映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、人気バンドによるミュージカル作品「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」です。
スコットランドのバンド、バル・アンド・セバスチャンのフロントマン、スチュアート・マードックの初監督作品。彼のことは、僕自身知らなかったのですが、プラダを着た悪魔のサウンドトラックに関わっていて、今回の作品は、全編にオリジナル曲がちりばめられ、ミュージカル色の強い作品になっています。
内容も、主人公の拒食症でリハビリ施設に治療を受ける過食症の女子高生を中心に、イギリスとオーストラリア出身の男女と共に友情を育みながら、バンドデビューを果たすと言うシンプルな構成です。
監督自らが脚本と同時進行でサウンドトラックを制作。随所の音楽が散りばめられ、主人公のイヴを演じるエミリー・ブラウニングのキッチュでキュートなスタイルとボーカルが、作品の世界をポップに彩っています。
舞台のスコットランド、グラスゴーの街並みや自然も、イギリスとはちょっと違うマイナーな感じがあり、地元で音楽を楽しんでいる感じが、親近感があっていいなと思う作品でした。