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【雑感】「戦争も排除せず」尖閣問題で台湾行政院長【和文/産経】

http://sankei.jp.msn.com/world/china/080613/chn0806132028016-n1.htm

 【台北支局】尖閣諸島・魚釣島近海の日本領海内で10日、日本の巡視船と台湾の遊漁船が接触した事故で、台湾の劉兆玄行政院長(首相)は13日の立法院(国会)答弁で、日本との領有権をめぐる争いでは、問題解決の最終手段として「開戦の可能性を排除しない」という強硬姿勢を示した。

 中央通信によると、日台の主権が絡む尖閣をめぐる問題で、開戦は最終手段になると発言した劉院長に対し、中国国民党選出の立法委員(国会議員)が開戦の可能性があるかと確認したところ、院長はこれを肯定した。真意は対話による平和解決を前提としたものとみられるが、台湾では事故をきっかけに反日的な報道が過熱している。

 一方、欧鴻錬外交部長(外相)もこの日、日本側に拘留された遊漁船の船長が同日中に釈放されない場合、許世楷駐日代表(日本大使に相当)を台湾に召還すると言明した。

 船長は発言直後に釈放されて帰台したため、結果的に駐日代表の召還は見送られるとみられるが、5月に政権復帰した国民党は、「一つの中国は中華民国」という虚構を抱え、沖縄県は「琉球」と表記して「自国領土」とみなし、尖閣への領有権を主張している。台湾では12日に総統府が「釣魚台(尖閣の中国語名)は中華民国の領土だ」とする声明を発表したが、台湾海軍の艦船が18日、立法委員らを乗せて尖閣海域に展開し、台湾側の主張を訴える計画もある。

 

 
 上記記事によれば台湾当局の閣僚が、戦争を示唆したようであるのだが、台湾当局は国連に加盟していない。
 もし突発的な事態が発生して、日本政府が台湾当局に対して「専守防衛」を発動した場合、台湾当局を「台湾住民の利益を代表する政府」と認めたことにならないのだろうか?
「タリバーンをアフガン住民を代表する政府」だと認めるのとは訳が違う、台湾当局は戦後60年間実質支配、商業活動をおこなってきており、民主的な手続きで選出されている。
 しかも、台湾、尖閣諸島に関連すると思われる、サンフランシスコ平和条約、日中共同声明いずれも、台湾が中国のものだとも、尖閣が台湾/中国ものだとも認めていない。

 中国のマスコミ、特に右翼系の環球ネットでさえhttp://taiwan.huanqiu.com/news/2008-06/140679.html他人事のような書き方をしているが、日本が台湾当局を「他の手段を以ってする政治の継続」の相手として認めようとしているのだが、どうも理解してはいないようだ。
 極端な話、「台湾が日本に宣戦を布告しました。日本が専守防衛を発動しました。日本が台湾に勝ち、台湾が日本に併合されました」などという事になったら、中共ものんびりしていられないと思う。
 まあ、そんな火中の栗を拾うような真似、現在の日本は間違ってもしないが。台湾の当局は、あわよくばそこまで狙っている気がする。

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