65オヤジのスタイルブック

自転車違反強化がもたらす弊害

6月から施行された自転車ルールの罰則強化。半月程が経過し様々な弊害が生じています。特にイヤホンをつけての自転車走行について、先日も、補聴器をつけた方に、注意を促す非常識な対応もあったそうです。

今回のイヤホン使用の論点は、音楽を聴いていることへの注意の散漫による事故防止ではなかったかと思います。今回の補聴器の事件も、イヤホンイコール音楽と言う通り一遍の対応が招いたのではないかと思います。

違反とみなされる項目は14項目

  • 信号無視
  • 通行禁止違反
  • 歩道者専用道路における車両の義務違反(徐行違反)
  • 通行区分違反
  • 路側帯の歩行者妨害
  • 遮断機がおりた踏切の立ち入り
  • 交差点安全進行義務違反
  • 右折車優先妨害
  • 環状交差点での安全進行義務違反
  • 一時停止違反
  • 歩道での歩行者妨害
  • 制動装置(ブレーキ)不良自転車運転
  • 飲酒運転
  • 安全運転義務違反

これらの項目に違反すると罰則となるわけで、イヤホンに関しては、罰則対象ではないです。ただ、罰則対象ではないにせよ、周囲の音を遮断すことは注意が散漫となり危険が伴う行為なので、安全運転義務違反につながる可能性も強いので、個人的にはイヤホンを付けて音楽を聴くことは、個人的には賛成ではないです。

また、今後論点となるであろう、傘差し運転も、60センチ以内の傘を使用し専用ホルダーに装着して両手は使え、車道を走行すれば違反にはならないようです。

また、飲酒での自転車使用も、飲酒による正常な運転ができない場合に限り、自転車を引いていれば同様に違反対象にならないようです。

自転車の違反強化は、悪質な運転者の増加に伴う処置ですから、その点は評価できますが、一定のルールを守っている運転者に対しては警察官も目視と真摯な対応で、運転者に対して不快な思いをさせない取り締まりが必要ではないかと考えます。

自転車は、庶民の足で欠かせないツールです。やみくもな規制によりマナーを守って走行する人々にあらぬ心配を与えないように規制する側も臨機応変な取り締まりもお願いします。


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