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旧態依然

風力発電:クリーンエネルギーのはずが… 環境論争、自然破壊を懸念 /静岡 -MSN毎日新聞 2006.08.16-

 ◇大規模施設計画相次ぎ--住民や自治体

 次世代のクリーンエネルギーとして期待される風力発電の施設建設計画が相次ぎ表面化し、住民や自治体の間に「景観や環境の破壊につながる」との懸念が広がっている。県内で稼働中の施設は風車1~3基の小規模だが、計画中のものは10~40と大規模なのが特徴。「環境にやさしい発電」の推進が環境悪化への懸念を招く皮肉な結果となっている。【鈴木英世、望月和美】

 大型施設の計画が持ち上がったのは昨年から。電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS法)施行(03年4月)により風力発電が有力なビジネスになった事情が背景にある。技術
革新による低コスト高性能化が拍車を掛けた。

 県内に設置済みの施設は12カ所19基。自家発電中心のため小規模だ。一方、建設計画では浜松市40基、伊豆地区の5カ所75基などいずれも大規模だ。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に補助金申請を準備しているものだけで115基。このほか、富士山ろくや牧之原市など検討中も含めると150基近くになるとみられる。

 2カ所35基が計画されている東伊豆町では、自然保護活動団体などが先月24日、環境省などに「巨大発電所は建設場所によっては森林などの自然を破壊し、クリーンエネルギーにつながらない」と意見書を提出するなど、反対運動を展開中だ。

(略)

 つまり「森林などの自然を破壊するから巨大風力発電所は「クリーンエネルギー」につながらない」が自然保護団体などの言い分のようである。
 よくわからない、「クリーンエネルギー」は環境保護の為であって自然保護の為の概念ではないはず。温暖化防止だけを考えたら、森林が二酸化炭素を吸収しない以上風力発電所を建設して火力発電所を減らしたほうが環境にいい。伐採によって災害は発生するとなればこれは別の話。
 自然保護の為に風力発電所を建設させたくないのであれば「つながらない」などと言わずに「風力発電は効率が低くて無駄」といえばいい。温暖化防止と自然保護、まったく無関係の問題をさも同じ事象のように無理矢理記事にするからこうなる。
 実は「クリーンエネルギー」も不思議な単語であって、きれいなエネルギーなぞ存在しない。「温暖化ガス放出が少ない」という意味で使いたいのなら「再生可能エネルギー」というべき。揚げ足とりをしたいわけではなく、つまり「自然保護団体」もマスコミも「環境保護」の意識はこの程度だという指摘。
 自然も環境の一部ではあるが、極論すれば化石燃料を使い果たして人口が激減すれば自然は回復する。それでは人類にとってあまり意味がないので、持続可能な社会をどのように模索していくか、が環境。夜は電灯が点くのが当たり前、というのは日本でさえここ数十年だけの話。
 ○レー○立てた○○船をもう2~○隻流してやれば分かりやすいかもしれない。

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