人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

It's not WHAT you know, it's WHO you know

2005-07-17 10:23:19 | 人生論・閃き
大学一年のときの友人が大好きだった言葉です。

当時もなんとなく感じていたことではありましたが、本当の意味を理解していなかったように思えます。

最近、この言葉が良く頭を過ぎります。知識の豊富さより知人の質・量で評価される世の中なんだなぁと。実際、誰々と仲がいいということは、昔と違って大きな実益を生み出すものであり、重要なことではないと誰が言えるでしょう。

しかし・・・。昔から「俺はインターハイ出場校のエース4番だったんだぜ」はまあ許せたとしても、「俺はインターハイ出場校のエース4番の親友なんだぜ」という自慢には笑ってしまいそうになってました。しかし意外と、大人になるにあたって精神面の成長は他の成長についてこないものです。結局、古今東西、同じような会話になっているわけです。

思うに、少し大げさですが40歳、50歳にもなったら、日本を牛耳ってる人たちが知人であるか、何らかの関係があることは当たり前です。高校、大学、勤務先などであらゆるネットワークができるものであり、偶然その一部が有名・偉くなるのは当然のこと。たとえば東大を卒業すれば、その後50年何もしなくても多くの著名人が「後輩」となるわけです。ネタとしてはともかく、それで自分の価値を見出すのはどうかと。

結局、確かに「It's not WHAT you know, it's WHO you know」の世界なのですが、子供を持っても孫をもっても、常に自分を磨くことを続けたいと思います。最低でも「It's WHO you know, and then it's WHAT you know」という認識を皆さんに持ってほしい。私にとって友人・知人はとても大事であり、人間大好き人間なのですが、現代病ともいえる「他人依存症」にはかかりたくないなぁと思います。