65オヤジのスタイルブック

トライアローグ 愛知県美術館


先日、久しぶりにアート部を開催しました。リクエストが多かったバンクシー展に加えて、僕のセレクトしたのが
今回ご紹介の「トライアローグ」展。
横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館の3館が所蔵する20世紀西洋絵画のコレクションが一堂に介する今までにない展覧会
です。
 
トライアローグとは鼎談、三者会談の意で、三館が所蔵する選りすぐりの西洋絵画を時代別にアーティス別に並べることで20世紀の絵画の流れとアーティストの特色がつぶさにわかる画期的な展覧会です。
 
20世紀の西洋絵画は、西洋絵画史において最も多くの巨匠たちを生み出し、多種多様な絵画技法と画家の思考がもっとも表現された時代です。20世紀以前は、表現技法において多少の変化はあったものの一目してその変化がわかるのは印象派の画家たちぐらいではないかと思います。
僅か100年の間で、急速な変化をもたらし、現在の画家たちにもっとも影響を与えたのが20世紀西洋絵画の作家ではないかと思います。
 
フォーヴィスムのマチス、ルオーに始まり、キュビスムのピカソ、ブラック。シュルレアリスムのミロ、ダリ。抽象のモンドリアン、カンディンスキー、幻想派のマグリット、デルボー、ポップアートのウォーホル、リキテンスタインなど、綺羅星のごとく20世紀絵画の巨匠たちの作品が3点ずつ並びます。これほどまでに、20世紀絵画の巨匠たちが集まる展覧会は未だかつてないことで、例えるなら、事務所の違うアイドルグループたちが一堂に集まってコンサートを行う一大祭典と言えます。
 
名古屋はコロナ禍の中でも、十分な感染対策をとり開催中です。会話することのない空間だからこそ可能なイベントと言えます。会場の愛知県美術館は公立美術館の中でも天井も高く会場スペースも広い空間です。また、バンクシー展が話題をさらっていることもあり、鑑賞者の少ないです。会期も6月27日までですので、ぜひ20世紀絵画のアイドルたちの競演を楽しんでみてはどうでしょうか。


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