大学時代のことですが・・・
私は高校時代から歌をやっていて、大学でも合唱部みたいなものに入っていました。しかし同時に、アカペラというものの存在を知り、興味を持ちながらも怖くてオーディションはしませんでした。合唱部は自分が間違えても誰も気付きませんが、アカペラでは人数が少なく、一人の失敗は全体を影響しそうだったからです。中心に立つソロなんて恐ろしいすぎて想像もできませんでした。
そう、高校の最後の年に始めた歌には、全く自信がなかったのです。
しかしそんな自分も成長し、なんとか大丈夫じゃないかな、と思ってオーディションしてみました。3年の1学期です。仲のいい友達がその男性グループの熱狂的ファンだったので、一度コンサートに行ったこともあり、とても良い印象があったので「やってみよう」と思えたのでしょう。
オーディションは2段階。1次オーディションは、まずは音域テストを行い、そして1分ぐらいのソロを歌う。選んだ曲はRadioheadの"High and Dry"でウケが良かった。
そして2次オーディション。
いよいよグループの中で歌い、ブレンド、ハーモニーなどが試されるわけです。そして、他のメンバーと一緒にウォームアップをしました。4部にわかれてハーモニーを歌い、声とともに耳をアップするのですが、輪を組んで歌うため様々な音が輪の中心で和音となるのです。
アップなのに、男の声だけなのに、透き通って聞こえました。体中が一瞬震えたのを今でも鮮明に憶えています。当たり前のドリルを、こんなにも美しくこなしてしまうグループなのか、と感動しました。同時に、「アカペラを甘く見ていた」と反省の念すら生じました。
まるでひとつの声。ひとつの声がハーモニーを歌えたら、こう聞こえるのだろう。
これが、アカペラだ。
その後、なんとか無事オーディションを修了し、なんとか認められて入部しました。練習は合唱部より全然楽しく思えました。
踊りながら、動きながら、最高のハーモニーの中で自分も一役を演じる。こう書いていると、あのハーモニーの「当たり前さ」に感動した日を思い出します。この頃、そんな芸術の塊に遭遇していないような気がします・・・違う楽しみは色々とありますけどね。
私は高校時代から歌をやっていて、大学でも合唱部みたいなものに入っていました。しかし同時に、アカペラというものの存在を知り、興味を持ちながらも怖くてオーディションはしませんでした。合唱部は自分が間違えても誰も気付きませんが、アカペラでは人数が少なく、一人の失敗は全体を影響しそうだったからです。中心に立つソロなんて恐ろしいすぎて想像もできませんでした。
そう、高校の最後の年に始めた歌には、全く自信がなかったのです。
しかしそんな自分も成長し、なんとか大丈夫じゃないかな、と思ってオーディションしてみました。3年の1学期です。仲のいい友達がその男性グループの熱狂的ファンだったので、一度コンサートに行ったこともあり、とても良い印象があったので「やってみよう」と思えたのでしょう。
オーディションは2段階。1次オーディションは、まずは音域テストを行い、そして1分ぐらいのソロを歌う。選んだ曲はRadioheadの"High and Dry"でウケが良かった。
そして2次オーディション。
いよいよグループの中で歌い、ブレンド、ハーモニーなどが試されるわけです。そして、他のメンバーと一緒にウォームアップをしました。4部にわかれてハーモニーを歌い、声とともに耳をアップするのですが、輪を組んで歌うため様々な音が輪の中心で和音となるのです。
アップなのに、男の声だけなのに、透き通って聞こえました。体中が一瞬震えたのを今でも鮮明に憶えています。当たり前のドリルを、こんなにも美しくこなしてしまうグループなのか、と感動しました。同時に、「アカペラを甘く見ていた」と反省の念すら生じました。
まるでひとつの声。ひとつの声がハーモニーを歌えたら、こう聞こえるのだろう。
これが、アカペラだ。
その後、なんとか無事オーディションを修了し、なんとか認められて入部しました。練習は合唱部より全然楽しく思えました。
踊りながら、動きながら、最高のハーモニーの中で自分も一役を演じる。こう書いていると、あのハーモニーの「当たり前さ」に感動した日を思い出します。この頃、そんな芸術の塊に遭遇していないような気がします・・・違う楽しみは色々とありますけどね。