新華評論:歴史の教訓から警告と啓発を見出す -新華網 2006.09.02 19:11 CST-
http://news.xinhuanet.com/mil/2006-09/02/content_5040217.htm
9月3日は抗日戦争勝利記念日であった。なぜ3日かというと、日本がミズーリの艦上で無条件降伏文章に署名したのが1945年9月2日であり、3日を記念日にしようと「1951年8月13日に中央人民政府政務院が通告した」からだ。
毎年この時期になると「抗日」関係の記事がてんこもりで嬉しくなってくる。
上記記事要約:
日本は強かった、中国とは国力も懸絶していた、しかも残虐だった。偉大な中華民族は史上かつてない危機にさらされた。
結局中国が勝った。
勝った理由として、英雄の名前がずらずらと、戦術的には「伏撃戦、地下道戦、地雷戦、麻雀戦」を上げている。つまりひっくくめてゲリラ戦、最近の流行のマスコミ用語でいうテロと紙一重。
(ちなみに麻雀戦は小部隊による破壊活動の事)
個人的な話、筆者の外祖父が中国戦線にいっていた。話を聞くと「八路軍相手はやりにくかった」らしい。帝国陸軍でもゲリラ相手にはてこずったようだ。
それはさておき、記事を読んでいて「本当に戦勝国の記事?」と思ってしまう。(ここでは、中共も大日本帝国に宣戦布告しているので、戦勝国であるとする)
これはどうしても戦略的に見てハリウッド的な華々しさ、つまり「だまし討ちで苦戦→持久(サブキャラはここでやられる)→戦力回復(技術革新による新兵器とか、新戦術があればなおよい)→完璧な勝利→雄雄しく凱旋」フローに乗っていないからで。
筆者の認識では戦場の隅っこでウロチョロしていたという認識しかない。いや、あの状況ではゲリラ戦しかとりようがないし、それが正解だったであろう事は理解している。
はっきりしているのは中国の戦争映画は見ていて面白くないし感動もしない。
そもそも↓のような環境で作られる御用映画は大概面白くない。
「天安門」描いた映画監督を処分=無許可でカンヌ出品、5年間制作禁止-中国 -時事 2006.09.04 22:20 JST-
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2006090400931
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別件
民主主義強調、中国けん制 台湾、パラオでサミット -東京新聞 2006.09.04 13:16 JST-
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006090401001000.html【コロール(パラオ)4日共同】台湾と太平洋島しょ6カ国の元首による初の首脳会議「第1回台湾・太平洋友好国サミット」が4日、パラオの首都コロールで開かれた。台湾の陳水扁総統は冒頭、台湾と各国は「民主主義と自由、人権」などの価値観を共有する同じ海洋国家だと強調、太平洋地域で影響力を強める中国をけん制した。
また陳総統は中台が各国に支援をばらまく「小切手外交」を展開しているとの批判を念頭に「台湾は小切手を切っていないし、切ったこともない」と述べる一方、共に発展する協力システムをつくるのが首脳会議の最大の意義だと呼び掛けた。
総統の経済論より金の方がはるかに説得力があるだろう、という私見は別にして。尾翼に青天旭日旗を描いた総統専用機が、台湾域外に着陸し中華民国の総統が主権国家の首脳と会談した、という事実が重要。
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