65オヤジのスタイルブック

DVD 娼年

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、石田衣良原作を映画化した松坂桃李主演の「娼年」です。

石田衣良の同名小説を映画化した本作。すでに舞台で主役を演じた松坂桃李が娼夫役で再演。女性の支持を受けてR18指定ながら高興行成績を収めた本作。劇場での観たかったのですが、女性が多いということで、今回のDVD観賞となりました。

石田衣良作品は、ドラマの池袋ウエストゲートパークではまり、好きな作家の一人ですが、コールボーイを主人公にした青春小説ってのが衝撃的です。舞台では、高岡早紀が女性オーナーを演じ、舞台上での絡みもあり注目されましたが、今回は、舞台での脚本演出の三浦大輔氏が、映画の方でも監督を務め、キャストも舞台と同じマゾヒストのコールボーイ仲間・アズマ役の猪塚健太やお客の初老の婦人を江波杏子が演じてます。ちなみに三浦大輔監督は愛の渦で舞台と映画の両方を制作されてます。

舞台は東京。大学生のリョウがバイト先のバーで、コールボーイのオーナー、真飛聖演じる美堂静香にスカウトされ、様々な女性と絡みながらコールボーイとして上り詰めていくというもの。松坂の冷めた表情の中にある未知なるものへの好奇心が対照的で、最近の役者としての進化を感じる作品でした。 

女性にも、セックスにも興味をもたないリョウが、静香に惹かれながら女性と交わってく、ひと夏の恋模様が描かれていくのですが、コールボーイいう異質な世界が描かれ、仲間のアズマの性癖や買春する女性たちの境遇が興味深く描かれていて、スキャンダルでありながら、ピュアに惹かれる面白さがありました。また、男と女の性への思考の違いを改めて感じる作品で、続編の逝年の映画化も実現してほしいなと思います。


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