ピストルオペラ スペシャル・コレクターズ・エディションパラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
昨日、山口小夜子さんの訃報がテレビに流れた。
あの切れ長な瞳の奥に潜む妖艶な輝きと穢れなき黒髪。静かな笑みをたたえた唇。彼女の姿に息を呑み、一瞬の静寂を感じたちすくんでしまう。
また、僕ら40代の世代にとって、世界のトップモデル6人に選ばれた彼女は、憧れとともに日本を代表するキャリア人として畏敬の存在だった。
現在のスーパーモデルとは違う日本人としてのアイデンティティを持った人だ。
それは、彼女のスタイルや語り口、所作に現れたていた。
彼女は、インターナショナルでありながらインターナショナルではない存在なのだ。
ミスユニバースに選ばれた森理世さんや準ミスの知花くららさんは、アジア的要素をもった女性であるのに対し、山口小夜子さんに流れるものは、日本的要素に充ち満ちている。
国際化によって、日本人の心も体も変化している。
この先、アジエンスな女性が注目されることがあっても、ジャポネスクな女性は少なくなってくるだろう。
おそらく、山口小夜子さんの死により終焉を向かえるように思える。