見出し画像

65オヤジのスタイルブック

大アンコールワット展・松坂屋美術館

大アンコールワット展のパンフレット
 (現在松坂屋美術館で10月10日まで開催中)

昨日は、テレビの「世界ふしぎ発見」でアンコールワット遺跡群を特集していたが、長く続いているアジアブームの中でアンコールワットが再注目を浴びているように思う。僕も、アンコールワットは訪れてみたい場所のひとつでもある。
あの報道カメラマンの故・一ノ瀬泰造さんもアンコールワットの地で亡くなっているが、彼もアンコールワットに対する憧れは相当のものだっただろう。

現在名古屋では、大アンコールワット展が開催されているが、この展覧会、思わず「すごい!」感嘆した。
とにかくその質と量に感動する。愛知万博のカンボジア館では、アンコールワットの遺跡の縮小の模型で展示物もほとんどなく来場者にも不人気だったが、今回の展示は充実した内容だった。

世界遺産に指定されている、アンコールワット遺跡群から発掘された遺品は、プノンペン国立博物館に所蔵されているもので今回の展示品を見るだけでも、相当量の遺品が所蔵されことがうかがい知れる。

今回の展示品は82点。ギリシャ美術と比較しても劣ることないアンコール美術は7世紀のドウルーガ女神像はミロのヴィーナスを超えるとも言われている。
6世紀から15世紀にわたる壮大な1000年の歴史から生まれた美術作品を本邦初公開も含め鑑賞できる。

ヒンズー教と仏教、二つの宗教を象徴する壮大な宗教彫刻が居並ぶ会場は、荘厳な空気に加えて、優しいまなざしと笑みをたたえた仏像が、癒しの空間さえも漂わせている。

密林の奥深くに存在し、幾たびの風雪と戦渦にたえながら、生き延びてきた世界最高峰の遺産の歴史を垣間見ることができる最高の展観といえる。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「【美術鑑賞・イベント】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事