あるひのあひる

sometimes"♯",sometimes"♭" ,and always"NATURAL”
猫とハーブと酒と音楽

記憶のスイッチ

2010-10-04 18:38:00 | テレビ番組・CM

先週末、NHKのBS2で放映された『J-POP 永遠の80’s』
ご覧になりましたか?

あれから20年以上経った今、往年のヒット曲を歌うアーティストたち。
イントロ聴いただけで泣けてきそうなくらい超懐かしい曲もあったのですが、久しぶりの歌声を聴いて思わず切なくなってしまった曲もチラホラ・・・。

加齢と共に声帯も衰えてくるから、ある程度は仕方ないのですが・・・。
高音、それと声の伸び。
技術力で上手くカバーしている方もいましたが、全体的にやっぱりキツ目だったかな。
杉山清貴さんくらいかなー、あまり経年変化?を感じさせなかったのは・・・。

懐かしさ、ということで一番感激したのは、小比類巻かほるの『Hold On Me』
昔すんごい好きだったなー、コッヒー。(今はカラオケの十八番)
久しぶりに聴いたケド、やっぱいい曲だ~。
それから、稲垣潤一。伸びと声量は若干落ちているとはいえ
声質がほとんど変わってないのが嬉しかったー。
それに、山下久美子。変わらないなー、雰囲気。
この人も大好きでアルバムほとんど持ってました。


懐かしい音楽を聴くと
瞬時にその頃の自分にタイムスリップ、しますよね?
封印していた記憶の扉がパカッと開いて
様々な想いと共に、当時の記憶が次々に溢れ出して来て・・・。

大好きだったあの人
笑ったこと
泣いたこと
苦しんだこと
さびしく過ごした一人の部屋
朝まではしゃいだ大好きな仲間たち
深夜のドライブで眺めた夜の海
泣きながら乗ったタクシー
眠れずに待っていた電話や
嬉しさにワクワクしながら迎えにいった空港

思い込んだらすぐ周りが見えなくなって
常に、全てのことに全力投球だった昔の私。

全身全霊で、恋、してたなー。


ひとつひとつの曲が
それぞれ違う風景と様々な思い出を連れて来て
心にドッとなだれ込んでくるのです。
思わずぎゅうっと胸が締め付けられて、苦しいくらい・・・。


香りもよく過去の思い出を連れて来るけど
(これは、嗅覚の伝わり方に関係があるのですが)
心に瞬間的に及ぼす影響という面で
音楽は嗅覚によく似ている気がします。


番組をきっかけに、もう一度古いアルバムを聴きなおしたりして。
センチメンタリズムとナルシシズム。
長い秋の夜にはピッタリ、かな。

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