僕が、一番観たかったのが、スピードスケートの小平奈緒選手の金メダル。
見事に500Mをオリンピックレコードで金メダル。３回目のオリンピックで、一番輝くメダルを手にしました。メダル獲得から今日まで様々な形で彼女のエピソードが紹介されましたが、僕は、金メダルというキーワードにまつわるエピソードに注目したいと思います。
先ずは、信州大学時代から支えた結城コーチの存在。長野五輪で金メダルを獲得した清水宏保選手のコーチとして、金メダルを目標にコーチの指導を受け、卒業後の受け入れ先の企業にも尽力され、地元病院の全面協力支援を得ての偉業に胸が熱くなりました。小平選手を支える人々に共通するものは、彼女を愛する人々の無私の心で支えられていると思います。
そして、オリンピック2連覇の絶対女王イ・サンファの存在。彼女を超えることを目標に結果を静かに見守りながら、前女王への敬意を忘れない姿と戦い終え、互いを認め合う金メダリストだけが知る深い絆を感じました。まさに観たことのない高い山の頂きを乗り越えた者だけが観れる景色ではないかと思います。
そして、小平奈緒は次への金メダルにコーチと共に走りだそうとしている。それは、連覇を成し遂げているイ・サンファへの大きなリスペクトなのかもしれません。
