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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

再復活の日 (『復活の日』続報)

2005-11-09 22:15:45 | 環境
記事No.1a:
【中国】湖南:鳥インフルエンザ感染か?100人を隔離検査
 中華医学会の鐘南山・会長は7日、湖南省・湘潭県で3人が原因不明の肺炎にかかり、そのうち1人が死亡したことに関して、「3人が鳥インフルエンザに感染したという最終的な診断は下されていない」と説明。
 ただし、この3人のうち2人が家禽類と密接に接触したことがあったため、これまでに周辺住民など100人あまりが隔離され、検査を受けたことを明らかにしている。8日付で信息時報が伝えた。(編集担当:恩田有紀・如月隼人)
(サーチナ・中国情報局) - 11月8日9時41分更新

 この【サーチナ】という会社は中国が大好きな方々が立ち上げた情報会社で、中国大好き傾向があります。そんな理由でいままで時事ネタには引っ張ってこなかったのですが、その会社にして「ここまで書くか」と思い転載しました。(同様の理由から【大紀元】も当面ネタ元にはするつもりがありません)半日後には同じサーチナからNo.1bの続報が・・・↓

記事No.1b:
【中国】「対策全面展開」、鳥インフルエンザで衛生部が指示
 衛生部は7日、高病原性鳥インフルエンザの流行防止を目的に、テレビ電話会議を開いた。予防や早期発見・早期対処等を徹底し、さまざまな部門との連携を重視。人への感染防止のための対策を徹底することを、全国の関係者に求めた。
 高強・衛生部長は鳥インフルエンザに関して観測の強化、早期発見、早期報告、速やかな対処、関連技術や物資の準備を要求した。
 また、各地の衛生部門が動物の感染報告を受けた場合、農業部門と共同で、「(報告と)同時に現場に急行」「同時に調査活動を展開」「同時に処理作業を進める」という、「3つの同時」を実効することを求めた。
 また、各地の衛生部門が観測のレベルを向上させ、教育部門、商工部門、民間航空、交通部門と緊密に協力し、情報のパイプを太くすることを要求した。(編集担当:如月隼人・恩田有紀)
(サーチナ・中国情報局) - 11月8日17時28分更新

 その二時間後にはかの【人民日報】がNo.2aの記事を・・・実はNo.2aと同じタイミングで、No.2bを配信しているにも関わらずです。

記事No.2a:
【中国、鳥インフルエンザ対策で国際社会と協力へ】
ジュネーブで開かれた鳥インフルエンザ国際会議で7日、中国代表団を率いて出席した胡小笛・駐ジュネーブ国連代理大使は、国際機関や関係国との協力強化により世界的戦略を策定し、予想される鳥インフルエンザの大規模な感染拡大を共同で抑え込むという、中国政府の意向を示した。
胡代理大使は、鳥インフルエンザ対策に関する国際協力の推進をめぐり、次の提案を行った。
・世界保健機構(WHO)・国連食糧農業機関(FAO)を始めとする国連機構は、各国それぞれの必要に応じ、国際協力の調整を強化し、世界のリソースを動員・調整し、国際協力の的確性と有効性を高める。
・先進国を始めとする国際社会は、鳥インフルエンザ発生地、特に発展途上国・地域への支援を強化する。
・人と鳥への感染に関する整った監視・早期警戒システムを構築する。
・鳥インフルエンザ対策の技術研究を展開する。同時に知的財産権の問題を適切に処理し、感染の影響を受けた発展途上国のワクチンや薬品の購入・生産コストを引き下げる。
(編集NA)
「人民網日本語版」2005年11月8日19時43分


記事No.2b:
【中国、鳥インフルエンザの新治療薬を開発】
華南農業大学の研究室でこのほど、中国が開発した新たな鳥インフルエンザ治療薬を使って、H5N1アジア型鳥インフルエンザウイルスに人工的に感染させた生きたニワトリを治療する臨床実験が行われた。治療薬の開発機関は、中国農業科学院蘭州畜牧・獣薬研究所の農業部新獣薬工程重点開放実験室。実験結果によると、漢方薬の材料から抽出したヒペリシンが、100%の治癒率を示した。このほか、H9N2アジア型鳥インフルエンザにも一定の抑制作用があることがわかった。(編集SN)
「人民網日本語版」2005年11月8日19時42分

 SARSを持ち出すまでもなく「大躍進」「文革」「中越(懲罰)戦争」「チベット」「ウイグル」「天安門事件」「ネット警察」あーもうたくさんたくさん、からはっきりするように、中国は情報を統制しています。
 アウトブレイクを心配するブッシュ(Jr.)親爺が、No3a↓のように容疑をかけるのも十二分に前科があるのです。

記事No.3a:
【鳥インフルエンザ対策を重視=中国の情報開示に疑念か-米大統領】
 【ワシントン8日時事】ブッシュ米大統領は8日、アジア歴訪を前にした会見で、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や中国などアジア各国との協議では、鳥インフルエンザ対策を重視する意向を表明した。同大統領は1日、鳥インフルエンザ・ウイルスが人間の間で感染する型に変異し、大流行した場合に備えた国家戦略を発表したばかり。アジア歴訪中、流行の監視態勢強化などには各国の協力が欠かせない点を訴えていく方針だ。
 新型インフルエンザに備えた米国家戦略は特に、流行の兆候の早期察知を重要課題として挙げている。ブッシュ大統領は、APEC首脳会議や2国間対話で、流行の早期察知と感染拡大防止に向け、各国間の「情報の共有」の重要性を指摘するとみられる。
 同大統領はこの日の会見で、9月にニューヨークで行った胡錦濤中国国家主席との首脳会談の席上、鳥インフルエンザ問題を話し合ったことに触れ、訪中時に「再び取り上げる」と述べた。
 同大統領が中国との協議にこだわる背景には、「中国が鳥インフルエンザに関して国際社会に情報をきちんと開示するかどうかをめぐり、米政府内に強い疑念がある」(米外交評議会のシガール上級研究員)との指摘もある。 
(時事通信) - 11月9日9時1分更新

 そのような目で記事No1a-2bまでを見てみると、記事間に中共当局のなりふり構わぬ狼狽ぶりが見えてしまいます。
「アイヤー!鶏が死ぬアル、ヒトにも感染してるアル、隔離できないアルゥゥゥ!!」
 傍で見るより事態は深刻なのではないでしょうか。他人事ではありません、20世紀初頭のスペイン風邪は世界大戦の継戦が不可能なほど流行したのです。現在のヒトの移動は速度、量、共に当時とは比べ物になりません。とりあえず予防注射を打ち、栄養と睡眠を充分に摂り、規則正しい生活を心がけ、免疫機能を整えておきましょう。
 ダメ押しに、傍証として↓の記事。

記事No.1c:
【中国】農業部長「遼寧省の鳥インフルエンザ、抑制は困難」
 農業部の杜青林・部長は8日、遼寧省で発生した高病型の鳥インフルエンザが拡散・蔓延する可能性が高まっていることを表明した。中国新聞社が伝えた。
 10月以来、中国では4つの省と自治区で鳥インフルエンザが発生したが、杜・部長は「内モンゴル自治区、安徽省、湖南省の状況は比較的よい。しかし、遼寧省・黒山(こくさん)県の場合には、感染拡大の抑制及び制圧は非常に困難だ」と述べた。
 杜・部長は、予防策及び早期発見・早期対処の重要性を述べると同時に、劣悪なワクチンの弊害がきわめて大きいことを強調した。
 黒山県の鳥インフルエンザは現地時間11月7日17時の時点で、18の郷と鎮(町村レベルの行政区画)に広がっていることが確認されている。(編集担当:如月隼人・恩田有紀)
(サーチナ・中国情報局) - 11月9日10時9分更新

追記

 そういや、既に5日の時点でこんな記事があったんだよなあ・・・わざわざ「部隊の健康や安定を維持」って書いてるのが変だとは感じたんだが、軍は集団生活だから感染もさぞかし早いことだろうて(『復活の日』にもそういう描写が出てくる)

記事No.4a:
【鳥インフルエンザで警戒強化=解放軍が緊急通知-中国】
 【北京5日時事】5日付の中国人民解放軍機関紙・解放軍報によると、軍総後勤部(後方支援担当)は国内で鳥インフルエンザ感染が相次ぐ中、各部隊に迅速な対策強化を求める緊急通知を出した。通知は「各部門は十分に準備を行い、決して警戒を緩めてはいけない」として部隊の健康や安定を維持するよう指示した。 
(時事通信) - 11月5日21時0分更新


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