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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

【雑感】過去1カ月間に9隻を拒否と、中国の米軍艦船の香港寄港【和文/CNN】

2007-12-03 20:05:14 | 雑感

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200712010002.html

ワシントン(CNN) 米国防総省当局者は11月30日、中国政府が過去1カ月の間、米海軍艦船9隻、米空軍機1機の香港への寄港を拒否していた事実を明らかにした。

米海軍によると、フリゲート艦ルーベン・ジェームズは12月下旬に新年休暇を過ごすため入港予定だったが、拒絶された。また、香港の米領事館の業務支援のため定期寄港しているC17輸送機の立ち寄りも断られたという。

同フリゲート艦の拒否の通告は、米空母キティホークと戦闘群の艦船が香港停泊を直前になって拒否された11月21日前後に伝えられたという。米太平洋艦隊司令部は、キティホーク拒否の前、南シナ海で悪天候に遭い、給油などを求め香港寄港を要請した米掃海艇2隻が停泊を断られた事実も明らかにしている。

中国が過去1カ月の間に香港寄港を拒否した艦船9隻にキティホーク戦闘群が含まれているのかなどは不明。

米国防総省はキティホーク立ち寄りの拒絶を「無責任な措置」と批判、中国側に理由の説明を求めている。キティホークの寄港申請は11月中旬に出されたとしている。

中国側は寄港拒否の理由にこれまで触れていないが、外務省報道官は29日、米国の行動で米中関係が損なわれていることが背景にあるとの考えを示している。米議会がチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に勲章を授与したことや米国による台湾への武器輸出などを指摘、関係悪化の要因としていた。

報道官の発言は、米中関係が後退しているとの認識から、中国当局が故意に入港を退けたとも受け止められている。また、ブッシュ大統領が28日、ホワイトハウスで訪米中の楊外相と会談して寄港拒絶問題を取り上げ、同外相が双方の誤解が原因と説明したとする報道を事実誤認と打ち消してもいた。


 入港を拒否されたアメリカの反応↓

米空母、台湾海峡を通過 1996年の台湾海峡危機以来初めて【産経】
http://sankei.jp.msn.com/world/america/071130/amr0711301104010-n1.htm

 アメリカからしたら、台湾問題を含めた対中原則を改めて明確にした事件に他ならない。
 中国にとっては、1996年の国辱以来、「経済強国」になり「宇宙強国」になり「軍事強国」になった筈なのに、なに一つ変わっていない自分たちが明らかになったにすぎない。
 計画中の中華空母も、横須賀に寄航中の最新鋭ミサイル駆逐艦も、独自開発のJ10も、その気になった米海軍機動部隊の針路を捻じ曲げることは出来ない。Su-30が飛行停止になっていなくとも無理であろう。
 強力な対潜能力を保有しているにも関わらず、米空母は潜水艦を嫌う傾向が高いので、やかましい事では定評のある漢級を走り回らせておけば、もしかしたら横にずらすくらいは出来るかもしれない。
 結局、戦争覚悟で反応弾を打ち込むくらいしか手がない。


 日本にしてみたら、シーレーンを抱えている以上、アメリカ側のスタンスに立つしかない。せめて朝日新聞のいうところの「対話路線に戻るよう」中国に働きかけるべきだと思うのだが。今の内閣では(恐らくここ最近では最適任だと思われるにも関わらず)なにもしないに違いない。


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