65オヤジのスタイルブック

ゴッホ展での名古屋市美術館考察

先日の動物園の後、ネットショップ店長仲間のアート好き女子の希望で、最終日のゴッホ展を鑑賞することに。

最終日も相変わらずの盛況ぶり。入り口で美術館の職員が、鑑賞者に「混み合いましてご迷惑をおかけしました」とお詫びを繰り返していた。

人気の美術展だから、混み合うのは当たり前で、そのことについて謝る必要はないと思ったが、なるほど謝る理由が、ここにあったかなと思う点があった。

先日は、混み合う美術展での、効果的な鑑賞方法を書きましたが、さしもの茶々丸オヤジもお手上げのスペースが存在していました。

ゴッホ展のポスターにもなった自画像2点が並ぶスペース。コの字型のスペース正面に並んだ2点の自画像の前に人が埋め尽くされ、はけるスペースが出来ず、ここで混雑がピークに。

先般は、こスペースの混雑により解消された、その後の展示を鑑賞後、戻ってみたが、混雑は解消できぬまま。今回も解消どころか、ますます袋小路に追いやられ、脱出は不可能な状態だった。

係員も、ただ黙ってこの状態を見守るしかないない。この状態でドミノ倒しが起きなかったことが、作品にも鑑賞者にも救いだった。

茶々丸オヤジ、名古屋市美術館は、その展示スペースの狭さや、2階、3階で構成される企画展示から。鑑賞者にもっとも優しくない美術館としてワースト1と思っている。

常設展示スペースに比べ、半分に以下のスペースに押し込んだような展示方法に、関係者の誰も疑問を感じないのが不思議だ。

有名設計者によって、話題を呼んだ美術館も、憩の場のカフェも今は民間の方の努力で維持されているが、建物の構造を考慮して、鑑賞者に優しい展示方法をのぞんでいる。

6月には、レンブラント 光りの探求/闇の誘惑の注目展も開催される。

すばらしい美術展が、主催者のおろかな運営方法で汚されないことを祈っている。
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