亮クンが男らしくて、あゆの気持ちを受け入れられず、でも、憧れのリカさんは諦めきれない。
ここには恋を超えた友情を感じさせて切ない。おんぶの場面ね。

恋心・・ハ~、それって理屈じゃない。
互いを理解した友情?のほうが恋心以上に確かなものに思えるけれどね~。

でっかい羊羹。^^

きまぐれな英雄、森田のせいで、はぐは動揺。
森田とはぐのは恋というより、互いの才能に惹かれたように私には見えましたけど。

花本先生や他のみんなの、凹んだはぐ救えるのは森田だろうと、(笑)二人を見守る笑顔になんだかほっとしたり。

このいつも酔っ払ってるような森田、自由人だけに?真実をついていたりします。

「自分の好きな人が自分のことを一番好きになってくれる、たったそれだけの条件なのに、永遠にそろわない気がする」
「むつかしく考えるな。諦めることはない」森田流。

「オレには人を助ける心はない。
でも、お前には花本先生やみんながついている。竹本なんかあんなに心配して。だから、ひとりになるなよ」

人を助けない、そう言いきれるのが純粋だなあと。

ひとりになるなよ・・お話は忘れても、この台詞は忘れないかな。笑

果たして竹本クンの真心は、はぐに通じるのでしょうか。

そうそう、森田が指で書く龍は実際に伊勢谷さんが書いたんですって。
美大出とは言え、驚きました!

ここから結末に触れています。

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彼女にしてあげられることは小さなことしかない・・オレは逃げた。(逃げられない性分なのにね)
竹本クンは絶対に宮大工が似合うと思う。

森田を牽制する花本先生は流石大人。
はぐに影響を与えるのは森田だろうと思ったよ。見てないようで、見ている大人。

学生づかい上手いしね。先生が一番素敵かな。笑

森田はやはり、日本を去った。
破天荒な彼の居場所は日本にはなさそう。

残った4人はなんとなく、うまくいくような気がしたけれど、そうは甘くはないかな。笑


天国の本屋・恋火

2006-08-18 12:31:43 | 邦画 (69)

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監督:篠原哲雄
原作:松久淳+田中捗
音楽:松任谷正隆
出演:竹内結子(翔子・香夏子)玉山鉄二(健太)
     原田芳雄(ヤマキ)香川照之(瀧本)
     新井浩文(サトシ)香里奈(由衣)
2004年、日本

願いはかなう。
想いは伝わる。

完成しなかったピアノ組曲。
2度と上がらなくなった”恋する花火”。
「天国」と「地上」が交わりあいながら、
結ばれなかった恋人たちに今、奇跡がおこる_____

大甘な恋愛物語かな、という予想を裏切るいい映画だと思います。

人は一度は死後について、天国がどんなか?考えたことはあるだろう。

映画では天国について描かれていて面白かった。
どこまでも続く青い空と道。
人はお金のためにあくせくしない。自然は哀しいくらいに美しい。

人の寿命は100歳と設定されていて、その寿命をまっとうできなかった人は亡くなった時の姿のまま、100歳までを天国で暮らす。そしてリセットして地上に帰るシステムになっている。

天国では生前親しかった人とは会えないことになっている。亡くなった人に会いたくて自殺する人が増えないように。成るほど。

健太はピアニストだが、演奏に行き詰って飲んだくれていた時、ヤマキ(天国と現世を行き来する移動師)に、天国に連れてこられる。

人は生きていると、知らぬ間に誰かを傷つけてしまうことはあると思う。
天国にはそう思い込んで心に悔いを残している者もいる。

ピアニストの翔子もそうであった。
自分の片耳が聞こえなくなったのは花火師の恋人のせいだと、思わずなじってしまった。
その後、病で亡くなり、天国に来ても、ピアノが弾けないままでいる。

健太は天国の本屋で朗読のアルバイトをして、翔子と出会う。

翔子「本をどうしても人に読んでほしい時ってない?
   思い入れが強すぎて独りでは読めないとか。
   言葉を音として聞ききたいとか」

本を読んで貰う。
本を読んで聞かせる、これはとてもいいことだなと思った。

人と人とが触れ合える。
人恋しい時は誰にでもあるもの。

天国には幼い弟の死は自分のせいだと自分を責め、自殺しようとして連れてこられた若い女性、由衣もいた。
彼女は弟に会える。由衣の魂は救われたのだ!涙

会いたいと思い続けていれば、いつか会えるものなんだな

由衣は地上に帰る。
彼女に恋していた移動師見習いのサトシは言う。でも、帰んなよ。

こっちにいたほうがアイツ幸せじゃないのかな。

それでも生きなけりゃいけないんだよ。
移動師ヤマキのこの台詞は胸ににズンとくる。

天国と地上は交わりながら話がすすむ。
でも、お話はよく整理されて、こんがらがることはない。

翔子の姪、香夏子は最近、益々翔子に似てきた。竹内さん、二役。


香夏子は翔子と花火師、瀧本の叶わなかった恋の物語を知る。
偶然、カナは瀧本に花火の依頼に行き、瀧本が花火士を止めて自堕落に暮らしているのを見る。

香夏子は天国で待っている翔子のためにも花火を上げることを薦めるが。
「翔子が言ったんだ。

自分の耳を聞こえなくした責任を取って、花火師を止めろって。
翔子が自分でそう言ったんだよ」

苦しんで泣く瀧本は演技派の香川照之さん。
男の純情を演じて切ないです。
心優しい男性よりも、香夏子のほうが強い。

天国の翔子と健太は次第に心を通わせ、健太は翔子が完成させられなかった組曲、作曲の手伝いをする。
「貴方、よく曲を自分の耳で聞くといいわね」
翔子はどこか淋しげで、冷たい感じがする。
翔子の的確なアドバイスを受け、健太はピアノへの情熱をまた、持ち始める。

香夏子たちの町内の花火大会の日。
彼女が諦めた時、瀧本の恋する花火が上がる。

天国でも花火は見えるんだ。

天国の本屋の大きな窓が額縁のように、すぐ近くに美しい花火が見える。
天国の夜空をこがす花火は本当に美しい。
竹内結子さんがとても美しい。

竹内さんは翔子を透明で儚げな感じに、香夏子は溌剌と別人のように演じていてやはり凄い人だなと思う。
翔子は初めて、ピアノを弾く。
完成した組曲の最終楽章「永遠」を。

地上に戻った健太も花火の上がる場所で、ピアノを弾く。
翔子と二人で作曲した「永遠」を。

天国と地上。交わることのないかに見えたふたつの場所に、そのとき、同じ旋律が流れ出した・・・

花火の音にピアノの音色が混じり心が熱くなる。
そして最後の夜空いっぱいの
”わ火”はまるで光の洪水。

ここから結末に触れています。

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香夏子:それ・・永遠?
健太:さっきまで一緒だった。信じる?

輝くような香夏子の笑顔に「はじまり」を感じた。

翔子もきっと大好きなピアノを弾きながら、天国で二人を見守っているのだろう。


誰よりもママを愛す (7話)

2006-08-15 10:42:32 | テレビ番組

脚本/遊川和彦
出演/田村正和(パパ 嘉門一豊)伊藤蘭(ママ 千代)
     内田有紀(おねえちゃん 雪)
      玉山鉄二(おにいちゃん 明)長島弘宜(ボク 薫)
      小林聡美(隣の住人 こずえ)阿部サダヲ(ピンコ)
      劇団ひとり(山下、おねえちゃんの元BF)
      尾美としのり(ピンコの兄)

テレビドラマは途中挫折してしまう私が飛び飛びにも楽しみにいているドラマがこれ。
田村正和さんのパパ役ってこれが初めてではない気もするけど、いつまでも若いですねえ。

けれど、本当のお目当ては小林聡美さんなのだ。ふふ

嘉門家は子供たちも巣立ちの時でなにかと問題多し。(あり過ぎ)
仕事の忙しいママを心から愛するパパは主夫に徹して、家族を愛している。

そんな嘉門家の隣人はいつも黒い服を着た女性、こずえ。
こずえには悲しい過去が。(ちょっと唐突過ぎる悲劇で、少々ひいてしまったけど)

彼女も嘉門家の問題解決に巻き込まれ、少しずつ、以前の自分を取り戻していく。
黒ずくめは止めて、だんだん綺麗になってきました。

嘉門家に混ざっていると、この人、やんちゃな男の子みたいで魅力的です。

日本の女優さんにこういうふうにファンになるのは私にしては珍しいこと。笑

と、各家族の名前を見ていて気づいた。
これって、「功名が辻」 内助の功の逆パターンなのね。血の巡り悪いのね~私。

ゲイのピンコとお兄ちゃんは結ばれた? たぶん、これは何かの間違い。
この家、何かの間違いが多いんだもの。

でも、ママは乳がんの疑いがあるとか。どうなる?
ドラマは一転、シリアスに?

将来、家族を失ったこずえが一豊の後添えになるとか。そんな展開はいやですけど~ぉ。

次回は尾美としのりさんも出演、いよいよ『転校生』コンビだ。
そこんとこもちょっと楽しみだったりします♪


三谷幸喜氏が「犬神家」で俳優デビュー

2006-08-14 18:46:48 | 芸能ネタ

>>自称「重要な役」だとか。。

正式にオファーを受け、セリフもある役は今回が初めて。

三谷さんって、俳優志望だったようなことを聞いたことがありますね。

喜劇作家の三谷幸喜氏(45)が、約30年ぶりにリメークされる映画「犬神家の一族」(市川崑監督、12月16日公開)で本格的に映画俳優デビューすることになり13日、東京・成城の東宝スタジオで撮影に臨んだ。

本格的って?

「功名ガ辻」の白塗りはちょっと気の毒でしたけど。笑

奥様の小林聡美さん(大好き)も、最近よく見かけるので嬉しい♪お似合いのカップルだわ。

小林さんがサバサバ男以上に男前???な感じで。笑

奥様、だんな様(やさしそう~)の性がひっくり返ってる感じですけどね~。

小林さんのエッセイなどを読むと、だんな様の様子が伺えますよ。^^

写真の右奥が三谷氏

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