原文
元禄の昔 深川に怪しき鼠 出ず
浅黄にて 尾鍵の如く 耳長し
某家が猫 此れを喰らはむとて 戯れたるに ひかひか とて えれきてるを放つ
猫 魂ぎりて 逃げかへりたり
人 怪しみて 此れを 比加鼠 とぞいふ
現代語訳
元禄の頃、深川に不思議なネズミがでた。
色は浅黄色で、尻尾はギザギザになっており、耳は長い。
ある家で飼っている猫が、このネズミを食べようとしてじゃれかかったところ、「ヒカヒカ」といいながらエレキテル(電気)を放った。
猫は驚いて逃げ帰った。
人々は不思議に思い、このネズミを「比加鼠」と名づけたという。
「比加鼠」
元禄の昔 深川に怪しき鼠 出ず
浅黄にて 尾鍵の如く 耳長し
某家が猫 此れを喰らはむとて 戯れたるに ひかひか とて えれきてるを放つ
猫 魂ぎりて 逃げかへりたり
人 怪しみて 此れを 比加鼠 とぞいふ
現代語訳
元禄の頃、深川に不思議なネズミがでた。
色は浅黄色で、尻尾はギザギザになっており、耳は長い。
ある家で飼っている猫が、このネズミを食べようとしてじゃれかかったところ、「ヒカヒカ」といいながらエレキテル(電気)を放った。
猫は驚いて逃げ帰った。
人々は不思議に思い、このネズミを「比加鼠」と名づけたという。

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