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広島東洋カープに見る地域チームとしての価値

広島東洋カープが25年ぶりのリーグ優勝を果たしました。地元愛の強い僕は、ドラゴンズファンですが、ファンと一体となったカープの躍進は、羨ましくもあります。

また、今回のリーグ優勝は、地域チームとしての価値を大きく高めたと感じます。現在のプロ野球は、かつてのジャイアンツ主導で動いてきたプロ野球の歴史から、地域チームとしてのプロ野球へと変化しています。

また、カープ女子と言う流行語まで生んだ女性ファンの獲得は、球団経営自体の在り様を変えました。経営においても、女性ファンをいち早く獲得したカープの戦略は、他球団の比ではなく、メジャーにおけるボールパークの理念を取り入れた結果としての一現象であり、その後に追随した他球団の方向性とは明らかに違いがあります。

名古屋の地に住んでいると、よく感じるのはスポーツにおいては地域より企業理念が優先するのを実感します。今回お家騒動で名をはしたドラゴンズもJ2降格ラインにいるグランパスは、まさに地元企業の庇護のもとで生き延びているチームであり、ファンもある種の苦悩を抱えています。今年は、大きな成績不振によりファンの憤りは頂点に達しました。

もとより企業のバックアップは必要不可欠ですが、地域スポーツの価値を高めていくためにも、企業のスポーツを通じた地域貢献を見直すべきだと感じています。事実、今活気あるチームは、プロ野球においてもJリーグにおいても、今シーズンの状況は、地域スポーツしての価値を企業と地域が一体となって推進しているチームが好成績を残しています。

9月24日には、企業チームとクラブチームひとつにまとめたバスケットボールのBリーグが新たなスタートを切ります。まさに地域チームの価値が問われる大きな節目を迎えています。

あらゆるスポーツの分野においても地域チームとしての価値を高めていく新しい潮流を築き上げて行くことがスポーツの未来を拓くことにつながると僕は確信します。


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