65オヤジのスタイルブック

国家の品格

国家の品格

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国家の品格が100万部を突破して話題を呼んでいる。失われた日本人観を武士道をもとに呈した書という感じか。
どうやらすべての読者が共感したともいえないようだ。内容すべてを肯定する人は少ない。とりわけ、女性にとっては不愉快な点も多い。
こういった書は、鵜呑みにせず共感できる点にしぼって中庸にとらえるのが良い。
えてして、こういった書に影響を受けて飲み屋で、自分の醜態に気がつかず説教話に花を咲かしている酔っ払いオヤジの酒のツマになってる場合が多いから。

単純に考えれば、醜いことをする姿ほど品のないことで、そういう行動をしないことが品格といえる。先日も喫茶店で50過ぎらしきオヤジが、ブツブツ言いながら写真週刊誌の袋とじをびりびりに開いていた。自分のものならまだしも、店の雑誌を平気で破く。
言ってることとやってることが矛盾しているところに無秩序が生まれている。

白洲次郎の流儀

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僕が、終戦後の人物でもっとも品格がある人物をあげれば、白州次郎に尽きる。この人の生き様のほうが国家の品格を語る上で欠かせない人物だろう。また今の時代にもっともマッチしている。白州次郎関連の書を読めば絶対共感できると思う。
社会経験のない学者よりも、説得力がありしかもかっこいい。
ただし、ちまたに出没しているチョイ悪オヤジとは違うからご注意ください。

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