岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

今日の写真が語ること…(千手千眼観音) / Windows7自作が簡単、何でもOSが…(16)

2010-02-06 04:39:17 | Weblog
(今日の写真は、赤倉登山道沿いにある30番石仏の千手千眼観音だ。風衝地に立っていながらこの30番と32、33番石仏は、顔が風によって摩耗していない。建立されて余り年月が経っていないからだろうか。何時建てられたのかは分からない。だが、私が岩木山と関わりを持つようになる以前からあったはずだから、相当な年月を数えているはずである。
 それにしても、「強い」ものだ。29番と31番石仏は、彫られている「観音様」が何なのか分からないが、それでも、そこに立っている。そして、赤倉講の信者たちは「何という観音」か分からないが合掌しているのだ。
 それとも、彼らは先輩や先達から「観音様の名前」を知らされているのかも知れない。私はとにかくこの石仏が「何観音」なのかは知らない。しかし、合掌することは同じだ。
 この日は風が強く、カメラを両手でしっかりと掴んでいないと、首から提げているカメラが宙づりになり、「ぶるんぶるん」と音を立てて回転するのであった。
 しっかりと「足を踏ん張って」全身を三脚にして、やっとの思いで「撮った」1枚である。だが、この「千手千眼観音」は微動だにしなかった。)

◇◇ 今日の写真が語ること…(エビの尻尾をまとい立つ千手千眼観音) ◇◇

 岩木山で積雪の多いところ、10mを越える。そこは大鳴沢の源頭部なのだが、そこから200mほどしか離れていないこの場所は、この写真からも分かるとおり、積雪は少ない。
 石仏の台座の高さは大体30cmほどだろう。それを基準にして検分すると、積雪を意識させる「石仏」の右側でも50cmはない。左側に至っては台座よりも低いから、積雪は数cmから10cm程度だろう。
 「山の積雪」とは不思議なものだ。積雪数cmと積雪が10m以上という場所が「混在」している。
 この場所では「雪が降らない」のではない。「降る」のであるが「溜まらない」のである。それは「地形」と「高さ」、それに「風」である。ここの場合は「風」によることが大きい。積雪の少ない場所があるということは、そこに「溜まるべき雪」が別な場所に「溜まっている」ことを意味する。
 それでは、ここに溜まるべき雪はどこに溜まっているのだろうか。それは、この石仏の背後にある「水無沢」源頭部を頂点として逆三角形に広がっている「カール」状の広い谷頭なのだ。
 ここから200mほどのところにある大鳴沢の源頭部は積雪が多いが、その北面の山頂からの広い斜面は、この写真のように非常に積雪は少ない。風によって飛ばされて「積もれない」からだ。そこに積もるべき雪が全部「大鳴沢の源頭部」に溜まるからなのである。

◇◇ Windows7は自作が簡単、何でもOSがしてくれる (16)◇◇
(承前)
…一昔前は、そのようなことはなかった…

OSをインストールしなおす中で…ユーザーアカウントが?

 今は時々だが、嘗てはかなりの頻度でOSをインストールしなおしていた。
 最初のころはXPの「転送ウイザード」を使ってAコンピュータからBへ(またはその逆)数時間かけて設定とデータ(次第に「設定」だけになったが)を移行していた。
 これには情報機器間の転送通信に用いられるシリアルケーブル「RS-232通信ケーブル」を使った。D-subminiature(Dサブ)規格の9ピンのものだ。最近のマザーボードには、このポートは見あたらない。一世代前の「Intel D975Xbx」には付いていたが、殆ど使われることもなくなっている。
 これを使った「転送速度」は極端に遅かった。数時間かかることが常だった。これには困った。
 その上、「転送ウイザード」を使うと不要なファイルまでが転送されてしまうことがあり、まだ「Windows98 SE」あたりの残骸があったりで、それがミイラのように潜んでいるのである。
 そんなことがいやなので、その頃から、OSをインストール後、CDにとって置いたデータをコーピーすることにしていた。これで2GBほど容量が増えたりしてHDがかなりすっきりしていた。
 メールの「アカウント」もその都度書き換えること(再設定)がめんどうなので、CDからインポートしていた。だが、これが曲者であった。
 その前の年に設定した「アカウント」ではユーザー名が「Akio Miura」であった。だから「転送ウイザード」は1年以上もこれを引き継いできたのだった。
 実際、おかしいことにこの「転送ウイザード」でも受信トレイ、送信済みアイテムが転送できなかったのだ。私は「ユーザーアカウント」を「miura akio」としていた。
 だから、当然「Outlook Express」起動画面のユーザー名は「miura akio」であるはずと思っているのだが、「Akio Miura」となっている。これが大変なことだったのである。
 つまり、CDの受信トレイ、送信済みアイテムが「miura akio」のファイルに上書き出来ない。考えてみればあたりまえのこと、私は同一人だと思っても「Windows XP」は「miura akio」と「Akio Miura」を別人として処理する。
 特にメール関係は、セキュリテイ上からも厳しい「箍(たが)」がはめられていて名前の変更程度の小手先手法ではらちが開かないようになっているらしい。
 そんなわけで「Akio Miura」を破棄して「miura akio」に関わるデータに変えた。私にとっては大事であった。(明日に続く)