愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

NHK世論調査を視れば安倍政権の政策も憲法改正問題も国民には支持されていない!野党4党も!

2016-07-21 | 16年参院選

安倍政権の政策が国民とかい離しているのに

選挙では「大勝」と叫ぶメディアの犯罪的役割浮き彫り!

世論をきちんと分析しろ!

安倍政権打倒のチャンスはもっと大きくなった!

野党は戦略戦術を判りやすくすべきだ!

4年間の限定的暫定的国民連合政府構想と公約を創れ!

基本は

立憲主義=憲法を活かす=民主主義実現だ!

 団結こそ、国民に展望を示すことなる!

野党「ゴタゴタ・だらしない」論は早急に克服すべし!

そのカギは民進党だ!

愛国者の邪論の検証

安倍政権の政策判断の「ものさし」!

安倍内閣支持   48.0%

安倍内閣積極的支持16.8%

安倍内閣消極的支持20.7%

安倍内閣消極的支持30.9%

安倍政権政党支持 43.6%

安倍政権亜流政党  2.6%

安倍内閣不支持  36.0

安倍内閣打倒政党 16.3%

無党派      31.0%

6つの政策課題を挙げて、国が今最も力を入れて取り組むべきだと思うことを聞いたところ

「社会保障」26%、「景気対策」22%、「財政再建」、「子育て支援」、「格差の是正」が、それぞれ12%、「外交・安全保障」が10%でした。

愛国者の邪論 この設問そのものが曖昧です。「国」「政府」「安倍内閣」という「訊き方」では、そのニュアンスは大きく違ってくるはずです。「不明」は6%。秋以降の国会では大きな争点になる「憲法改正」がありません!意図的です。

「外交・安全保障」は10%・100,3人しかいません!あれほど中国・北朝鮮の「脅威」を煽っているのに、たったこれだけです。「暮らし」に関わる問題は、84%です。842.52人です。圧倒的です。内閣支持48%より圧倒的です。これは、如何に安倍政権の政治が国民生活にとって問題政治か、浮き彫りになります。破たんと失政は明らかです。

今月10日に投票が行われた参議院選挙の結果に、満足しているかどうか尋ねたところ

「大いに満足している」   8%

「ある程度満足している」 43%  52%

「あまり満足していない」 28%

「まったく満足していない」16%  46%

愛国者の邪論 内閣支持率、「国が今最も力を入れて取り組むべきだと思うこと」とも違った数字が出ています。「内閣支持」48%。やってもらいたいことは「暮らし」84%。内閣を支持していても、実際の政治には満足していない国民世論が浮き彫りになります。「内閣不支持」は36%、この36%の国民以上の10%の国民が「選挙結果」に「満足していない」のです。

ここに野党の存在意義があります。しかし、このエネルギーを選挙結果に引き出せなかった!選挙制度の問題があるにしても、選挙戦略・戦術について、厳しい検証が必要です。

今回の参議院選挙の結果、自民・公明の与党と憲法改正に前向きな勢力が合わせて、憲法改正の発議に必要な参議院全体の3分の2の議席を占めたことについて、よかったと思うか聞いたところ

「よかった」      27%

「よくなかった」    29%

「どちらともいえない」 37%

愛国者の邪論 「憲法改正」問題を曖昧にしている安倍政権の策略が、「どちらともいえない」37%で、改めて浮き彫りになります。選挙中の安倍首相の対応が批判されなければならないことは、ここでも浮き彫りになります。しかし、情報伝達手段のマスメディアと野党の責任もあります。争点化に失敗しているからです。その重要な一つが「憲法形骸化の安倍自公政権」に対して「憲法を活かす」論の決定的弱点です。

もう一つあります。安倍政権支持派よりも少ない結果が出されました。「積極的支持」16.8%より多いものの、自民党支持40.3%より、安倍政権政党支持43.6%より少ない!ここに、この問題の問題点が浮き彫りになります。安倍内閣の「憲法改正」問題は国民には支持されていない!ということです。

今回の参議院選挙では、民進・共産・社民・生活の野党4党が連携して選挙に臨みましたが、この4党の連携を今後も続けたほうがよいと思うか尋ねたところ

「今後も続けたほうがよい」 26%

「今後は続けないほうがよい」24%

「どちらともいえない」   43%

愛国者の邪論 今後も続けたほうがよい」は、安倍内閣打倒政党16.3%より多いものの、安倍内閣不支持36.0%より少ない!また「今後は続けないほうがよい」は安倍内閣支持48.0%、安倍政権政党支持43.6%と安倍政権亜流政党2.6%を加えた数字より少ない!安倍政権積極的支持派16.8%より多いことに注目です。

「どちらともいえない」をどう見るか!です。

ここでも、「野合」論が浸透していることが浮き彫りになります。野党共闘と市民連合の「合意」情報が流されず、「野合」論のみが垂れ流されたということです。安倍政権派のウソとネガティブキャンペーンが奏功していると言うことが、ここでも浮き彫りになりました。これは野党の責任でもあります。「野合」論を徹底して批判していないからです。

同時に、「今後も続けたほうがよい」は自民党公明党支持者より少ないこと、野党4党支持者より多いことが、今後の展望を浮き彫りにしています。ここに確信があります。一人区の一定の勝利、沖縄福島の勝利と、鹿児島県知事選挙結果を視れば、野党共闘の中身を検証することです

今の憲法を改正する必要があると思うか聞いたところ

「改正する必要がある」28%

「改正する必要はない」32%

「どちらともいえない」30%

愛国者の邪論 国にやってほしいことの中に「憲法改正」問題を入れていないことの『理由』が浮き彫りです。この設問があった!しかし、この設問は、あまりに一般的です。秋の国会ということになっていません!このような設問になると、それなりの数字が出てくるのです。それでも安倍首相のネライが破たんしていることが浮き彫りになります。「どちらともいえない」を多くすることで、無関心を増やす!これで多数の議席を使って、情報伝達手段のマスメディアを使って、知らない間に「改正」を進めていこうという策略が透けて視えてきます。しかし、ここに国民と安倍政権の根本的矛盾が浮き彫りになります。

安倍政権の経済政策「アベノミクス」に期待しているかどうか尋ねたところ

大いに期待している」    9%

「ある程度期待している」  37% 46%

「あまり期待していない」  34%

「まったく期待していない」 14% 48%

「不明」           6%

愛国者の邪論 安倍政権の目玉政策に対する国民の期待は逆転しています。アベノミクス推進を掲げてたたかった選挙なのに、これです。国民世論と議席のかい離浮き彫りです。安倍首相が選挙後に「アベノミクスを力強く推進せよとの国民の期待があった」などと嘯いた記者会見が、実は、強がりであり、大ウソであることが、安倍応援団のNHKの世論調査でも改めて浮き彫りになります。

「道半ば」論でゴマカシ・スリカエ・デタラメ・大ウソのトリックで、企業団体の「組織票」を固めた結果であったこと。更には「野党野合論」で、「政治不信」「自公政権安定」論を煽り、「消去法」で議席を掠め取ったことが、ここでも「浮き彫りになりました。

逆に言えば、このような安倍首相派のたたかい方に噛み合う選挙ができなかったことが、多数議席を許した!ということでもあります。本来であれば、もっと議席を獲得することができた!「逃がした魚は大きかった」ということです。野党のたたかい方の問題が浮き彫りになりました。

安倍首相が党首討論から逃げたこと、情報伝達手段のマスメディアが参議院選挙報道から「撤退」して、安倍政権派と安倍政権打倒派の違いを明らかにしなかったこと、都知事選候補者選定報道で国民に選挙の争点を明らかにしなかった!安倍首相派のウソとデマを野放しにしたこと、ネガティブキャンペーンを容認したことが、最大の要因です。

これも、野党側の作戦ミスというか、たたかい方を誤ったということです。野党4党の団結の矛盾があるということです。不団結が野党「野合」論の浸透を許してしまった!安倍政権は民進党と共産党の矛盾、民進党内の矛盾を突いていたからです。この手口は、判っていたことですが、有効な切り返しはできなかった!

その最大の問題は「受け皿」論が決定的に不足していたことです。参議院選挙であっても、安倍政権を過半数以下にすることで、安倍首相の退陣を創りだすことができることは第一次安倍政権を視れば一目瞭然です。しかし、憲法改正問題に収斂させて「三分の二阻止」問題に、戦略を狭めてしまった!しかも、「人殺し予算」が加わり、本来の戦争法廃止問題を全面にすることができなくなってしまった。

そもそも今回の選挙は戦争法廃止・閣議決定撤回・立憲主義回復・憲法を活かすためのたたかいであったはずです。しかし、力点が置かれたことは「憲法改正」「三分の二」問題になってしまった!安倍首相がアベノミクス選挙だとスリカエ。ゴマカシましたが、国民の税喝実態を踏まえれば、アベノミクスに代わる新しい経済政策の推進で国民生活を防衛していくということを大きな政策として争点化すべきでした。

安倍派は国民生活の苦しさを、アベノミクスの破たんと失政ではなく、「道半ば」論でスリカエ・ゴマかし、アベノミクスを力強く推進すると言うことを掲げながら、期待を持たせることで、業界団体の組織戦を持って議席を掠め取った!のでした。それは「草の根保守主義」を徹底して掘りおこし議席を掠め取ったのでした。逆に言えば、アベノミクスで格差と貧困で苦しむ国民を投票忌避ではなく投票行動でアベノミクスを転換していくという点で確信と展望を与えることに成功しなかった!ということです。日常的に国民の要求実現運動を発展させることで「草の根民主主義」を構築するということができなかったということです。 


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