たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

描くことを深く愛した人 いわさきちひろ

2020年01月26日 17時41分49秒 | いわさきちひろさん






2018年11月3日(土)~2019年1月31日(木) ちひろ美術館・東京
企画展示「作家で、母で つくる そだてる 長島有里枝」

展示室1 描くことを深く愛した人 いわさきちひろ

「ちひろさんが子どもの絵をたくさん残していることについて、母親だから、という見方もあるでしょう。でも私は、ちひろさん自身が子どもの心を持っていたからではないか、と思うのです。というのも、彼女が描いた子どもたちの多くは、笑ってこちらを見るなどの大人が求める子どもの姿ではありません。その目線はまるで、自分を見ているかのように対等です。作家であり、母であり、女性である。そういう意味で私とちひろさんには共通点がある、ともいえますが、私が最も共感を覚えるのは作家としての彼女です。好きなことを続けるには、自分を信じるしかないから、人にも寛容になれるのかもしれない。ちひろさんのやわらかさがそのようなものだとしたら、ちひろさんが「絵を描くことを深く愛した人」だったことに注目すべきだと思うのです。長島有里枝」

(『いわさきちひろ生誕100年Life Chihiro Iwasaki 100(ちひろ美術館)より』)


 帰省をひかえた2018年11月15日に訪れました。郷里は自分が暮らせないところだって全くわかっていなかった、家賃の心配なく穏やかな日々が待っていると勘違いしていました。遠くなってしまいました。4月に馴染んだ場所を訪れる折にまたちひろさんに会いに行きたいです。