監督:アンドリュー・ラウ
出演:アンディ・ラウ(ラウ )呉君如 サンドラ・ン(カム)
アニタ・ムイ(ティナ)
エディソン・チャン(ティナの弟)
ゴードン・ラム(ラウの相棒)
20001年、香港
これ、アンディ・ラウが立ち上げ、一度はつぶれて再興した「天幕チーム」の映画なんですねえ。
「インファナル・アフェア」シリーズの監督・主演コンビ、アンドリュー・ラウとアンディ・ラウが贈るコメディ。
もう若くはない女性(カム)はホテルのウエイトレスとして、平凡で地味な毎日を送っている。
が、ある日、ホテルで踊るハンサムなダンス教師と、そのダンスに魅せられ、彼女もなけなしの貯金をはたいて、ラウのダンス教室に通い、夢を追いはじめる・・
アンドリュー・ラウ監督のコメディって珍しいような気がしますがどうなんでしょうね。
日本でも公開されるような気配だったのに、忘れてしまっていた1本。(汗)
着想は日本の「Shall we Dance?」なんでしょうけど、また、一味違った作品になっています。
これがね~、香港映画ファンにはなかなかこたえられない面白さなんですよ~。
俺たちは何を売る?
夢さ!
夢をかなえるにはパトロンがいる。
パトロンさえいれば夢は叶う。
ラウは夢のためにはお金が必要だと考えている。
そのためにはヨイショもすれば、口先三寸の商売上手。^^
流石、ちゃんと!香港ティスト(パロディ、内輪ネタありで、笑)入ってますしね。
アンディ・ラウさんって、一番苦手なものがダンスと言ってた時期がありました。
努力の人はそれを克服しました。笑
俳優さんは表現力が抜群なので、うまくなりますよね。
ピンクの練習着のアニタ・ムイとのダンスの場面はアニタの胸のときめきが表れていて素晴らしい。
アニタ・ムイとアンディもプライベートでは仲良しでしたね。
アニタは男装も似合って、中性的な、魅力溢れるプロフェッショナルな女優さん。
素敵です。
ホテル富豪で仕事一途、黒づくめで、険しかったティナの顔にも笑顔が蘇ります。
サンドラ・ンは元々コメディセンス抜群で、この映画でも、人柄のいい可愛いさが自然に滲み出ています。
持って生まれた明るさは周囲の人々をも明るくする。
好きだな。彼女。
『インファナル』でトニーを撃ち、アンディに殺されたもうひとりのマフィア潜入を演じたラウの相棒。いいヤツ。
この人がジャッキー・チュンの物真似なんかして、これが結構似てたりと、流石、香港俳優。
達者やのう。。
教室のバーベキューパーティはミュージカル。笑
サンドラ・ンはチャウ・シンチーのつもりかな?アハハ
映画の原題はサンドラの名前にかけてあるのかしら。。
みんなほんとに楽しんで演じてる感じがあっていいです。
さて、お楽しみのネタ明かしをするので、知りたくない方はここから先は読まないでくださいね。
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ジャッキー・チュンの物真似のあとに出てきたのが・・
唖然・・爆笑・・涙でした。^^
アンデイ・ラウが!あのレスリーが2000年のコンサートでした女装?の物真似をするんですよ。
山口百恵の「さようならの向こう側」
歌い方も似せて、同じようなスカートはいて!!!
まとめた長い髪には割り箸を^^刺してたような。
レスリーは日本の「塗り」のお箸を刺していたように見えましたけど。爆
ラウはわざわざ、口の周りのヒゲを青くして・・
失礼ながら、この珍妙な格好が、みょ~~~~~~~にレスリーに似てる。
アニタも素で笑ってますよね。
「キャ~、哥哥~~~!!」笑
アニタとレスリーは親友か兄妹のように仲がよかったからしいから。
このあとわずか数年で、ふたりが旅立ってしまうと、誰が想像したでしょう。
ふたりは奇しくも2003年の4月と12月に亡くなっているんですね。
夢はお金で叶えるものではない。
大切な人は案外身近にいるのだ。
一見の価値ありの映画です☆