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キネマ旬報 2005年ベストテン

2006-01-12 12:19:10 | 日記・エッセイ・コラム
キネ旬のベストテンが発表されました。

最近の私の中では邦画とアジア映画全般がブームなので邦画のみのお話です。ごめん。

1.パッチギ!
2.ALWAYS 三丁目の夕日
3.いつか読書する日
4.メゾン・ド・ヒミコ
5.運命じゃない人
6.リンダ リンダ リンダ
7.カナリア
8.男たちの大和 YAMATO
9.空中庭園
10.ゲルマニウムの夜

私が独断と偏見で見て1位2位の争いだったのが『パッチギ!』と『メゾン・ド・ヒミコ』です。
『パッチギ!』はイムジン河の流れた60年代に多感な年頃だった人には絶賛されるのでしょうね。
とにかく面白かった。
大笑いしているうちにこみ上げるものがあって井筒監督にしてやられた映画です。
審査員の方もこの時代を経た人(私も)が多いんでしょうね。
でも、1位とはびっくりです。

『メゾン・ド・ヒミコ』は問題提起の映画でした。
同性愛?老後?父娘の愛?
見る人はどれかにヒットして感銘を受けずにいられない。
それにあのダンスシーンの幸福感が堪りませんでしたね!

面白いことにこの2作に出演しているのがオダギリジョー。
恐るべしオダギリジョー!

俳優のオダギリジョー(29)が、単身米国に渡り、全編英語のセリフに挑戦した主演映画「ビッグ・リバー」(監督舩橋淳)が、2月9日に開幕するベルリン国際映画祭のフォーラム部門に選出された。
ふ~ん。。

2位が『ALWAYS 三丁目の夕日』ですか。
素直に見て感動できる映画でした。審査員の方々も素直に見たんですね。
こちらも観客の年齢層は高いと思います。
若い人にも見て欲しい映画ですけど。

『リンダ リンダ リンダ』は韓国のペ・ドゥナが邦画に参戦。
画期的かつ王道な、青春の1場面を見る人にプレゼント、落ち着いた雰囲気で心に沁みる映画でした。
韓国と日本の映画がいい意味で影響しあって嬉しいです。
そうそう、忘れちゃいけない、たか子役のme_ismの山崎優子さんが素晴らしかったので、感想に書いたらご本人からコメントを貰った。
嬉しい”事件”でしたね~♪コンサートに行かなくっちゃ!

画期的と言えばチャン・ツィイーも出演の鈴木清順監督の『オペレッタ狸御殿』も忘れてはいけませんね。笑

個人的には蒼井優さんが瑞々しく、沖縄の風景、風土を堪能できる『ニライカナイからの手紙』も好きですが。
『空中庭園』や他の作品はいずれ見たいと思っています。

さて、俳優賞です。

主演男優賞はこれでもかっ!のオダギリジョー!(反感買いそうな勢い、汗)

助演女優賞は薬師丸ひろ子。
『ALWAYS 三丁目の夕日』で善良な暖かい主婦役でした。懐かしい人です。

新人男優賞は石田卓也。
『蝉しぐれ』では少年時代の平四郎、貧しさに負けず、武士の誇り、人間の誇りを失わない武士の子を演じました。
少年時代だけでも1本の映画になっていました。

さてさて、日本アカデミー賞のいくえが楽しみになってきました。