あるひのあひる

sometimes"♯",sometimes"♭" ,and always"NATURAL”
猫とハーブと酒と音楽

続・いつかの誰か

2009-11-14 14:24:20 | スピリチュアル

※単にあひょが見た夢のお話です。しかもスピリチュアル系
興味のない方はスルーして下さいマセ



最初は、傍観者だった。
登場人物は3人。

まずは、20歳前後の可愛い女の子。ちょっと知的障害がある。
大体のことは自分で出来るけれど、自立はちょっと難しくて
家族(大好きな兄と優しい姉)の世話を受けながら生活している。
障害のせいか、時折感情がコントロールできなくなって
パニックを起こして感情を大爆発させてしまう。
その子のすぐ上は姉。穏やかでとても優しい女性。
そして一番上の兄。やはりとても穏やかで温かな性格をし
一番下の妹の面倒をよく見て可愛がっている。
3人の両親は(事故で?)既に亡くなっていて、家族はこの3人のみ。
一つ屋根の下で助けあって暮らしている。

で、そんな妹に、ちょっとした出来事が起きた。

どうやら、この辺りから私は妹にシンクロしたらしく
妹の気持ちと同化してしまい、妹として夢を体験している。


私(妹)は、本当はいろんなことを感じ、考え、欲している。
けれど、感情ばかりが先行して、やりたい事が実際には出来なくて
そのことで大きなジレンマも感じているし、世話ばかりかけてしまう姉や兄にも
心底申し訳ないと苦しんでいる。
けれど、表現する語彙も、方法も分からないのだ。
心の中にはたくさんの想いや言葉がいっぱい詰まっているのに
それを口から出すことが出来ないのだ。

お兄ちゃんのことは、とってもとっても大好き。
いつも一緒にいたいし、かまって欲しいし優しくして欲しい。
それに、出来る事ならば
本当はお兄ちゃんのお世話をしてあげたい。
ご飯を作ったり、仕事で疲れて帰ってきたお兄ちゃんを癒したり。

お兄ちゃんが、仕事から帰ってきた。
晩御飯を一緒に食べようと思って居間に入ろうとしたら
お姉ちゃんがお兄ちゃんに話しかけていた
「あの子(私)もご飯まだだけど、一緒に食べる?」
「いいよ」と言ってくれるかと思っていたら
お兄ちゃんは溜息をつきながら言った。
「いや。今日くらいは、ゆっくりと、落ち着いてご飯を食べたいよ」

居間の入口に立っていた私は
ものすごくショックを受けた。
心は、いろんな思いが爆発してしまって、収拾がつかなくなってしまった。
大好きなお兄ちゃんから拒否された悲しみとショック。
疲れているお兄ちゃんへの同情と、裏腹の怒りや恨み。
本当はいつも申し訳ないと思っている気持ち。
行動や言葉を思い通りに操れないジレンマ。苦しみ。
好きでこんな風な生き方をしているわけじゃないという
どこにもぶつけようのない怒りや嘆きや悲しみ。
大好きなお兄ちゃんやお姉ちゃんへの愛情。言葉では表せない感謝。

そんなあらゆる感情がない交ぜになって
気付いたらそれは意味不明の喚きへと変わり
私は、全身で泣き叫びながら暴れていた。

まさか会話を聞かれていたとは知らないお兄ちゃんとお姉ちゃんは
いつもの発作かと慌てて駆け寄り抱きしめて宥めてくれる・・・



と。ここで目が覚めました。
涙は流れてこそなかったけど
リアルな感情がそのまま残っていて
少しの間ボーっとしてました。

何故突然こんな夢を見たのか。
我が家のすぐ近くに、福祉作業所があって
毎朝、通勤の時に、楽しそうに作業所に向かう
障害をもつ人たちを見ています。
にこにこと楽しそうに友達と話していたり
一人で怒ったように独り言を言いながら歩いていたり
彼らの姿を見ながら、考えるとはなしにいろんなことを
感じたりはしているのですが。

「妹」の心の叫びが、とても強く心に残りました。
きっと誰かに分かってほしかったのでしょう。
傍から見ているだけでは汲み取ることができない
魂のつぶやき。
出来ないだけで、感じていないわけではないんだ。
でも、感じていることを伝えることができないんだ。
というジレンマを。

もしかしたら、どこかに住んでいる誰かの
実際の気持ちなのかもしれないな・・・。と。

皆さんはどう思われますか?

有り得ない。
やはり、ただの「夢物語」なのでしょうか・・・

コメント (6)
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