清須市はるひ美術館で開催中の「ブルーノ・ムナーリ アートのなかの遊び」展に。
ブルーノ・ムナーリは、イタリアのグラフィクデザイナーとして、同時に芸術活動を続けた
ふたつの顔を持つアーティストです。その
今回の展覧会は、その芸術活動の側面にスポットをあてその全貌が詳細に明かされています。アートのなかの遊びと題したテーマに沿うような、視覚的に楽しめる作品で構成されていて、アートを身近に感じる展覧会でした。特に注目すべきは、絵本や遊具などを手掛けたムナーリの子供たちに向けて発信した創作活動を再現しことにあります。そうした努力は学芸員の方々の力が大きく、当館の試みは開かれた美術館のコンセプトにそう企画だと思いました。
清須市はるひ美術館は、芝生の広場を挟んで開放的な図書館が併設された素敵な空間で、親子が屋外で、また美術館内でのワークっショップを楽しむなど、小さな美術館ならではの観る人の距離が近い特徴をもっています。
このような美術館が市の内外で評価され認識されることで日常とアートの距離が近づいていくことを願ってます。
2階からの景観。2階ではムナーリの作品を親子で楽しむことができるコーナーを設置。