65オヤジのスタイルブック

オランダの光【アートなシネマ】

オランダの光

ビデオメーカー

このアイテムの詳細を見る

 ○オランダの光

僕の好きな画家にフェルメールがいる。
そのフェルメールはレンブラントとならぶオランダの巨匠だ。
フェルメールは光の画家ともいわれた。その光は、オランダの光によるものだ。

この映画「オランダの光」はオランダの光を通して、オランダの画家が光をどう表現してきたのか。
また、1979年の干拓によって現在のオランダの光との違いはどこにあるのか。変わらないものなのかを検証しつつ、画家達のオランダの光に対する考察や他の地域との光の違いなどを通して、オランダの光の重要性を語りつくしたドキュメンタリーだ。

水平線と地平線がはっきりとわかれ、変化する空と雲の色、射し込む光の変化など。次々とオランダの風景画を鑑賞しているかのような錯覚に陥る光ある風景。この映画のテーマであるオランダの光に吸い込まれ、明らかに他の光とは違う光を感じていた。

全編を通して湖畔の田園風景にカメラを据えて、自然の移り変わりからオランダの光により変化する空と雲と湖面や草。その中で、変化しないものは無機質なアスファルトの道路だけ。

そして、オランダの名画にある光は、まさにそこにある自然の色と形を現していることに気づかされる。この作品は、オランダの光を美術史はもちろんのこと科学的検証をも用い展開していることは、オランダの光がいかに人類の美術史において重要なものであるかを美しき映像を通して優しく語りかけてくる。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「【映画・ドラマ・演劇】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事