「日本のメディアはなぜ、中国のマイナス面ばかり報道するのか。良い報道がなされるよう中国ではメディアを指導している。日本政府も指導すべきだ」と中国外交部局長が要求した件 朝日.com 2006.01.10 01:15JST
中国メディアの反日記事ばかり漁っている身にしてみると「良い報道」の単語にえらくくすぐられるものを覚えるのですが。とりあえず「ああっ、言っちゃったー」という「悪い」報道。「自由主義経済」をいくら謳ったところで、基本的に「自由主義」が理解できていない、完全に「内政干渉」以前の問題。
あの朝日ですら「報道規制」という単語を使ってます。まあ朝日おとくいの
ただ、中国が報道規制にまで言及するといったいびつな日中関係が続けば、小泉政権後に関係改善をはかる手だても失われかねない。山崎拓・前自民党副総裁は昨年暮れ、中国脅威論が「我が国に対する侵略の意図がある」ということになってしまう、と指摘した。これも脅威論が独り歩きする事態を恐れたからだ。
の一文が挿入されて、「中国がああいうのだから報道規制やむ無し」といった観のある、論旨ぐっちゃぐちゃの記事にはなってしまっています。動揺しているのでしょうなあ。
昔、小平も「政府が司法に介入すればいい」ような三権分立を無視した要求してました。日中間の摩擦は近代的な国際関係が理解されていないことに起因しているのですが、これも理解できないんだろうなあ。
新華網本家では1月10日 10:25現在ガス田に関する内容のみ、微笑ましいくらいに「良い報道」。ただの自爆のような気もしてきた。
そういやこんな話もありましたな。
「中国社会科学院、中国の総合国力を6位に採点」
米、英、露、仏、独、中、日、加、韓、印の順だとか。日本は外交、人的資源、軍事力で中国に劣るのだそうです、安心しますね。
さらに
「'05年第4四半期の景気指数」の件
同年第3四半期比で横ばい、前年同期比で下落との事。どの程度信用できるデータなのかが微妙なところですが、そのまま受け取ると不気味な兆候だといえます。上の「総合国力自画自賛」に比べて、こういう冷静な報道がでて来ると、怖い。
明日から三日出張で更新しません。
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