65オヤジのスタイルブック

映画 楽園の夜 Netflix

今回はNetflixのおすすめ映画をご紹介します。今回は、パク・フンジョン監督による韓国ノワール「楽園の夜」です。

Netflix

アジアのノワール映画は香港から始まり韓国へと移行。今ではアジアノワールの最高峰としての地位を韓国ノワールを確立しているように思います。そこには、韓国の歴史と文化が深く関わっているからではないでしょうか。今回の楽園の夜は「新しき世界」「The Witch 魔女」のパク・フンジョン監督の手によるもので、2020年ヴェネツア映画祭に正式出品されています。作品の雰囲気は北野武作品の雰囲気を漂いますが、壮絶かつ哀愁を帯びたノワール作品の特徴をうまく捉えています。

暴力団構成員テグは、姉と姪を殺された報復に敵対組織のボスを襲撃し、組織の指示で済州島に住むある家族の元に身を隠す。身を隠した家族である女性ジョヨンと出会い束の間の休息を得ていたが、敵対組織の追手が迫ってくるというもの。

血で血を染める報復シーンは、目をつむるほどの残忍なシーンの連続。そして、信頼していた組織のボスの裏切りと謀略により、身を隠す家族にも魔の手が。練られたシナリオはオーソドックスですが、そこがノワール作品とよく作られてます。構成員をテグを演じたオム・テグの鍛え抜かれた体に彫られた入れ墨、哀愁を帯びた表情などヤクザの風貌は、どこか日本と重なります。

今回の見せ所は、なんといってもドラマ「ヴィンチェンツォ」でヒロインを演じたチョン・ヨビン。ドラマと違い寡黙でつらい過去を持つ女性でその役割がとてもクールです。クライマックスで主役が入れ替わるところもおもしろい。クライマックスの壮絶シーンは圧巻です。

Netflixには、韓国ノワールの作品は見逃せない作品が数多くあるので今後もご紹介したいと思います。


映画レビューランキング


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「【映画・ドラマ・演劇】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事