菅首相と小沢一郎、どっちが得？

仮に小沢一郎が首相になると、どうなるのか？　一年前を思い出してみましょう。カネを権力を独占して党内を威圧し、「小沢一郎以外の国会議員は何も言えない、何も出来ない」独裁政治が復活するわけです。「国民の生活なんか知ったことか！」政治に戻ってしまうのです。この光景は、北朝鮮そっくりです。少なくとも、小沢一郎が復権して得するのは「小沢一郎の側近だけ」というわけですね。しかも、「小沢一郎は政策が苦手」ときています。無能ぶりは、一年前を思い出してみれば分かります。「マニフェストを守るべきだ」と叫ぶだけで、何もできないのです。そもそも、民主党のマニフェストは選挙対策のハリボテ。小沢一郎が「自民党の政策に反対しいれば、中身は何でもいい」と強引に作らせたものなので、矛盾だらけ。世界はＣＯ２削減のため、「車を減らして鉄道網を整備」しているのに、日本では「高速道路を無料化して交通量を増やせ」というわけですから、最初から破綻しているのです。しかも、致命的なのは、小沢一郎を国民が生理的に毛嫌いしているという事実。しかも、国民には「無能な犯罪者が首相をやるなんて、国家の恥辱だ！」と思っているわけです。少なくとも、３年後の衆院選で民主党が野党に転落することは既成事実であり、民主党が官僚とべったりで金脈作りにいそしんでいるのは、そのためなのです。