路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【社説①】:週のはじめに考える 試練の「戦利品」を未来へ

2020-04-19 06:10:55 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【社説①】:週のはじめに考える 試練の「戦利品」を未来へ

  『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:週のはじめに考える 試練の「戦利品」を未来へ

 新型コロナウイルスとの厳しい闘いが日本はじめ世界各地で続いています。先行きが見えないだけによけいに苦しい。人類はこれまでにもさまざまな感染症に見舞われてきましたが、そのたび克服し生き延びてきました。歴史から、新型コロナウイルスと対峙(たいじ)するヒントが見つかるかもしれません。

 政府の緊急事態宣言発令後、都心では、昼間も含め全面休業のお知らせが張られたシャッターが目立ちました。日銭を失い、廃業に追い込まれる会社や店も増えています。知の拠点である学校、図書館、書店も閉鎖されました。

 連日、練習に汗を流していた高校球児は部活が取りやめとなり、自主練に切り替えました。夏の大会まで中止になりかねない事態に浮かない表情です。

 ◆積極さが悪徳行為に

 人々は、街は、ウイルスによってひどく痛め付けられています。

 ウイルス蔓延(まんえん)を防ぐため、価値観も変更せざるを得なくなりました。他人としゃべり合い笑い合って理解を深めるコミュニケーション、街を明るくするにぎわい、勤勉な通勤や通学、見聞を広める旅行などがウイルスをばらまく迷惑行為と批判されるようになったのです。意欲的な姿勢や積極性が悪徳へと転換したのです。

 疫病が人類に大きなショックをもたらしたのは、今回が初めてではありません。

 かつて欧州に大きな被害をもたらしたのがペストでした。十四世紀半ばからほぼ半世紀、大きく三波にわたり猛威を振るいました。

 ももの付け根などのリンパ節が腫れ、高熱を発し、脳神経が冒されます。全身に紫黒色の斑が現れることから、黒死病とも呼ばれ恐れられました。当時、欧州にいた人口の三分の一から四分の一に当たる二千五百万~三千万人が亡くなったとみられています。

 ペスト菌を保有したネズミなどからノミを介して感染。ペスト菌は中国などが起源とみられ、東西を結ぶ「シルクロード」や、中国を支配していた帝国・元の版図拡大などに伴い、感染が広がっていったようです。

 いわば、当時のグローバル化が疫病を広めました。

 ◆ペストが変えたもの

 ペストは欧州の社会を激変させました。ペストの毒を広めたなどのぬれぎぬでユダヤ人への迫害が激化しました。

 死を間近に感じ、生きているうちに快楽を追求しようとする一方で、ペストは神からの罰だとして自他にむち打ちを課して許しを請う奇妙な運動も広がりました。閉塞(へいそく)感から抜け出そうと、貿易商人らの海外進出が進みました。

 ペストによる多数の死亡者で人口が激減、労働力を集めるため荘園の領主は農民らの賃金を上げざるを得なくなりました。中世の荘園制度や身分制は徐々に崩壊、十四~十六世紀にかけてのルネサンスにつながり、近代への扉が開きます。

 ペストは十七世紀にも再び、欧州に魔の手を伸ばしました。「ロビンソン・クルーソー」の作者デフォーは、ロンドンだけで十万人が亡くなったと伝えています。英国の大学も休校になりました。手持ちぶさたな間、ある学生はいくつかの構想を深めます。「万有引力の法則」などを突き止めた科学者ニュートンです。「創造的休暇」とも言われています。

 この時のペストで、ドイツ・アルプス麓の街オーバーアマガウでも多くの市民が亡くなりました。生き残った人々はペストによる犠牲がこれ以上出ないことを祈り、受難劇を十年に一回捧(ささ)げると誓って一六三四年、初演しました。第二次大戦などによる中断はありましたが、綿々と続けてきました。ちょうど今年五月に予定されていた上演はコロナ禍で二年後に延期されましたが、ペストの「文化遺産」の一つとも言えるでしょう。

 新型コロナウイルスは世界中で多くの命を奪い、経済的に苦境に追い込んでいます。ペスト時のユダヤ人迫害を思わせる、感染者や医療従事者への故無き差別も生じています。人間はウイルスにやられっぱなしです。得るものはないのでしょうか。

 ◆ニュートンのように

 価値観の転換を前向きに受け止めたいと思います。

 娯楽や社交の「自粛」を自分を見つめ直す機会ととらえます。在宅勤務や自宅学習にすることで効率的な働き方学び方を考えます。家にいる時間が増えることで家族との絆も深まるかもしれません。私たちは、昔は想像もできなかったITという武器も持っています。コロナ禍の試練で得たものを未来につなげたい。

 敵は見えず、多方面にわたるこれまでに類のなかった闘いです。ニュートンのように、少しでも多くの「戦利品」を分捕れるよう、知恵を絞りたいと思います。

  元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2020年04月19日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【筆洗】:古い小咄(こばなし)にこんなのがある。

2020-04-19 06:10:50 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【筆洗】:古い小咄(こばなし)にこんなのがある。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:古い小咄(こばなし)にこんなのがある。

 親子で散歩していると親父の方が川に落っこちてしまう。子どもが親父を助けてくれと通行人に頼むと謝礼金の交渉になる。次第に金額がつり上がっていくのを聞いていた親父、「それ以上、出すぐらいなら、オレは沈むぞ」▼こっちはスコットランドの冗談。沼に落ちて身動きが取れない男がいた。上半身だけ見えている。人々がロープで引き上げようとするが、動かない。持ち上げられないと声をかけると、この男、「しかたない。あぶみから足を抜くか」。男は馬にまたがったままだった▼いずれもけちんぼうの話だが、馬をあきらめた分、スコットランドの男にはまだ救いがある。安倍首相も馬をようやくあきらめたようである。政府は新型コロナウイルス対策として国民一人当たり十万円を給付する方針を決めた▼国民を守るため総額十数兆円規模の馬を犠牲にすることになるのだろう。当初閣議決定した減収世帯への三十万円給付は時間がかかる上、対象が限定的。不安を募らせる国民が中途半端な給付に納得しないのは無理もない▼見直しは当然でいくらかかろうとも、目の前の危機から守らなければならない国民の生活がある▼首相が見直しを決断し、混乱をわびたことはよしとする。が、最初は渋って、馬から下りなかった人のことを国民が忘れてくれるかどうかはまた別の話である。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2020年04月19日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

                                             

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【首相の一日】:4月18日(土)

2020-04-19 06:10:45 | 【政策・閣議決定・骨太方針・国の基金・愚策、マイナカード・2025大阪万博他】

【首相の一日】:4月18日(土)

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相の一日】:4月18日(土

 【午前】来客なく、東京・富ケ谷の私邸で過ごす。

 【午後】3時49分、官邸。4時2分、加藤勝信厚生労働相、菅義偉官房長官、西村康稔経済再生担当相、西村明宏、岡田直樹、杉田和博各官房副長官、北村滋国家安全保障局長、和泉洋人、長谷川栄一、今井尚哉各首相補佐官、樽見英樹新型コロナウイルス感染症対策推進室長、森健良外務審議官、鈴木康裕厚労省医務技監。19分、西村経済再生担当相。27分、北村国家安全保障局長。45分、公邸。5時2分、私邸。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2020年04月19日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説①】:全国民に10万円 スピード不足甚だしい

2020-04-19 06:10:35 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【社説①】:全国民に10万円 スピード不足甚だしい

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:全国民に10万円 スピード不足甚だしい

 政府が新型コロナウイルス対策として全国民十万円給付を表明した。減収世帯向け三十万円給付への異論が噴出し方針を変えた。生活不安が高まる中、対応の混乱ぶりを強く批判せざるを得ない。

 三十万円案については検討過程から与党内も含め反対論が相次いで出ていた。制限を設けたため対象が少なすぎる上、申請が複雑で手続きの遅れも必至だった。

 しかし安倍政権は当初案で押し通し結局失敗した。批判に耳を傾けない姿勢には改めて猛省を促したい。

 今後、いったん閣議決定した補正予算案の組み替え作業を行い国会での成立を目指す。ただ最初から全国民一律給付をしていればより早く実施できたはずだ。

 混乱による遅れは否めず、与野党と関係省庁はスピード最優先で給付を実現すべきだ。同時にネット環境がなくて情報入手が困難である場合など、さまざまなケースも想定し給付漏れを防ぐよう求めたい。

 帝国データバンクの十六日時点の調査では、コロナによる倒産は六十一件に上る。自治体や地域金融機関には中小零細を中心に融資申し込みが殺到している。

 倒産に至らなくても資金繰りに窮している企業は間違いなく激増している。繁華街でも多くが休業を余儀なくされている。収入を断たれた人々が生活に困る姿は想像に難くない。学費が払えず未来への希望を持てない若者も増えるだろう。

 給付は急激に悪化した国民生活を救うことが目的であるはずだ。ところが麻生太郎財務相は「要望される方に配る」と述べた。これだと再び制度設計が混乱し遅れが生じる恐れが出る。富裕層には配った後、税で徴収する手もある。

 経済同友会の桜田謙悟代表幹事も、消費維持を念頭に電子マネーでの給付を求める発言をした。給付の主な目的が依然、消費刺激だと誤認しているとしか思えない。

 現職閣僚や財界トップの発言は国民の現状を知っているのか疑問視せざるを得ない。

 コロナ禍をめぐる対策はすべて手探りだ。さまざまな意見が出て調整が難しいことは理解できる。しかし暮らしの実態把握がずれていては致命的だ。

 感染拡大が収まらなければ、さらなる経済対策は確実に必要となるだろう。

 追加補正を打ち続けることも視野に入れた前例のない姿勢で暮らしを守らねばならない。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2020年04月18日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説②】:韓国与党圧勝 今こそ日韓協力の時だ

2020-04-19 06:10:30 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・島根県の竹島(韓国名・独島)の領有権・アジア】

【社説②】:韓国与党圧勝 今こそ日韓協力の時だ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:韓国与党圧勝 今こそ日韓協力の時だ

 新型コロナウイルス禍が続く韓国で、総選挙が行われ与党が圧勝した。政権運営は安定するものの、経済の大幅な落ち込みも予想されている。この機会に、対日関係の改善にも取り組んでほしい。

 選挙戦は、政府の感染予防対策が焦点となった。韓国では南東部の大邱(テグ)で、キリスト教系の教会を中心に集団感染が起き、一日に九百人を超える感染者を出した。

 文在寅(ムンジェイン)政権は二〇一五年に起きた中東呼吸器症候群(MERS)の経験を生かし、一日二万件の検査能力を整備。積極的に検査を進めた。手軽なドライブスルー検査も開発し、世界に広まった。

 感染者が増え、医療崩壊を招くとの懸念もあったが、軽症者を収容する施設を準備し、最悪の事態を免れた。迅速な情報公開にも努め、市民の不安解消に貢献した。

 韓国の一連の対策は、「コロナ対策のモデル」として国際的にも評価が高く、日本が参考にできる点も少なくない。文大統領は危機管理能力が評価され、支持率が跳ね上がっていた。

 韓国での感染者数は、ここ数日三十人以下と落ち着いている。総選挙については、朝鮮戦争(一九五〇~五三年)中も実施されたことから、予定通り進められた。

 投票者はマスクが義務化され、前の人と一定の距離を保つなど厳しい防疫措置が取られた。

 症状のない自宅隔離の人にも投票の機会が与えられ、66・2%という実に二十八年ぶりの高投票率を記録した。

 厳しい状況下で、民主主義の大切なプロセスである選挙が大きな問題なく実施できた。このことは、外出禁止が続く世界の人たちにも、希望を与えたはずだ。

 今回の結果で、任期が残り二年となった文政権は安定した国会運営が可能となった。対日姿勢もより強硬になるとの見方もある。

 国政運営はそう簡単ではない。文大統領自身、本格的な経済危機が始まるとの見通しを示した。

 輸出依存体質なうえ、自営業者の比率が高い韓国では、今後経営難に直面する企業が増え、雇用問題が深刻化するのは間違いない。

 一方日韓間には、徴用工を巡る訴訟がある。原告側が進める被告企業の資産現金化が、六月にも行われるとの見方も出ている。

 歴史もからみ解決は簡単ではないが、今は理念や原則にこだわらず、協力すべき時期だ。与党の圧勝を好機として、日韓関係の改善を進めてほしい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2020年04月18日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【筆洗】:飲むためではない酒を険しい顔でひとふくみするのは、池部良さんだったはずだ。

2020-04-19 06:10:25 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【筆洗】:飲むためではない酒を険しい顔でひとふくみするのは、池部良さんだったはずだ

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:飲むためではない酒を険しい顔でひとふくみするのは、池部良さんだったはずだ。

 銃弾が残る主人公役の高倉健さんの腕にぶっと吹きつけては、小刀をとる。そんなシーンがたしか映画『昭和残侠伝』にあった。健さんが痛みに歯を食いしばっていた▼消毒を酒で。西部劇や戦争映画でも似たような場面をよく見た覚えがある。SF小説や歴史文学のひとこまが、次々に現実になるような昨今だが、ここでもまた、現代の世に映画の世界を思わせるような話である。アルコール度数の高い酒が消毒に使えると、厚生労働省が特例として認めたという▼異例の代用である。もちろん口から吹きつけるわけでも、刃物による荒療治のためでもないのだが、本当に医療機関などで、消毒のための切実な求めがあるのだという▼すでに酒どころの老舗酒造会社や名のある企業が、消毒用の酒をつくりはじめている。引き合いは、かなりあるそうだ。医療の現場で深刻化する危機の表れであろう▼医療用のマスクやガウンなどとともに消毒液も底をついている施設は多いという。感染のおそれを感じつつ、節約や使い回しなどで、奮闘している人々の話に胸が詰まる▼ポリ袋を使ったガウンづくりに取り組む病院もある。手作りした防護服などを寄付する人も多いそうだ。歯を食いしばる人たちが救われ、報われる筋書きを考えなければならない。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2020年04月18日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【首相の一日】:4月17日(金)

2020-04-19 06:10:20 | 【政策・閣議決定・骨太方針・国の基金・愚策、マイナカード・2025大阪万博他】

【首相の一日】:4月17日(金)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相の一日】:4月17日(金)

 【午前】9時51分、公邸から官邸。52分、報道各社のインタビュー。

 【午後】0時56分、岡田直樹官房副長官、北村滋国家安全保障局長、外務省の森健良外務審議官、高橋克彦中東アフリカ局長。1時5分、北村国家安全保障局長。2時36分、菅義偉官房長官、西村康稔経済再生担当相、西村明宏、岡田、杉田和博各官房副長官、北村国家安全保障局長、和泉洋人、長谷川栄一両首相補佐官、樽見英樹新型コロナウイルス感染症対策推進室長、森外務審議官、鈴木康裕厚生労働省医務技監。53分、西村経済再生担当相。3時24分、国会。34分、衆院厚生労働委員会。5時11分、官邸。6時1分、記者会見。7時15分、トルコのエルドアン大統領と電話会談。8時31分、東京・富ケ谷の私邸。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2020年04月18日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説①】:全国に緊急事態宣言 命守る対策を広く速く

2020-04-19 06:10:15 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【社説①】:全国に緊急事態宣言 命守る対策を広く速く

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:全国に緊急事態宣言 命守る対策を広く速く

 すべき対策、できる努力はまだある。新型コロナウイルス感染拡大を抑え、必要な医療が提供できなくなる医療崩壊を防ぐために、それぞれの地域で、職場で、家庭で感染を防ぐ行動を選び実践したい。終息への出口が見えない苦しさを共有しながら、しかし必ず抑え込めるとの希望も共にある。

    ×     ×

 政府は全国を対象に緊急事態を宣言した。

 七日に東京や大阪など七都府県に宣言を出したが、対象地域から地方へ移動する人が増えるなど感染が拡大していると判断した。

 ◆自治体の危機感が先行

 宣言は、累計の感染者数、患者数が倍になるまでの期間、感染経路が分からない患者割合などが判断の要件だった。全国に宣言を広げるのなら政府はまずその根拠を丁寧に説明すべきだ。

 既に、感染経路不明者の増加に危機感を持った愛知をはじめ、岐阜、三重、石川、福井の各県も独自の緊急事態宣言を出した。

 政府は自治体の声に押される形で全国に向け宣言を出さざるを得なくなったということだろう。

 宣言に基づいて、全知事には施設利用の制限や医療施設開設のための建物や土地の強制使用ができるようになる。私権制限を伴う措置は慎重に進めるよう、あらためて求めたい。その上で地域の状況に合わせ、やるべき対応を迅速に柔軟に実施してほしい。

 対象地域は全国となる。政府は地域ごとのさらにきめ細かい情報を発信すべきだ。そのためには自治体との情報共有や対策の連携を担う人材を厚くしてはどうか。

 宣言後の休業要請の対象範囲について政府は東京都との連携に手間取った。対策はスピードが問われる。それを忘れるべきでない。

 これ以上の感染を広げないために最も有効な対策は、国民の外出や移動の抑制だ。

 ◆外出抑制を徹底したい

 専門家は日々の人との接触を八割減らすことができれば、二週間程度で新しく感染する人を抑えられ、一カ月後には効果が確認できると呼び掛けている。一日十人会うところを二人に減らす目安だ。人ごとと思わずできる対策を実践したい。

 東京では宣言が出て一週間が経過したが、出勤する人がいる平日の人出をいかに減らすかが課題として分かってきた。

 出勤の必要な人もいる。在宅勤務や時差出勤、交代勤務などを徹底したい。政府は自粛を要請するだけでは不十分だ。テレワーク導入拡大へ必要な機器購入の財政支援や、働く人への休業補償など支援も拡充すべきだ。

 宣言が全国に及ぶと休業する飲食店なども増える。政府は休業補償には依然として後ろ向きだ。安心して休業できれば外出抑制にもつながる。

 安倍晋三首相は補正予算を組み替え、一人当たり一律十万円の給付を表明した。三十万円の給付案は対象が限定され効果に疑問があった。与党に押されての決断は政権の責任が問われるが、より多くの人への迅速な支援につながる。

 さらにやるべき対策がある。

 救急医療に支障が出だした。感染の広がりで医療崩壊の懸念が強まっている。

 東京消防庁によると、複数の医療機関から受け入れを拒否されるなど救急患者の搬送先が決まらないケースが三月、九百三十一件と前年同期と比べ約三割増えた。

 感染が疑われる患者の救急搬送が増えると、心筋梗塞など緊急を要する患者の治療が遅れる心配もある。救急医療の現場からは「救急医療体制の崩壊」を実感しているとの声も出ている。

 現在、発熱などの症状のある人は、保健所が運営する相談センターを通して検査や専門医療機関での治療を受けている。

 だが、この方法では増える感染者に対応できなくなった。その分、救急医療にしわ寄せが来ている。しかも、感染者を受け入れる態勢がないなどの理由で受け入れを拒否されるケースが出ている。

 全国どこの地域でも医療崩壊は避けなければならない。どの医療機関も感染者の治療に直面すると考え、不足するマスクなどの防護具の確保を急いでほしい。政府は確保を支援すべきだ。

 ◆医療の崩壊防ぐ知恵を

 検査態勢の強化も不可欠だ。相談電話が殺到している相談センターを通すルートだけでは不十分だ。東京では自治体や医師会、医療機関が連携し検査所や、発熱外来を設置する取り組みが始まった。感染者の検査や治療の分担が進めば、保健所や他の医療機関の負担軽減にもなる。他の自治体も参考にできる。

 外出の自粛は感染者を減らし、医療現場を支える。そう理解してできることは確実に実践したい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2020年04月17日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【筆洗】:歌人の島木赤彦による童謡詩『月夜』は、かすかな物音が耳元に

2020-04-19 06:10:10 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【筆洗】:歌人の島木赤彦による童謡詩『月夜』は、かすかな物音が耳元に響いてくるような夜の静かさをえがく。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:歌人の島木赤彦による童謡詩『月夜』は、かすかな物音が耳元に響いてくるような夜の静かさをえがく。

 <杏(あんず)が熟れて/落ちるのか/月夜の畑に/音がする/草木も眠った/夜なかごろ/誰も知らない/音がする>▼窓の向こうの道路から、いつもほど車の往来の音は聞こえてこない。近くに道行く人の気配も感じない。詩を思わせる夜が、ここのところ続いている。緊急事態宣言の拡大で、こうした静かさも全国に広がることになろうか▼実際に地球は静かになっているらしい。世界の都市部を測定している地震計は、自動車や人の往来による振動が、激減していると示している▼新型コロナウイルス対策のための都市封鎖などで、異例の静かさだそうだ。おかげで、研究者はふだん聞こえにくい音をとらえられるようになったという。米国のナショナルジオグラフィック誌が伝えていた▼欧州では、夜のバルコニーから、医療に携わる人たちへの拍手が起き、感謝の声があがった。感染のおそれのなかで、ウイルスと闘う人たちだ。遠くの声を近くに感じさせるように、離れて奮闘する人たちへの共感を呼び起こす静かな夜であろう。わが国でも同じ思いを感じている人も多いはずだ▼各国で空気もきれいになっているという。経済活動の停滞による一時的なこととみられるが、やればできるという声が耳元に響くようでもある。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2020年04月17日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【首相の一日】:4月16日(木)

2020-04-19 06:10:05 | 【政策・閣議決定・骨太方針・国の基金・愚策、マイナカード・2025大阪万博他】

【首相の一日】:4月16日(木)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相の一日】:4月16日(木)

 【午前】9時58分、官邸。11時29分、麻生太郎副総理兼財務相、太田充財務省主計局長。

 【午後】0時9分、麻生副総理兼財務相。12分、自民党の二階俊博幹事長、林幹雄幹事長代理、岸田文雄政調会長。菅義偉官房長官同席。2時51分、滝沢裕昭内閣情報官。3時24分、菅官房長官、西村康稔経済再生担当相、西村明宏、岡田直樹、杉田和博各官房副長官、長谷川栄一、今井尚哉両首相補佐官、樽見英樹新型コロナウイルス感染症対策推進室長。40分、加藤勝信厚生労働相加わる。4時33分、医療用防護具の生産企業関係者らとテレビ会議。7時15分、加藤厚労相、菅官房長官、西村、岡田、杉田各官房副長官、北村滋国家安全保障局長、和泉洋人、長谷川、今井各首相補佐官、樽見新型コロナウイルス感染症対策推進室長、森健良外務審議官、鈴木康裕厚労省医務技監。8時17分、新型コロナウイルス感染症の政府対策本部。9時36分、先進7カ国(G7)首脳テレビ電話会議。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2020年04月17日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説①】:WHOと米国 拠出停止は行き過ぎだ

2020-04-19 06:09:55 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【社説①】:WHOと米国 拠出停止は行き過ぎだ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:WHOと米国 拠出停止は行き過ぎだ

 新型コロナウイルス対策を巡り世界保健機関(WHO)が中国寄りだとして、米国が拠出金停止を表明した。批判があるのは事実だが、過剰対応は感染防止への足かせとなる。拠出は続けるべきだ。

 不満を口にしたのはトランプ米大統領だった。WHOが「中国に偏っている」「誤った情報によって、多くの死を招いた」と激しい言葉で指摘した。

 今年一月、米国が中国からの入国制限に踏み切った際、WHOが批判したことや、WHOが新型コロナウイルスを巡る緊急事態宣言をいったん見送った後、感染者の爆発的拡大が起きたことに不信感を募らせていたようだ。

 WHOと台湾との対立も表面化している。台湾の衛生当局は昨年末にWHOに電文を送り、中国で発生した新型肺炎に対して警戒するよういち早く伝えたが、放置されたと不満を表明している。

 WHOは、国際的な衛生問題を担当する国際機関だ。世界百五十カ国以上からの約八千人が働く。感染症などの疾病撲滅を主要事業としており、今回の感染拡大でも重要な役割を担っている。

 ところがその組織のトップ、テドロス事務局長に、中国との密接な関係が指摘されている。

 テドロス氏の辞任を求めるネット上の署名では、世界中からすでに九十万件以上が集まっている。

 署名の理由書は、テドロス氏が事態をあまりにも過小評価し、中国政府から報告された死亡者、感染者数をうのみにしたことを問題視している。

 中国は近年、国際機関への拠出金を増やし、その影響力を強めている。WHOへの拠出は二〇二〇年に約二千八百七十万ドル(約三十一億円)となり、米国に次ぐ二位となった。日本は三位に落ちた。

 さらにテドロス氏の出身国であるエチオピアは、中国から巨額な経済支援を受けている。これらが「中国寄り」の背景なら、看過できない。批判に謙虚に耳を傾け、より公平な運営に努めるべきだ。

 ただ、トランプ氏の責任転嫁は見慣れた光景でもある。初動対策が遅れた自身への批判をかわすため、WHOをやり玉に挙げているだけではないのか。

 新型コロナウイルスの感染者は世界で二百万人に迫り、死者は十二万人を超えた。米国が拠出を止めれば、死者をさらに増やすだろう。無責任のそしりは免れない。

 不満があるなら、感染が世界的なピークを越えた後に、時間をかけて話し合えばいいはずだ。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2020年04月16日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説②】:農業基本計画 「足腰」鍛える政策を

2020-04-19 06:09:50 | 【食糧自給率・農業・JA・農協・農家・化学肥料・米の作柄・牛・豚・養鶏・野菜】

【社説②】:農業基本計画 「足腰」鍛える政策を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:農業基本計画 「足腰」鍛える政策を

 農政の指針を示す「食料・農業・農村基本計画」が閣議決定された。五年に一度の改定だ。コロナ禍なども背景に、官邸が主導する農業の大規模集約化、輸出振興偏重からの転換の兆しも見える。

 新たな基本計画は、カロリー換算の食料自給率を、二〇三〇年度に45%へ引き上げる目標を柱に据えている。一八年度には37%と過去最低に落ち込んだ。

 現政権は農産物の輸出を「成長戦略」の一つとし、「担い手」と呼ばれる地域の中核農家に農地を集約、大規模効率化で農家の所得を向上させ、自給率を引き上げるという戦略を採ってきた。

 ところが、農産物市場開放の嵐が吹き荒れる中、優良品種の開発を都道府県に義務付けた主要農産物種子法を廃止するなど、「国産」の不利になるような、ちぐはぐな政策を打ち出してきた。

 農業就業者は一五年の二百八万人から昨年は百六十八万人に減少した。このうちの約七割を、六十五歳以上が占めている。耕作放棄地は滋賀県の面積と同じくらいに広がった。

 「足腰」が弱っては、世界との競争に勝ち抜けるはずもない。生産基盤の強化こそ、焦眉の急である。そこで新基本計画は「経営規模の大小にかかわらず、生産基盤の強化を図る」旨、明記した。

 コロナ禍で物流が停滞し、海外依存へのリスクが顕在化したこともある。急きょ「新たな感染症への対応」として、「(海外依存の)この状況を速やかに解消し、生産基盤・経営の安定を図ることが重要である」などと書き込んだ。

 官邸主導の大規模集約化だけでなく、新規就農者を呼び込み、都市近郊や中山間の農地を守る地域政策にも力を入れるという。このような基盤強化政策こそが求められていたのではなかったか。

 農業者の側も、新たな道を模索し始めた。例えば大規模化が困難な都市近郊で農地を探し、新規就農する若い世代が増えている。

 都会のレストランと契約し、そのニーズに合わせた多種多様な食材を、日々少量ずつ速やかに送り込む-。都市近郊のハンディは、強みにかわる。

 都会の人に「週末農業」の場を提供するレクリエーション農園も増えている。自ら土に触れた消費者が、国産志向に目覚める効果もあるという。

 就農の仕方も、農地が生み出す価値も多種多様。育ち始めた芽を伸ばす、具体策を望みたい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2020年04月16日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【筆洗】:剣道では竹刀が相手を打ち込んだだけでは一本とはならぬ。

2020-04-19 06:09:45 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【筆洗】:剣道では竹刀が相手を打ち込んだだけでは一本とはならぬ。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:剣道では竹刀が相手を打ち込んだだけでは一本とはならぬ。

 気・剣・体が一致した打突。そこに残心が加わってやっと一本となる▼残心とは攻撃後の心の構え。池波正太郎が書いている。「勝ったと思ってみても、決定的な勝ちではなく、相手が立ち向かってくる場合もある。それにそなえて、心を勝負に残す」▼残心どころか、相手を十分に打ち据える前から竹刀を放り投げるような話だろう。トランプ米大統領。どうやら新型コロナウイルス対策で制限してきた経済活動の早期再開を考えているようである▼ここ数日、米国では新規入院者数の増加がやや緩やかで、それを見た判断か。反対するのは感染者の多いニューヨーク州で指揮を執るクオモ知事。厳しい外出制限でかすかに見えた明るい兆し。ここで気を緩めては元も子もない。もっともな話である▼初動の遅れを批判される大統領としては経済活動の再開で支持をという計算があるらしいが、相手は強敵。ゆめゆめ油断召されるな。残心のない甘い剣が招く結果は残念の方になりかねない▼お開きの小咄(こばなし)。首相のマスクが小さい。某国のスパイがその理由を調べて上司に報告した。「トランプ大統領への配慮です」。大統領はマスクをしない。同盟国の首相としては真似(まね)をしたいが、マスクなしは危険。政権内での激論の末、「マスクはする」。ただし「少し小さく」。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2020年04月16日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【記者たちの胸ポケット】:よく見ると…/あり得ない字/自分で書くと

2020-04-19 06:09:40 | 【新聞社・報道・マスコミ・雑誌】

【記者たちの胸ポケット】:よく見ると…/あり得ない字/自分で書くと

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【記者たちの胸ポケット】:よく見ると…/あり得ない字/自分で書くと

 ◆よく見ると…

大橋可奈子(37)校閲部

写真

 校閲の仕事を「記事を読んで誤字脱字を直したり、事実関係を調べたりすること」と説明すると、「どんなところに間違いがあるのか」とよく聞かれる。間違いやすいポイントというのはあるのだが、この質問に一言で答えるのは難しい。

 ある原稿に「人口」と出てきた。この時、まず考えるのは同音異義で間違いやすい「人工」の変換ミスではないかということだ。文脈上、「人口」で間違いないな、と確認したものの何だか違和感が…。

 よく見ると、そこに書かれていたのは「人口」ではなく「入口」。「じんこう」と打って「入口」と変換されるはずがない。なぜ突然「いりぐち」と打ったのか理由は謎だが、間違いはこんな思わぬ形で潜んでいる。

 ◆あり得ない字

 「訂正 1回目のタイトル文字に誤りがありました」

 入社一年目、名古屋勤務時代に出してしまった訂正だ。名作シリーズとして連載が始まった坂口安吾『堕落論』の「論」の文字デザインが誤っていた。十三画目の横線の下にさらにもう一本横線が付いていたのだ。

 先輩から「(字形が似ている)『墜落論』になってないように気を付けろよ」と冗談で言われていたが、まさかあり得ない字が出てくるとは思ってもいなかった。このようなミスを防ぐにはどうするか。当時のデスクに教わった方法は「文字を上からなぞる」こと。以来、タイトルカット、手描きの漫画やイラストなどに出てくる文字は必ずなぞってチェックしている。

 以前連載していた四コマ漫画で「煮」の字になぜか草かんむりが付いていたことがあったのだが、この方法で紙面には載らずに済んだ。

 ◆自分で書くと

 実は前の「論」の字の話で「十三画目」とあるところを最初「十五画目」と書いていた。調べ直して間違っていることに気付き、慌てて直した。

 こうして自分で原稿を書くのは八年ぶり。人の原稿の校閲をしていると「何でこんなところ間違えるんだろう」と思うことも正直ある。なのに、いざ書いてみると自分のいいかげんさにあきれてしまう。

 一字一句漏らさず読み、調べる。それが、記者が書いた記事を正しく伝えるための手助けに少しでもなればうれしい。

 ◆<おおはし・かなこ>

 東京都出身。2006年入社。主にニュース面を担当。仕事を終え、家でとりためたドラマを見ながらお酒を飲むのが楽しみ。休日は書道教室に通い、稽古に励む。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【記者たちの胸ポケット】  2020年04月16日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【首相の一日】:4月15日(水)

2020-04-19 06:09:35 | 【政策・閣議決定・骨太方針・国の基金・愚策、マイナカード・2025大阪万博他】

【首相の一日】:4月15日(水)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相の一日】:4月15日(水)

 【午前】9時51分、公邸から官邸。55分、山口那津男公明党代表。

 【午後】1時59分、西村康稔経済再生担当相、内閣府の山崎重孝事務次官、田和宏内閣府審議官、多田明弘政策統括官。2時18分、西村経済再生担当相。29分、西村明宏官房副長官、北村滋国家安全保障局長、今井尚哉首相補佐官、森健良、金杉憲治両外務審議官、武内良樹財務官、鈴木康裕厚生労働省医務技監、田中繁広経済産業審議官。3時36分、加藤勝信厚労相、菅義偉官房長官、西村経済再生担当相、西村、岡田直樹、杉田和博各官房副長官、今井首相補佐官、樽見英樹新型コロナウイルス感染症対策推進室長。4時、加藤厚労相、梶山弘志経産相、今井首相補佐官、荒井勝喜経産省政策立案総括審議官。34分、医療用防護具の生産企業関係者らとテレビ会議。5時3分、菅、西村、岡田、杉田正副官房長官、北村国家安全保障局長、和泉洋人、長谷川栄一、今井各首相補佐官、樽見新型コロナウイルス感染症対策推進室長、森外務審議官、吉田学厚労省医政局長。4分、西村経済再生担当相加わる。6分、加藤厚労相加わる。33分、経済財政諮問会議。7時19分、東京・富ケ谷の私邸。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2020年04月16日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする