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映画 BIRD BOX/バード・ボックス

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映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回はNetflixオリジナル作品でサンドラ・ブロック主演のサバイバル・スリラー「BIRD BOX/バード・ボックス」です。

今回の作品は、2018年制作のNetflixオリジナル作品で、デンマークの女性監督は「真夜中のゆりかご」でも知られるスサンネ・ビア、サンドラブロック主演の作品です。トラウマになるかもしれないので前置きしておきますが、今回の作品は、世界中が謎の怪物を観た人が自らの命をたってしまうウイルス的要素を持った作品です。

アメリカのベストセラー小説が原作となっていますが、内容は少し違っているそうです。物語はサンドラ・ブロック演じるマロニーは、子供みごもり、病院の診察中にその現象を目の当たりにし移動中に姉が犠牲となります。町中がパニックに見舞われる中で、ある男の家に他の人間と共に逃げ延びます。数年後、生き残ったマロニーは、二人の子と共に、あるレスキュー施設を目指し、目隠しで激流の川を渡るという内容です。

作品としては、日本でもヒットした「クワイアットプレイス」と酷似していて声を出したら怪物に命を狙われるように、それを見たら終わる恐怖のスリラーものですが、異なるのはその怪物の存在が最後まで見えないこと。当初は怪物の正体を見せる展開だったそうですが、その怪物が滑稽だったことから、主演のサンドラ・ブロックからの要望でなしになったそうです。

また、今回の見せ場は、サンドラ・ブロックが子供との一部の絡みを除いて完全な目隠しで挑んだそうで、通常が見えるように細工するのを彼女自身が拒み、困難な演技に挑戦しているそうです。確かにサバイバルシーンでは、彼女の鬼気迫る迫真の演技が光っていました。

スサンネ・ビア監督の手法も、パニック発生からの大都市と施設を目指す大自然の二つのロケーションを同時進行で描くことで、全体像をバランスよく配分され物語の関連性をうまく結びつけていました。見えない世界とバードボックスのワードが手掛かりになっていますので、そこを注目して観てみると面白いと思います。

今そこにある世界の危機が、映画の世界において劇場と動画配信の世界をボーダレス化を進めていくように感じます。その意味でもNetflixは最注目のコンテンツと言えるでしょう。興味のある方は、ぜひ鑑賞してみてください。

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