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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル『モーツァルト』より_モーツァルトゆかりの地をたずねて(4)

2020年04月12日 09時39分56秒 | ミュージカル・舞台・映画
(2014年10‐11月帝国劇場公演プログラムより)

「モーツァルトゆかりの地を訪ねて~井上芳雄 in ザルツブルク&ウィーン~

♬旅の終わりに・・・

 ウィーンに残るモーツァルトの足跡をたどり、彼の暮らした家へ向かう井上。コンスタンツェち結婚後に暮らした家は、現在<モーツァルトハウス・ウィーン>として一般公開されている。2階の窓から見えるのは、静かな小路。いわゆる“売れっ子”の時期にモーツァルトはここで過ごしていた。「忙しかっただろうから、窓からゆっくりと外を見るようなことはできなかったんじゃないかな」と井上は話す。ここで印象的だったのはモーツァルトの数々の肖像画。同じ人物を描いているとは思えない程、まったく印象が違うのだ。

 モーツァルトの人生に添うように旅をしてきた井上が最後に向かったのは、マルクス墓地。彼のお墓がある、と言っても本当にここに眠っているのかは分からない。「そうであろう」と言われている場所だ。草の茂った小道をのぼり、少し開けた場所に、それはあった。大きな墓碑や装飾があるわけではなく、世紀の大音楽家の墓とは思えないぐらいひっそりとしている。花をたむけて目を閉じ、しばし祈る井上。モーツァルトの生きた地でその人生を追い、彼は何を見つけたのだろうーその答えはきっと、舞台の上で見せてくれるに違いない。」











 2020年4月9日、帝国劇場では2000年の日本初演から20年目を迎えた『エリザベート』の幕があがるはずでした。帰省してしまったわたしはチケットを申し込むことすらできていませんでしたが『エリザベート』は心の宝物。初演を観劇したことは、まだ芸大の学生だった井上芳雄さんがルドルフとしてデビューした舞台を観劇したことは人生の宝物。無事に生き延びればまた会えますね。みんなが無事であればまた帝国劇場の幕はあがりますね、必ず。

Show Must Go On!の祈りを込めて・・・。