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裏街の聖者 流氓醫生/Mack The Knife (劇場)

2005-05-29 09:25:31 | 香港映画 (57)
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監督・製作・脚本 李志毅リー・チーガイ
原作 史村翔 ながやす巧 『Dr.くまひげ』
脚本 李志毅/リー ・チーガイ
出演 梁朝偉/トニー・レオン(ラウ・マック)
    許志安/アンディ・ホイ(ソー)
    杜徳偉/アレックス・トゥ(ロジャー)
    鍾麗[糸是]/クリスティ・チョン(ジェミー)
    劉青雲/ラウ・チンワン (チウ)
    童愛玲/アイリーン・タン(メイ)
    梁詠琪/ジジ・リョン(メー)
    陳小春/チャン・シウチュン(教会の歌手)
    羅家英/ロー・ガーイン (牧師)
    呉耀漢(パオ教授 )  1995年、香港

英題がマック・ザ・ナイフ、あはは、成るほど~。

映画は人情喜劇とでも言いましょうか。
病や人の死を題材にしていながらも、ほのぼの感溢れるうるわしき映画です。
香港、籠灯(ランタン)通り。
この娼婦とチンピラのひしめく下町で、診療所を開いている名医であり街の人気者マック。(トニー・レオン)
競馬に熱中するやらだらしないところもあるけど、人を病から救うことには全力を尽くす。
貧しい人からは無償で。

そこに医大で親友だったロジャーがやってくる。
名声欲にかられた野心家、ロジャーにマックは言う。
「医者でいろ、医学屋になるな」

マックを慕って来る研修医、ソー。
俳優としてのアンディ・ホイはこの他『スワロウテイル』に出てたっけ。
好青年ぶりがいいです。
恋人はサミー・チェンとの噂だったけど、今はどうなのかな。

ソーが難病の少女に恋をしてしまった。
彼女を助けられずに苦しむソーにマックは「情けのかけらもない医者なんていない、鈍くはなるがな」と教える。

 叫んでみろ、こだまだ。
 辛いのはお前だけじゃない。
この台詞は心に響いた。

マックもまた、同じ病で恋人を亡くしたのだ。
人知れず涙を流すマック。

彼はひらめき型天才名医なのだけど、手術する時は冗談ばっかり。爆
患者は死んだ、麻酔はいらん。
少し切り過ぎた、安全ピンをくれ。
難しい手術の緊張を和らげるためか?

トニーのコミカルな名医ぶりが楽しい。
この人、ほんと”目がものを言う”愛嬌のあるいい顔してますね。
牧師がロー・ガーインなのが嬉しい。胡散臭いんだもん。笑
妙な歌手役で元気な小春まで出てきます。大笑
医者のロジャー役のアレックス・トゥは歌手で、映画の挿入曲のひとつを歌っているらしい。
小春は勿論、アンディ・ホイもアレックス・トゥも俳優としても立派だと思う。

変な帽子に短パン姿の刑事、おとぼけ顔が可愛い?チウはラウ・チンワン。
ゲジ眉を隠すための変装だって、却って怪しい。
そんなチウが娼婦、メイに恋をした。
彼女に客を取らせまいと必死の不器用なチウ、あはは
ジャック・レモンの『あなただけに今晩は』のパロディかな。

ラウ・チンワンって『つきせぬ想い』で初めて見たけど、
シリアスからコメディまでほんと達者です♪
存在そのものがコメディ。噴出す。
『暗線』の刑事役、パンにかぶりつきながら張り込む姿なんてブラッド・ピットも真っ青の余裕のカッコよさでしたよ。

メイはチウのプロポーズに戸惑う。
私は娼婦で子供も産めない体なのよ。
子供なんて、それがどうした?

そして、メイは夢だったパリに出かけた。
しょげるチウにマック。
「彼女に生きる力を与えた奴がいたんだ。お前の取り柄だ。
俺にはかなわない」(メイもマックの患者だったのだ)

ここからはお話の結末です。
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ソーはマックによる手術で命を助けられたことから考えを改め、ボランティアの医療隊に参加してアフリカに立つ。
若いマックがしたように。
今度はソーが身を引く番なのだ。

無免許医療となんクセをつけられたマックの問題も解決。
チウにはメイから手紙が来て、嬉しそうなチウ。(彼には前妻、亡妻?との間に子供がいた)
二人してメイと幸せになるだろう♪

マックにも新しい恋の風が吹いてきた。

最後にエラ・フィッツジェラルドの「マック・ザ・ナイフ」が流れます。







子猫をお願い・Take care my Cat

2005-05-26 16:46:01 | 韓国映画
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監督 脚本:チョン・ジェウン
出演 ぺ・ドゥナ(テヒ)イ・ヨウォン(ヘジュ)
    オク・ジヨン(ジヨン)
                 2001年、韓国
これは残念なことに劇場で見られませんでした。ほんとに残念;

大都市ソウルの近郊都市インチョン(仁川)の商業高校を卒業した仲良し5人組。
卒業して数年、大人への入り口で自分の道を模索する彼女たち。

若い彼女たちの悩みと成長や友情を丁寧にみずみずしく描いている。
と思ったら、監督は新人の若い女性だった!やっぱり!
今まで、ありそうでなかった映画、でも韓国映画なのね。

向上心が強く、勝気でわがままなヘジュ、夢想家で、おっとりした心優しいテヒ。
私はどちらかというとテヒに近いけど、ヘジュの部分も持っている。
女性なら誰もがテヒだったりヘジュだったりするんじゃないかな。
年老いた祖父母と暮らすジヨンは留学してテキスタイルを勉強したいけれど、生活費にも困っている。

ヘジュは証券会社で高卒の自分に焦りを感じている。
夜間大学には行かないの?一生を使い走りで終わるつもり?
気を抜くと切り捨てられる。

学生時代は無邪気で仲良しだった彼女たちも別の道を歩み始め、友情にも微妙にゆがみが出る。
両親の離婚、ヘジュは強がってばかり、そうしないと崩れてしまいそうでジヨンにも素直になれないのかもしれない。
自分のことで精一杯なヘジュも可哀相。

ペ・ドゥナは映画の中よりも普段の方が断然、美人。笑
『ほえる犬は噛まない』のほよよ~とした役では自然体の人だなあという印象だったけど。
どこかネジが一つゆるんだような(本人曰く)周囲から浮いた不思議な存在感がある。
『リンダリンダリンダ』が楽しみ。

テヒは水のような自由な暮らしに憧れている。
女性には理解のなさそうな家長然としたがさつな父親。
 ママとパパがいやで家を飛び出すのは10代のすること。
 私はそれ以外の理由を探すつもり。
この台詞には唸ってしまった。テヒの芯の強さを感じた。

ジヨンに不幸が訪れた。
黙って立場を悪くする一人ぼっちの彼女にテヒは言う。
 たとえあなたが斧で人を殺しても、私はあなたの見方よ。
 あなたを信じている。
ハッと胸を突かれた。

ジヨンの「帰るところがない」という言葉でテヒはついにあることを決心した。

でも、形式的にせよ、悲しみの当事者であるジヨンを警察は取り調べるかな。
年寄りが死んでサッパリしたか?耳を疑う質問。
それから、テヒの家族の写真にする行為。
気持ちは分からないでもないけど、家族のあり方は日本と韓国では違うのだろうか。
勉強不足です。

ここから結末に触れています。
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感想を書いてて、少しずつ気づいたこと。
この女性監督さんは現代の韓国社会への反発も描いてるのですね。

現実に押しつぶされそうなヘジュ。
でも、彼女には誠実な(彼女のファンみたいに見えるのがおかしい)ボーイフレンドがいる。

テヒ「一人で行こうと思ったけど、あんたと一緒なら楽しいかなと思って」
ジヨン「どこに行くの?」
テヒ「あとで考えればいい」
ふと、『テルマ&ルイーズ』を思い出した。あら嫌だ。二人の友情の固さのせいかな。
ジヨン、良かったね。

時刻表を調べる二人の様子が淡々としているのも妙におかしい。
若いテヒとジヨンは夢に向かって輝かしい一歩を踏み出したのだ。











ラブ・レター/パイランより(DVD)

2005-05-25 21:53:29 | 韓国映画

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監督・共同脚本 ソン・ヘソン 
原作 浅田次郎
出演 チェ・ミンシク(カンジェ)セシリア・チャン(白蘭)
    ソン・ギョンホ(ヨンシク)コン・ヒョンジン(ギョンス)
                        2001年、韓国
これは劇場公開時には知らなくてDVDで見ました。
日本、韓国、香港のコラボレーション。
香港映画で見慣れたセシリアが韓国映画に、しかも原作は浅田次郎とわくわくする組み合わせです。

原作を読んでいないのだけど、映画とは違うのでしょうか。
黒社会でもうだつの上がらない中年のチンピラと、若い天涯孤独の中国人女性の物語です。
社会の底辺であがく人たちのお語でもありました。

カンジェは徹底的にだらしなく、その人の良さから非情にも成りきれない。
反対に情けをかけてしまうほど、やくざには向いていない。
そんな時、妻のパイランが死亡したとの知らせが。
カンジェは小遣い銭のために偽装結婚したことも忘れていた。

パイランは母を亡くし身寄りがなく、頼って来た親戚は既にカナダに移住してしまっていた。
行くあてもないパイランは韓国で生きる決心をする。

セシリア・チャンは控えめな演技で、『星願』の頃より少し痩せて、やつれた薄幸の孤児役が似合っていた。
彼女独特のしゃがれ声の韓国語がまた切なかったり。
移民局(私設?)の看板を見上げて”希望”を広東語で”ヘイモン”と呟いたのは香港出身という意味かな。
中国語の会話では北京語(標準語)でした。

ダメなカンジェの世話を焼き、兄貴と慕うギョンスの存在も重要です。
次第に変わっていくカンジェの気持ちを黙って見守ってやる。

ここからは結末に言及していますので未見のかたはご注意を。
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パイランが韓国で生きた1年を辿るカンジェの旅が始まった。
読まれることのなかったパイランの手紙、そこにはカンジェへの想いが綴ってあった。

カンジェさん、ここのみんなは優しいです。
でも、私と結婚してくれたカンジェさんが一番優しいです。

懸命に学んだハングルで書かれた手紙。
恋というにはあまりにも儚い。
人の良さそうな気弱な笑みを浮かべた、まだ見ぬカンジェの写真を飾って。
23のまだ世間にすれていないパイランにとってはカンジェだけが世界でたった一人の身内であり、心のよりどころだったのでしょう。

死んでしまったのにどうしてやればいいんだ?
懸命に生きたパイラン、それに比べて・・カンジェは自問する。
いったい俺は今まで何をしていたんだ?
たぶん、これまでカンジェは人に感謝されたこともなかったのでしょう。

死期を悟ったパイランは最後の手紙を、自分に部屋まで与えてくれた洗濯屋の女主人に預けていた。

カンジェさん、この手紙を読んだらあなたは来てくれますか?
あなたの妻のまま死んでいいですか?

カンジェは故郷に帰る決心をする。
けれど、組織はそんなに甘くはなかった。
パイランのビデオを見詰めながら次第に光を失っていくカンジェの目。

カンジェの一生も無駄ではなかったと思いたい。
パイランが生きる希望を持ち、一度垣間見ただけの夫を最後まで想い続けることができたのだから。


がんばっていきまっしょい(ビデオ)

2005-05-20 19:39:04 | 邦画 (69)

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製作 周防正行 桝井省志 宅間秋史
監督 磯村一路
原作 敷村良子
音楽 リーチェ(韓国)
出演 田中麗奈(篠村悦子・悦ネエ)
   真野きりな(ダッコ) 清水真実(ヒメ)
    葵若菜(リー ) 久積絵夢(イモッチ)
    松尾政寿(関根大・プー)  
    本田大輔(安田俊二・男子ボート部キャプテン)
    中嶋朋子(入江晶子・女子ボート部コーチ) 1998年

最近になって邦画の良さに気づいた私はやっとこの映画を見ることができました。

舞台は、1976年、「坊ちゃん」で有名な四国・松山。
進学高、伊予東高に入学したが、勉強のほうはいまひとつの悦子。
金色にきらめく海を滑るように走るボートに魅せられた彼女は入学と同時に自ら女子ボート部の設立を願い出る。
入部してきたのは、彼女を含め5人。
新人戦までという約束が、ドンビリだったことから、彼女たちのドンビリ脱出の闘いが始まる。

30年前ののどかな松山、瀬戸内の輝く海と緑が美しくて、この映画、只者ではない。(笑)
お嬢様クルーとからかわれながらも(確かに始めはそうだった)何とかサマになっていく彼女たち。
スポーツ根性もの映画はたくさんあるけれど、この映画はそれとは少し違っている。

過ぎ去ってみれば美しいと感じるあの頃の想い。真っ只中では気づくことのなかったひたむきなあの頃の自分。
「がんばっていきまっしょい」は、今を前向きに生きようとする人達への応援歌なのだ。

悦子自身は気づいてないけれど、彼女の目はいつも幼馴染の(なんと保育園から一緒、ケンカ友達?)関根大・プーを追っている。
でも、関根クンに優しい言葉をかけられるとなぜかムキになって言い返してしまう。
やる気のなかったコーチも次第に過去のひたむきだった自分を取り戻していく。
中嶋朋子さんは流石、
「一艇あって一人なし!」彼女の台詞には凄みがあるけん。

これが映画デビューの田中麗奈さんは本当にまだ少女で、ぶっきらぼうな演技が却って初々しいかな。
安田先輩がいかにも、この時代にいそうなほのぼのキャラでいい。
プー役の松尾政寿は『金髪の草原』でもヒロイン池脇さんの弟役(丸夫)だったな。
なかなかのハンサム君☆

私は高校は男女共学じゃなかった。
男子のタンクトップ姿が眩しいぞな。
一緒にスイスイと水を切ってボートを漕いでみたくなる。
キャッチ!ローウ! キャッチ!ローウ!
スパーーァト!

毎年、4月の始業式には恒例で生徒会長が気合を入れる。

<< がんばっていきまっしょい!!っしょい!! >>

ここから結末に触れています。
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2年目の夏の県の大会では彼女たちは奇跡の勝ち越し。
最後の試合、貧血と腰痛を押して出場した悦子は次第に意識が遠のいていく。
この場面はスローモーションで、優しいリーチェの歌声はまるで悦子たちをまるで労わるよう。
手のマメがつぶれて血だらけの友、もうお嬢とは言わせんけん。

懸命な人の姿は美しい。
私はこの場面になると、なぜかふいに涙がこぼれる。
コーチも我知らず、声を限りに叫ぶ。「スパアーート!!」

「ヤバねえ!!」の関根クンの声だけが彼女の耳に届き、電気に打たれたように悦子は正気づく。

17歳の時、それは二度と戻らない。悦子の夏は終わった。
彼女が困った時にはいつも、さりげなく側にいたプー。
関根クンはそんな彼女に話しかける。

あんたのその意地の張り方、俺好きじゃ。ええと思う。
(自分に素直になれ悦子、ファイト!)

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純愛譜 (TV)

2005-05-17 14:31:01 | 韓国映画
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ASAKO in Ruby shoes

監督・脚本 イ・ジェヨン
出演 イ・ジョンジェ(ウィン)橘実里(彩)余貴美子
    粟田麗/キム・ミニ /ダンカン/柳ユーレイ/大杉漣
    松尾政寿           2001年、韓国/日本

もう4年も前の映画です。

合作映画というとどこか違和感があるものが多いけれど、この映画にはありません。
タイトルからロマンチックな純愛映画を想像してしまうのですが、それだけではなく不思議な雰囲気を持った映画で、主人公二人に自然に感情移入できました。
好きな映画の一本になりました。

私はこの二人が特に変わっているとは思いません。
誰でも、人と少し変わった部分は持っているのではないでしょうか。

イ・ジェヨン監督談
「21世紀にこういう純愛譜のような愛が存在するのか、そういう疑問を投げかけたいと思いました」

予備校生、彩は目標の定まらない不安定な年代の少女。
家族の心はバラバラ、好きだった祖母の死から彼女は日付変更線の上で自殺することを夢見ます。
そのための資金作りに美少女サイトのアルバイトを始める。

一方、韓国、ソウルではありきたりな毎日のなかでただ時間をやり過ごすばかりのウィン。
両親に貰った家での彼の密かな楽しみはコンピューターの美少女サイトを覗くこと。

ウィンは役所勤めをしていて、赤毛の女の子に一目惚れする。
でも、器用ではない彼はその女の子にうまく気持ちを伝えられない。
彼女へのプレゼントも買ったものの渡すこともできない。

PCのサイトの朝子(彩)がその女の子に似ていた。
だいたい、ウィンがこういう攻撃的な趣味?の女の子をなぜ好きになったのかは謎。笑
太刀打ちできないのは無理もない;

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『靴をはいた朝子』アサコ・イン・ルビーシューズ 
真っ赤なルビー色の靴がとっても印象的。
ウィンの小指が無感覚なのは心までそうだということの象徴でしょうか。

彩の家族が朝、道でそれぞれの仕事先、学校へとパッと四方に分かれて行くのは心がバラバラなのを表していてハッとさせられます。
現代が抱える問題と、若者の孤独と混沌。

この映画は日本のパートを松竹の若手キャメラマンが撮影しているそうです。
祖母の古い家の庭の緑や彩が漂うプールの深い青がとても美しく、
韓国でなく日本のキャメラマンが撮ったというのが嬉しい。

どこか無表情なイ・ジェヨンはこの映画の人は良いけど茫洋としたキャラクターが一番似合ってるように見えます。
朝子(彩)を見る陶然としたウィンの表情は見ものです。

橘実里さんは深津絵里さん似の新人、演技も確かでチャーミング。
彼女の服装が可愛い。
ちなみにゴダールの『女と男のいる舗道(VIVRE SA VIE)』でアンナ・カリーナが着ていた衣装がそのまま登場しているそうです。(彩が2回目の撮影をするシーンで着ている服装)

知り合うはずのない彼らが知り合い、そして。。

ここから結末に触れています。
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美少女サイトの本社がアラスカにあるところから、引き寄せられるように二人はその地に向かいます。

出会いも別れも全ては縁。

ウィン ”彼女の名は綾”
彩 ”いつか会ったことがある気がする”(彩は気がついていないけど、実は二人は過去に一度出会っているのです)

ウィンはそっと彩の肩にコートをかけてやり、彩が微笑み返します。
彩が大人への一歩を踏み出した瞬間。
このウィンとなら大丈夫。希望の見えるいい場面です。

二人の心の声が同時に聞こえます。

私たちの物語はこうして始まった・・