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ハプスブルク展/会期終了 国立西洋美術館

先日の日曜日の26日に、恒例の東京アート巡りに出かけてきました。
 
今回は、ハプスブルク展、ハマスホイとデンマーク絵画展、ミイラ展と一日上野の森で過ごしました。上野の森は、国立西洋美術館、上野の森美術館、東京都美術館、国立博物館、国立科学館に、近くには、東京藝術大学があり正に美術文化の聖地です。以前は、これはと言う美術展くらいしか足を運ぶことができなかった東京も、50歳を機にJR東海ツアーズの新幹線プラスと美術展チケット、ランチまたはブランチが楽しめる超お得な50プラスで、東京での美術館巡りを楽しんでます。
 
今回巡った美術展の感想を順次紹介していきますが、今回は26日で会期終了となったハプスブルク展から。オーストリア、スペインをまたにかけ統治してきたハプスブルク家、同家がなぜこれほどまで注目されているかと言えば、絵画や工芸品、武具など世界屈指のコレクションを築きあげたことにあります。今回も華麗な装飾は施された武具から細密な美しい調度品、王家の権威を象徴する肖像画など100点が展示されていました。
 
そして、アートファンにとっては、バッロク絵画の巨匠ベラスケスの傑作「青いドレスの少女マルガリータ・テレサ」たびたび登場する華麗な少女、ベラスケスのマルガリータの中で最大にして最高の肖像画にうっとりしてしまいました。そしてそして、ハプスブルク家を支え悲劇の女王マリー・アントワネットの母、女帝マリア・テレジアの肖像画には、女王としての気品と風格に満ち溢れ、たじろぐほどです。今回ベラスケスの作品は4点、スペイン国王フェリペ4世、スペイン王妃イサベルの肖像画に宿屋のふたりの男と少女、どの作品も代表作でありこれらを観るだけでも価値のある展覧会でした。
 
最近は、バッロク絵画を中心に日本でも古典絵画が注目を浴びています。同時に日本人の写実画家も目を向けられるようになりました。現代美術が時代の流行になりつつある今、こうした展覧会に多くの人が足を運ばれるのは美術ファンの領域の広がりを感じます。
 
様々な制約があり巡回展が難しくなっている古典絵画の傑作、東京のみの展覧会も数多くあります。一生に一度の出会いを美術の聖地、上野の森で味わってみてはどうでしょうか。
 
 
 

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