年金を受給するなら、所在確認は義務

これら一連の騒動は、「年金を受給する場合は役所に届けなければ開始されないのに、本人が住んでいるかどうかも分からなくても死亡届けが提出されない限り振り込まれ続ける」という、いかにも「お役所仕事」が生んだ悲劇と言えるでしょう。やはり、年一回程度の本人確認は必要で、毎年本人が役所に更新するというのが、あるべき姿です。今回のような例でなくとも、本人になりすませば簡単に年金を不正受給できてしまうというのは、諸外国では考えられません。毎年、健康診断を義務化するというのも、ひとつの方法でしょう。そこで、指紋とＤＮＡ情報の登録を義務化すれば、遠隔地からの確認もできます。犯罪もやりにくくなるでしょうから、犯罪の抑止につながります。まぁ、お決まりの「プライバシーの保護」というクレームが上がるのでしょうが、個人情報にアクセスしにくくした結果が、今回の問題の根底にあるのですから、もう少し柔軟に対応できないものですかね。