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65オヤジのスタイルブック

映画「八日目の蝉」

若い頃は、洋画一辺倒で、邦画なんて見向きもしなかった茶々丸オヤジですが、最近感動した映画って邦画が多いんですね。

今回の映画「八日目の蝉」もそんな作品になりました。

直木賞作家・角田光代さんの原作の映画「八日目の蝉」は、不倫相手の子供を中絶し子供を産めなくなった誘拐犯の逃亡の日々を描きながら、実の親の元に戻っても、事件を拭い去ることができない誘拐された女もまた、妻子ある夫の子供を身ごもることに。同じ運命を背負った彼女が、4年間の誘拐犯の母との生活を見つめる旅にでる物語です。

誘拐犯役の永作博美は、相変わらずの憎みきれないほどの悪女役を好演し、名古屋出身の井上真央ちゃんも、朝ドラの太陽の様な笑顔いっぱいの演技とは別に、過去の美しい記憶を抱えながらも、孤独を感じながら生きる21歳の女性を演じてました。なんと言っても、ルポライター役の小池栄子さんの助演が光っていました。

決して派手さの無い作品でしたが、逃亡先の小豆島の自然や風習に彩られた美しい情景の中で生まれる、誘拐犯の母と娘の報われることのない深い絆を感じながら、親子の絆をあらためて考えさせられた作品でした。

音楽好きの茶々丸オヤジとしては、ジョンメイヤーのドーターズが、挿入歌としてうまく使われていて、ヒューマンサスペンスにメロディーがやさしく溶け込んでました。


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