http://news.xinhuanet.com/world/2008-02/16/content_7613480.htm
一言でいうと、小泉内閣の時代に散々お目にかかった「日本軍国主義化/右傾化論」、蒋介石や周恩来以来の伝統をもつ「日本脅威論」と変わらない内容。
安倍内閣以来、時折のはねっかえり記事を除いては、あまり目にしなくなったのだが、このところ特に軍事関連の記事でこの傾向が目立って来ている。
・毒ギョーザに対する牽制
・雪害の不満を日本に向けようとする謀略
脊髄反射でこのような考えが思いつくところではあるが。
筆者は最近、中共、いや中南海がそのような情報操作をおこなえるまで、権力を維持していないのではないか、と思えてきている。(かといって、清末-民国初期のように、軍閥が割拠している状態というつもりはない)
一応胡錦涛系の新聞として、【青年参考】が資源調査船に関する記事を載せているのだが、これなど相変わらず冷静かつ分析的な内容でありhttp://news.xinhuanet.com/world/2008-02/15/content_7610945.htm、その姿勢と上記のヒステリックとも言える「抗日記事」や、質総検局長の「袋を開封してまた密封することは、ハイテクなど使わなくても普通の人でもできる」http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008021301000746.html発言とのギャップに、どうも違和感がありすぎるのだ。
戦前の日本は、ロシア(ソ連)に対する防衛上の問題から、支那に関わっていき、ついには抜き差しならない状態になった、という解釈も可能かと最近考え始めている。中国に関わったとしても日本にとってメリットは全くない、あるのは荒廃した土地、インフラが整った都市では年々上昇する人件費、一人当たりのGDPがグァテマラ、ヨルダン並みの人民、地方政府の朝令暮改、のみである。
まあ、日本の国力から考えても、70年前のような関わりあいかたをするのは不可能なので、そうそう心配もしていないのだが。
不安なのは、70年前も状況は同じであり、軍人、特に陸軍はそう認識していたことなのだ。
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