あるひのあひる

sometimes"♯",sometimes"♭" ,and always"NATURAL”
猫とハーブと酒と音楽

今年は見たくない

2009-07-19 16:37:40 | 子ども・育児・チャイルドマインダー

現在の室温31.7℃、湿度59%
BGMにボサノヴァなど流していても、エアコンなしの部屋は暑いです。
夏、ですねぇ。


海が呼んでいる!
山が呼んでいる!!
プールも水族館も動物園も花火大会もキャンプも旅行も・・・!!!

子どもたちにとっては、夏は楽しみがいっぱいの大好きな季節。
夏休みに入り、子どもたちはウキウキワクワク、親御さんはドタバタイライラと、なにかと大変な毎日ですね。

でも、保護者の皆様。
どうか忘れないで下さい。
子どもたちが開放的にのびのびと自然と触れ合うことはとても大切で素晴らしいことですが、それは同時に、怪我や事故など、思いも寄らないアクシデントに遭遇する確率も高い、ということです。

特に、海や川、プールなどの水辺。
そして、家庭で気軽に行う行水遊び、水風呂遊び。

“幼児は、水の深さがたった10cm位でも溺死する”という事実を、どうか常に忘れずにお子さんの行動を監視してあげて下さい。

“ちょっと目を離した隙に”起きる水の事故。
子どもばかりか、助けようとした大人まで巻き添えになり、楽しかったはずの遊びが、取り返しのつかない悲劇に変わってしまいます。

つい先週も、とある川で、きょんくんと私が見ている目の前で、2~3歳くらいの女の子が溺れました。
あっという間の出来事でした。
約10秒後に親御さんが引き上げ、結果的には事なきを得ましたが、あれは確実に親の過失です。
特に、水を怖がらない子どもさんは危険です。
自分の背や泳ぐ能力も考えず(幼児は当たり前です)、ずんずん進んでいきます。

“目で追っているから大丈夫”などでは決してありません。
泳げるお兄ちゃん、お姉ちゃんならともかく、乳幼児や小学校低学年くらいの子どもさんと一緒に水遊びをする場合は、必ず、常に、“一歩踏み出せばすぐに手を掴める”くらいの距離に居てあげて下さい。
“目”では子どもの身体を掴み危険から助け出すことはできません。

乳幼児の車内置き去りによる熱中症死。
海や川・プールでの溺死。

そんなニュースはもう見たくありません。

予測がつかない行動をするから子ども、なのです。
どうか、そのことを常に忘れず、小さな、そして何よりも大切な“命”を守って、楽しい想い出をたくさん作ってあげてください。

身体を使って五感で得たことは、目には見えないけれどとても大事な感性を磨き、その子の人格を形成する大切な引き出しのひとつとなります。
親の知恵と配慮で、安全に、そして楽しみながら、たくさんの引き出しを作ってあげましょう。



コメント
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