人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

逆日記

2006-01-20 01:14:21 | 人生論・閃き
逆日記。ここでは、「物事が起こる前に夢や予定をそれらが既に起こったかのように書くこと」とします。これを皆様にお勧めしたいと思います。

理由は3つ。

① 思考の成長を辿る

まず、人は経験した出来事を結構覚えているものですが、比較的「過去に思ったこと・望んでいたこと」の詳細は忘れやすいのではないかと思います。少なくても、それを思ったのが3年前か?5年前か?と言われると自信が持てないものでしょう。

月に1回、年に1回でもいいのです。自分の1ヶ月、3ヶ月、1年、5年、10年、20年、30年間の夢・目標を書いてみてください。過去のエントリーを読むことで、自分の思考の成長を辿ることができるでしょう。

② 夢を具体化させる手段となる

夢を過去形で、既に起こったかのように書くと、それが可能に思えてきます。起こって当然とすら思えてきます。自分がその結果を得てもいいのだと思えます。そして、それを得たらどんなに嬉しいかが想像できます。

そして文章を書く場合、どうしても曖昧な部分をはっきりさせる必要があります。これは自分の決意を固くしたり、採るべき手段を明確にする効果があります。

簡単な例を見てみましょう。

2006年1月20日の逆日記(当然、私のものではありません。また、ありえないことは書かないようにしましょう。)

2006年1月20日:今日ははじめて逆日記を書いてみた。その結果、今日の目標がはっきりとわかって仕事が捗った。今日の目標は①大根を買う②ピエロを雇う③フェラーリの会長の記者会見でものを申すことだったが、とても良い大根を1本80円で買えた。八百屋のおっちゃんとも仲良くなれた。そしてフェラーリの会長には「正直、環境のこと考えてないんじゃないすか?」と瞬きせずに言えた。鼻で笑う記者、驚く記者もいたが、会長は真剣に答えてくれた。これはとても嬉しかった。踏み出してよかった。

2006年2月20日:最近なんだか調子がいい。先月からはじめているダイエットのおかげか、浜崎あゆみ嬢がデートをOKしてくれた。場所はJR東京駅7番ホーム。他の人にバレないようにダテメガネとピカチュウ衣装を着ていくことになった。感情を抑えきれずにジムで2時間も筋トレし、その後更に大根切りの練習を2時間続けた。

2006年12月31日:やっと大掃除が終わった。3月の告白のときは心拍数200を超えていたはずだけど、今年はあゆみと付き合うようになって、今までで一番幸せな年だったと思う。料理教室に通って、「大根輪切りの太刀」を体得できたのは自分でも驚きだった。来年は、「レタスの年」にする。「カマキリの殺陣」を会得したい。

2007年12月31日:「レタスの年」の名に相応しい年となった。「カマキリの殺陣」で止まるどころか、秘技「緑円一文字」を会得し、レタスフェア2007で念願のデモを行ったことがハイライトだろう。こんなに早く夢が叶うとは思わなかった。来年は・・・

などなど。

心をこめて、正直に、真剣に書いてください。私も年に一度はやっています。これは非公開とさせて頂きますが・・・!